アメリカBASSトーナメント参戦を目指すアマチュアバサー、KenD(けんでぃ)の奮戦記をお送りします。。。

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[D] 最強ノット、”パロマーノット”の落とし穴

“最強”と名高いパロマーノット
しかし結び方によっては、強度がガタ落ちになる弱点も!?
そのメカニズムと、結束のコツをシェアします。

 

パロマーノット最強説

皆さんこんにちは、KenD(けんでぃ)です。
さて、釣りをやり込めばやり込むほど、気になってくるのが”ノット”ではないでしょうか。
そんなわけで以前、どんな結束にも通用する「結び方」のキモをシェアさせて頂きました。

rope-1465296_640

しかしそれとは別に、「結局、どのノットが強いのか?」というのは、釣り人なら誰もが気になる事では無いかと思います。
と言うわけで今回は、巷で“最強”の呼び声が高い、パロマーノットとその注意点についてお送りします。

 

安定のハングマンズノット

ところで、普段私が常用している結び方はパロマーでは無く“ハングマンズノット”です。

ハングマンズノットユニチカHPより)

その理由は、

強い(一説には、パロマーノットより強いという話もある)
早い(現場で結ぶのが簡単)
安定(失敗が少なく、平均して強い強度が得られる)

・・・の3点です。

特に重要視しているのは最後の「安定」で、フィールドで雨風に晒されながら結んでもまず失敗がありません。
逆に言うとパロマーは強いのですが、意外とあっさり切れてしまう事があると感じていました。
ですので強度の最高値よりも、バラつきの少ない方を選んでいるというわけです。

 

パロマーノットの正しい結び方

パロマ―ノットユニチカHPより)

しかし前回お邪魔したヒロ内藤氏のセミナーにて、パロマーノットを上手く結ぶ最大のコツを教えて頂きました。
それは・・・「ダブルラインを、1本の糸として扱う」事なのだそうです。

IMG_20160614_204046

つまり途中で糸が交差したり、2本の糸の引っ張り加減に差が出来てはダメとの事。
その点がクリア出来ていないと、手順だけ正しく結んでもしっかりとした強度は出ないのだそうです。

パロマーノット(ヒロ内藤さんに直接結んで頂いたパロマーノット。貴重過ぎてほどけませんw)

 

数値の証明

そんな話を書こうと思っていた矢先、超人気ジギングサイトジギング魂さんに興味深い記事がUPされていました。
テーマはズバリ「パロマーノットはミスにご用心!」という事で、10回結んで強度テストを行った結果が載っていたのです。
そして私が感じていたのと同様、「上手く行けば強いけれど、バラつきが大きい」という結果になっていました。

パロマーノット2「ジギング魂」さんより)

やはりそうなのか!と膝を叩いたわけですが、さすがジギング魂さん・・・それだけでは終わりません。
強度が出ない理由はどこにあるのか?を徹底分析。
そして、「ダブルラインが交差してしまうと、下敷きになったラインに力が集中してそこでラインが切れてしまう」という結論に辿り着いたのだそうです。

パロマーノット3「ジギング魂」さんより)

つまり行き着く所は、ヒロ内藤さんの「ダブルラインを、1本の糸として扱う」と同じなのだろうと思います。
それを数字で明らかにされた事に、非常に感銘を受けた次第です。
(ちなみに私はジギングも少しやるのでいつも見ていますが、他にも素晴らしい記事満載です!)

 

パロマーノットは必要なのか?

では最後に、パロマーノットは必要なのか?を考えてみたいと思います。

結論として、私はバスフィッシングでは基本的にハングマンズノットを使います。
もし結び方が上達して、常に100%近い結束強度が出せたとしても・・・です。

確かに最強なのかもしれませんが、ハングマンズノットも相当強いノットですので、その差はそこまで大きく無い気が。
そうであれば、やはり手早く結べるメリットを優先したいと思うからです。

13627931_267333143642059_220785674_n(ちなみに、PEラインを結んでもスッポ抜けないのもハングマンズノットの大きな利点です)

ではパロマーは不要なのかと言えばそうでは無く、現状では併用して使っています。
そしてその出し所と言うのは・・・「30lb以上の太糸を使う時」。
ジギングなどで使う太糸のフロロの場合、ハングマンズノットでは滑りが悪くて上手く締まらないように感じるからです。

buri

と言うわけで現在の私の使い分けは、

バス・シーバス → ハングマンズノット
オフショアジギング・キャスティング → パロマーノット

となっています。
ノットでお悩みの方には、参考にして頂ければ幸いです。
(ちなみにラインの銘柄によっても、だいぶノットの強さが違う気がします。お勧めはやっぱりR18フロロリミテッドですね・・・)

 

 
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    • nanasinoturibito
    • 2017年 10月 12日

    ハングマンズノットは巻いてるときにばらしてしまうかつ
    〆こむときにうまく〆こめないのでパロマーのほうが自分はやりやすいです

    • 確かにハングマンズノットって、締め込む時にラインが痛んだりっていうのがちょくちょくありますよね(;´∀`)

    • さかな
    • 2018年 3月 03日

    激しく同意です!

    クリンチノットのショボさに気づいた初心者の頃から様々なノットを試しましたが、一番実釣果につながっているのはハングマンズノットでした!

    そしてR-18リミテッドを使ったときの衝撃!
    どんな魚種でもこれでイケるのでは!??という信頼感!

    やはり良いものは良い!ですね!(*^^*)

    • おお、ご同意頂き幸いです(^^♪
      昔はJBでも公式ノット(?)見たいな扱いだったので、ノットと言えばクリンチノットでしょ・・・と思ってましたが(苦笑)。
      フロロリミテッド+ハングマンズノットのコンボは圧倒的に強いと実感しました!!

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