アメリカBASSトーナメント参戦を目指すアマチュアバサー、KenD(けんでぃ)の奮戦記をお送りします。。。

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:[D] “特化力”でハイエンドを喰う、フルレンジC65MHの真髄

何と1万円台で買える、フットボールスペシャル“C65MH”
格安ロッドにも関わらず、その性能はハイエンドを喰う事も!?
“特化力”を武器に展開する、フルレンジシリーズの真髄を考えます。

notice : Please select your language and translate by “Google Translator”on the sidebar(or selectbox below).Thank you!

普通のフルレンジ

皆さんこんにちは、ディープストリームのKenD(けんでぃ)です。
さて、安価ながら非常に高い性能を誇るテイルウォークの“フルレンジ”・・・。
ゾディアス&エクスプライドの対抗馬として、個人的に今一番注目しているロッドシリーズです。

これまでC67MH/SL、そしてC63M/Gというなかなか他には無いスペックを試してきました。
そして3本目の今回は、フットボールジグ用としてC65MHについて紹介いたします。
ある意味で普通なスぺックのこの一本から、さらにフルレンジシリーズの理解を深めて見たいと思います。

 

フットボール用ロッドとして

さてテクニカルジグ&ワームロッドと題されたフルレンジC65MH、私はフットボールジグ用として購入しました。
2016年のバスオブジャパン入鹿池戦で、坂口選手がフットボールを駆使して驚異的スコアで圧勝していたからです。

(写真はテイルウォークさんHPより。しかも3尾・5210gのビッグウェイト!!)

主な使用用途は、キャスティングでディープボトムの地形変化を探るというフットボールの王道。
琵琶湖であれば浚渫エリア、リザーバーなら岩盤などに沿わせて、ジグをコンタクトさせながら探る使い方です。
この状況で3/8~1/2ozのフットボールを使用してみたのですが、期待通りの非常に快適な使い心地でした。

(1/4とか5/8も使えなくはないですが、スイートなのは3/8~1/2ozくらいかなと。。。)

まずはティップセクションですが、ここは短さも手伝ってか「ビシッ」と強めの張りがあります。
ヘビー目のジグをミドル~ロングディスタンスで操作するには、これが重要なキモになると考えています。
ここがソフトだとロッド操作がティップに喰われてしまい、遠くのジグをキビキビと動かせないと思うからです。

(操作時はスローテーパーに感じるくらいの、いわゆる「棒ロッド」だと思います)

さらに(おそらく)素材の弾性率が高いのも、フットボールの操作性を高めていると感じます。
上に書いた操作のダイレクト感とともに、(普段はあまり重視しないですが)感度が高いのもこの釣りでは重要なポイント。
ジグのスタック具合を感じ取りながらラインスラックを調整し、あるいはピッと跳ねさせて根掛かりを回避するなど、自由自在な操作感は本当に気持ち良いの一言です。

もちろんこの感度・操作性にはロッドレングスの短さ(現代としては)も貢献していると思われ、ロングロッドでは難しい丁寧な操作がイージーに。
岩盤の壁をダウンヒルに落としていくなど、精密なコントロールをするなら大好きなグロリアス1611H+よりも適任と思われます。
このように適材適所の素材・長さ・テーパーセッティングを施す事によって、フットボールの釣りに非常に高い性能を発揮していると感じました。

 

特化する事の強さ

ちなみにホームページの解説には、

テクニカルジグ&ワーム
テキサスリグ、ラバージグ、チャターベイト、ヘビーダウンショット、スピナーベイト、バックスライド系ノーシンカー、ジギングスプーン
細かい操作が可能になるジグ&ワーム専用ロッド。
誘い、掛けてからの取り回しなどレスポンスの良い攻めが可能になった

・・・と記載されていますが、個人的にはヘビダンやノーシンカーにはティップが硬過ぎるように感じます。
全体の張りが強いので、チャターやスピナーベイトの巻き物にも正直マッチするとは思えませんでした。
このロッドはあくまでも、丁寧な操作が必要とされるディスタンス遠めのボトムゲーム向きではないでしょうか。

ちなみにアキュラシーの必要な近距離のカバー撃ちにも使用してみましたが、曲がりにくいロッドなのでそこまでキャスタビリティが高いとは感じませんでした。
レングス短めで悪くは無いのですが、素材をもう少しダルめにした上で、マイクロガイドにして操作のダイレクト感を補っても面白いのかも知れません。
(そう言う作り方をしたら、ワイルドサイド的になるような気もしますがw。WSC63MHとか・・・)
あとは張りが強い棒ロッドなので、バラシやすさはそれなりのように思います。。。

 
ちなみに掛けてからのテーパーは、上の画像にあるようにミディアムファースト位の感じ。
ともあれ、少なくとも良く曲がるタイプのロッドでは無いと思います。
近距離のカバー撃ちに使用するのであれば、グロリアス1611H+の方が向いているように思えました。

“ワイルドスティンガー”は名竿だと思います。。。)

とは言え3/8~1/2ozフットボールでディープを探るのであれば、多くのハイエンドロッドを喰う高性能を持ち合わせているように思います。
素材も部品もある意味「普通」、そしてたったの1万円台という驚異の価格で素晴らしい実釣性能を引き出すセッティングの妙・・・。
フルレンジシリーズの武器は、用途を絞る事で最高のパフォーマンスを発揮させる「特化力にこそあるのではないかと感じました。

(Xテープのラッピングはバットセクションのみ。おそらく性能にはあまり寄与していないでしょう)

というわけでフルレンジC65MH、フットボーラーには強くお勧めできる素晴らしいロッドだと思います。
フットボールが苦手、あるいはやった事が無いというアングラーの方にも、手の出しやすい価格で手に入るのは嬉しい限りでしょう。
ジグの釣りは専用ロッドが決定的に重要だと思いますので、ぜひ試してみて欲しい一本です。

 

 
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  1. こんにちわ
    相変わらず素敵なブログと群を抜いたバスフィッシング記事に勉強させてもらってます。
    あなたのような良識のあるそして人望のある方が言う一言一言は重さが違う、今の最前線にいるバスプロやバスフィッシングで飯を食ってる人の大半がおざなりにして来たフィールドを守る、マナーを守る、ルールを守る、そこを是非定期的にではなく毎回発信していってもらえればと悪い意味での他力本願のような物言いを勘弁してください。
    バスフィの店長、四国のヤマト屋の店長のようにフィールドを守るためにバスフィッシングを守るためにブログにおいて短い間隔でその事を発信していかないとバスフィッシングが出来なくなればバスブログもへったくれもあったもんじゃない。
    難しいこと言うとバサーが離れる、今ではなく自分のポジションが確立されてその時になどと夢絵空事がもういいんではないですかね?
    昔の釣具屋のオヤジのように釣り上手達が発信しましょうよ!
    本末転倒
    目と鼻の先に待ってますよな手ぐすね引いて。

    私はあなたを尊敬してます。
    悪い意味での他力本願と捉えられてもけっこうです、私は私でやれる事を淡々とやっていきます。
    バスフィッシングの未来のために。

    乱文勘弁してください。

    • いやはや、過分にお褒め頂きお恥ずかしい限りです(;^ω^)
      私も行動しているだけで、まだまだ何の成果も出せていない身・・・。
      皆様のお力を借りて、何とか実のある活動にしていきたいです!
      クランクベイターさんの様に、フィールドを大切に想う同志の存在は本当に勇気づけられます!
      これからもバスフィッシングを愛し、その未来のためにお互い頑張りましょう!!

    • 東北民
    • 2017年 8月 08日

    フルレンジユーザーとして今回も楽しく読ませていただきました笑
    私は70MHを所有しているのですが65MHとは全然違う味付けでかなり驚きました、攻めてるなぁ…とただの長さ違いじゃなくセッティングの妙ってこう言うことだと思います。
    本当凝ったラインナップで実際使うかせめて店頭で触らないとわからない良さだと思うのでどんどん発信してほしいです(^^)
    個人的には66以下のMHクラスの巻物向けロッドや7フィート以下のHクラスジグロッドとかもラインナップ加えてくれたら!と思っております。

    • フカ
    • 2017年 8月 09日

    最近は、どの価格帯でも尖った用途のロッドが用意されていて嬉しい限りです。
    私が学生の頃は、バスワンでフラットバックジグを使っていました。
    ところでメーカーカタログやウェブサイトで見ることができる、ロッドのサブネームや説明について強く思うところがあります。例えば今回のC65MHのテクニカルジグ&ワームの様な。
    メーカーさんとしては”このロッドができる事”を沢山挙げたいというのは十分わかるのですが、ジグロッドとテキサスロッドのような似て非なるものを探すとき”このロッドが一番得意な事”をまず一つ紹介してくれれば、選定段階で迷いが少なくなるのに…と願っております。
    私の場合、経験不足も相まって理想のジグロッド、ドレッドノート エクスポーズに辿り着くまでに随分遠回りしてしまいました。もっとも今は今で、エクスポーズの後継選びに苦慮していますが。

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