アメリカBASSトーナメント参戦を目指すアマチュアバサー、KenD(けんでぃ)の奮戦記をお送りします。。。

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[D] 下剋上?返り討ち!?風雲急を告げる”親睦”トーナメント

利用者の親睦と、マナーアップを目指す“都田オープン”
しかし下剋上を狙う飢えた若手が、トッププロに牙を剥く!?
風雲急を告げる大会に、衝撃の結末が訪れます!!

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風雲急を告げる都田オープン

みなさんこんにちは、ディープストリームのKenD(けんでぃ)です。
さて先日の日曜日は、地元浜松市にある都田川ダム(いなさ湖)にて開催された都田オープンに参加してきました。
以前もシェアした、湖を利用する釣り人同士がクラブ等の垣根を超えて交流するための、親睦の釣り大会です。

しかし地元の黒田健史選手が参加するという事で、野心的な若手が大興奮!
「TOP50プロだか何だか知らねーけど、その鼻っ柱を叩き折ってやるぜ」とばかりに、挑戦状を突きつけて来たのです!!
直前になって和やかなはずの釣りイベントが、一気に凄惨な戦場の様相を呈してきました・・・。

しかもそのメンツはかなり強烈で、現役JB選手として亀山や河口湖で実力を発揮する若手アングラーに加え、過去にマスターズで優勝経験もある凄腕まで・・・。
この日のために数十万を掛けてボートをブラッシュアップさせたというエピソードまで飛び出す、飢えた獣たちが手ぐすねを引く修羅場と化しつつあったのですwww

危うく巻き込まれそうになったKenDですが、「えぇと、これはみんなで仲良く一緒にお魚を釣る親睦イベントのはずで・・・あわわわ」と逃げを決める事に(苦笑)。
こうして水面下で(ごく一部の)コンテンダーが熱い火花を散らすwww、都田オープンの幕が切って落とされたのでした。

 

“日本的バスフィッシング”の難しさ

さて都田川ダムはエレキ限定レイクのため、私自身はアルミボートをお借りして出場させて頂きました。
(お貸しくださったbosuさん、ありがとうございました!!)

完全に初めてのフィールドで魚探も無かったため、ディープは捨てて目に見える変化のみに絞る事に。
35℃の猛暑日も予想されていたため、考えていたポイントは以下の二つでした。

・水通しの良いカバー
・最上流エリア

しかし最上流は狭いと聞いていた上に、プロレベルのサイト・フィッシャーマンがゴロゴロしている状況ではキツいと判断。
そこで水通しの良いカバーを撃って単発の魚をかき集め、遅い時間帯にプレッシャーが抜けていれば、あわよくば最上流の魚も狙おう・・・と皮算用しました。
というわけでまずはカケヅカさんになった気分で(笑)、冠水ブッシュと浮きゴミカバーブラッシュホグの1/2ozのテキサスリグで撃って行きます。

(写真無いのですが、イメージではこんな感じですw)

ところがここで、摩訶不思議な怪現象に悩まされる事に・・・。
着水直後に「ツツン!」というバイトは多発するのですが、待てどアワセど一向にフックアップしません。
しかも周りを見ると、釣り上げているシーンを見かける事もしばしば。
何かがおかしい・・・と考えているうちに、「アベレージは300~400gくらい」というローカルのアドバイスを思い出したのです。

ワームが大き過ぎるのかもしれない・・・と、ここでベビーブラッシュホッグにチェンジ。
シンカーも軽めの3/8ozに換えたりしてみますが、やはりショートバイトの傾向は一向に変わりません。
PEだから食い込みが悪いのかな・・・とも思いましたが、ローカルも結構PE直結で釣っていると聞いていたので、謎は深まるばかりです。
(ただし後から判明したのは、私が使っていたような5号-65lbのPEではなく、PE1号のパワースピンという意味だったそうですwww)

(1人だけ65lbでフリッピングして、超浮きまくり・・・恥ずかしいったらありゃしないwww)

さらにライトにするという選択肢もあったのですが、釣りたいのはアベレージではなくキロアップの魚。
ならば軽くして釣りのペースを落とすより、手数とスピードで勝負しようと考えた結果・・・完全にノーフィッシュ(笑)。
残り時間10分、こりゃ本当に駄目だとタイニーブラッシュホグにチェンジして、350gを一匹釣ったのみで終了となってしまったのでした。。。

(ガチ合わせしたら宙を飛んできましたwww顔が引きつっております・・・)

日本ではおそらく最も一般的だと思われる、中~小規模リザーバーでのバスフィッシング。
ボートフィッシングを始めてからほとんど琵琶湖しか行った事の無かった自分にとっては、これはあまりにも高いハードルでした。
初めてのフィールドうんぬんの前に、リザーバーでの自分のパフォーマンスの低さが悔しくて仕方ありません。
(まともにリザーバーでボートフィッシングをしたのは、昨年の亀山くらいかも?)

しかしあらためてバスフィッシングと言う釣りの多様性を知ることができ、非常に興味深い一日となりました。
う~ん、もっとリザーバーの修業を積みたい!!

 

ホンモノの凄味

湖自体が小さく、プレッシャーも過密になりがちな都田川ダム。
これは相当難しい大会だったのだろうな・・・と思いきや、ローカルの方々はしっかりとバスをキャッチ。
アベレージサイズでリミットメイクして、3尾・1kg前後のウェイトを持ち込んだ方が多数いらっしゃったのはさすがの一言でした。

(しかしタフコンディションだったのは確かなようで、皆さんサイズアップに苦しんだようです)

しかし検量中、ド肝を抜くビッグフィッシュが会場に衝撃を与えます。
若きJB戦士、大会最年少の阿部選手が持ち込んだのは50.5cmのスーパーキッカー!
これは30cm前後の個体が大半を占める中、まるで一匹だけ魚種が違うかのような巨大魚でした!!

朝イチの最上流部サイトでこのキッカーを仕留めた阿部選手。
黒田選手とすれ違いざま、「あとはリミット揃えたら優勝ですね」と捨て台詞を吐いていったそうですが・・・(笑)。
並み居る手練れのローカルを振り切って2215gをマーク、唯一の2kg台に乗せて初勝利に王手を掛けます。

もはやこれを止められる可能性があるのは、黒田選手しかいない・・・。
下剋上か?それとも返り討ちか!?会場中が固唾を飲んで見守る中、満を持して持ち込まれたのは何とブっ千切りの3488g!!!
ビッグフィッシュ賞となる51.5cm-1808gのモンスターフィッシュを仕留め、規格外のウェイトで圧勝を決めたのです!!

他のフィールドのアングラーであれば、なんだ3尾で3kg台か・・・と思われるかもしれません。
しかしアベレージ300gの湖では、これは会場中がショックを受ける途方もないビッグウェイトでした。
その時・その場所に一緒に立っていたからこそ感じられる、本物のプロの凄味に皆が圧倒されたのではないでしょうか。

(今回参加されなかった方々にも、ぜひこの場の臨場感を味わってほしかったです!)

トーナメントプロと言うと、遠い世界の住人過ぎてどれくらい上手いのか実感がわかない・・・という方は少なくないと思います。
腕に覚えのあるアングラーなら、「自分のホームなら勝てるんじゃないか?」と思う人もいるでしょう。
そうした目に見えにくい「釣りの上手さ」を痛いほど実感できる(苦笑)、貴重な機会でもあった大会でした。

(そして敗者には徹底的に上下関係を誇示する・・・JB戦士の掟とは厳しいものですねwww)

というわけで入賞された方々、本当におめでとうございました!

 

釣りが出来るのは「当たり前」じゃない

そんな予想外の熱戦で盛り上がった都田オープンですが(笑)、本来の目的である親睦イベントしても大成功だったように映りました。
都田川ダムは昇降のために長いスロープを降りる必要があるのですが、参加者の皆が協力し合って作業を進めました。
暑い中の大変な作業でしたが、だからこそ余計に連帯感が深まっていったように感じます。

また、年代も20代から70代以上(?)までと非常に幅広い参加者が集結。
大会参加者以外に見学の方も足を運んで下さり、注目度の高さが窺い知れます。
地元の観光協会企業の協賛も頂き、地域密着イベントとしての成熟を実感しました。

遠州信用金庫さま、マスコットのご参加ありがとうございました!)

一時は閉鎖の危機もあった貴重なフィールド、都田ダム(引佐湖)
それを守り続けて来て下さった地元アングラーの方々の熱意と努力に、今さらながら頭が下がる想いです。
しかし一部の釣り人によるトラブルもあるそうで、将来的に利用し続けられるかは決して保証されていません・・・。
マナーとルールをしっかりと守るのが大前提です)

今あるフィールドで釣りが出来るのは、決して「当たり前」では無い

その影に多くの先人たちの努力があった事を、私たちは忘れてはならないのだと思います。

大勢の釣り人が休日を楽しむ豊かな釣り場を、これからもずっと守っていくために。
アングラー同士の親睦と交流を深めるこのイベントを、来年以降も応援させて頂きたいと思います。
運営に努力された皆さま、本当に本当にお疲れ様でした&ありがとうございました!!
(そして私自身も、釣り環境の改善にいよいよ動き出していきます!)

(定番ですがゴミ拾い活動も。意外と釣り糸などは少なかったのですが、ポイ捨ては決してしないようお願いいたします。。。)

 
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    • ひばらん
    • 2017年 7月 19日

    いつもためになる話ありがとうございます。
    1年前東北に来る前数年浜松に住んでました。
    浜松でバスフィールドと言ったら都田ダムと当時ありましたPOPEYEの店員の方に教えてもらいしばらく通いましたね。
    その為にゴムボートとか一式揃えて。やはり上流で50をあげた記憶があります。その後私も琵琶湖に通い出し都田ダムには行かなくなり転勤してしまいました。
    都田ダムいまだ健在ですね!嬉しくなりました。
    身近なフィールドはずっと残していきたいですね。

    • いつもお読みいただきありがとうございました!
      都田に通われていたのですね~。
      上流での50UPは、お見事としか言いようがありません(^^♪
      決して簡単ではないですが、大切にしていきたい素晴らしいフィールドだと思います!
      (ちなみに私は東北に住んでから、中部の方に移ってきました。逆パターンですねwww)

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