アメリカBASSトーナメント参戦を目指すアマチュアバサー、KenD(けんでぃ)の奮戦記をお送りします。。。

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:[賀正2019] 心機一転!琵琶湖移住に賭ける想い

このたび意を決して、琵琶湖への移住を敢行しました。
決断の理由は、アメリカで目にしたあの舞台・・・。
人生において今、本気でバスに取り組む時が来たと感じています。

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決行!!心機一転の琵琶湖移住

皆さん明けましておめでとうございます、ディープストリームのKenD(けんでぃ)です。
いよいよ新しい1年のスタート、バスプロツアーワールドチャレンジと話題盛りだくさんの中・・・。
私KenDも新しい挑戦として、琵琶湖に移住して新しいフィッシングライフをスタートさせます。

この話をすると「え、琵琶湖移住!?それってご家族は・・・」と必ず訊かれますが、何とか辛うじて離婚はしておりませんのでご心配なく(笑)。
実は昨年の秋頃より、人生をバッサリとリセットして家族で滋賀県に所在を移したのでした。
というわけで今回は私事ながら、この決断に賭ける理由と意気込みを少しお話させて頂ければと思います。

 

とにかく練習量を増やすために

さて琵琶湖移住については、実のところかなり以前から考えていました。
浜松から片道200kmかかる琵琶湖巡礼は、時間的にも金銭的にも決して手軽なものではありません。
近くに住むことが出来たらと願ったことのあるアングラーは、私以外にも決して少なくないと思います。

しかし当然のことながら、仕事も家庭もある30代としては容易にできる事ではありません。
いつの日かきっと・・・と思いながらも、気付けばいつしか10年近い歳月が流れてしまっていました。
このまま何事もなければ、ずっとそう願い続けながら浜松で人生を終えただろうと思います。
そんな私の「普通の人生」が変わってしまったきっかけは、昨年挑戦したアメリカのトーナメントでした。

あの日、Bassmasterオープンの場で目の当たりにしたあまりにも鮮やかな光景の数々は、今も瞼に焼き付いて離れません。
いつの日か自分も、ボーターとしてあの場に立ってみたい・・・。
その日からずっと、私はそんな滅茶苦茶な夢から醒められずにいるのです。
それはまるで不治の病か、禁断の麻薬に冒された重病人のように。。。

しかしそれには気が遠くなるほどのハードルがいくつも待ち構えているわけですが、私には時間金銭面以外にも「そもそも釣りが下手」という致命的なアキレス腱があります。
もちろんバスプロではないわけですから、オープンを勝ち上がってエリートで賞金を稼いで食っていく・・・なんて事を目指しているわけではありません。
けれども今の実力のままでは、せっかく出場に漕ぎつけても「全く手も足も出なかった」で終わってしまうことが目に見えていると思うのです。

(©BASSMASTER)

ところで色々なご縁があって、私は実に多くのエキスパートアングラーの釣りを見る機会に恵まれました。
その中で嫌というほど痛感させられたのが、世の中にはセンスのある釣り人が実にたくさんいるという事です。
そしてひるがえって自分を省みてみると、あまりの才能の無さに泣きたくなってしまうのです。

さらに私の釣行日数はだいたい年間50日程度ですが、およそ半分は近場のソルト(浜名湖)。
バスだけに限れば20日台に減ってしまうわけで、これでは工夫や効率化の前に経験の絶対量が足りません。
あるトッププロは年間250日湖上に出るそうですので、私の練習量はわずか10分の1しかないわけです。
元々才能のある人が10倍も練習しているのですから、この状態では全く話にならないと言わざるを得ないでしょう。

ではセンスのない私がどうしたら良いかと言ったら、まずは練習量を増やさなければスタートラインにも立てないと思います。
しかしバスフィッシング不毛の地と呼ばれる静岡県には、なかなか近くに手軽なバスフィールドが無い・・・。
比較的近場の長良川でも片道1時間半はかかるわけで、どうやっても年間30日程度で限界が来てしまいます。
ですからとにかく「釣り場の近く」に移住することが、釣行日数を増やすための必要条件でした。

ですので移住先は別に琵琶湖である必要はなく、むしろ経験を増やすために違ったフィールドに行ってみたいとも思っていました。
けれどもある程度の規模があり、バスフィッシングが盛んでトーナメントも開催されているような釣り場は多くありません。
しかもそれに加えて学校などの子育て環境、ひいては妻のパート先が見つけやすいような職場環境まで考え出したら選択肢はほとんど無いでしょう。
つまりある程度の都市がフィールドに隣接しているという意味でも、琵琶湖というのは唯一無二の場所ではないかと考えたわけです。

(もしかしたら、霞ヶ浦の周囲も良いのかもしれませんが・・・)

 

資金繰りのウルトラC

しかしいくら釣りの腕を上げたとしても、シリーズ戦をこなすには莫大な資金が必要です。
特に私はアマチュアアングラーであり、アメリカを目指すのは「あの舞台を経験したいから」というごく個人的な理由に過ぎません。
プロではない以上、日本のバサーを代表するわけでもなければ、誰かに夢を見せるわけでもないのです。
ですからどこかからのスポンサードを期待するわけにはいかず、全てを自己資金で準備しなければいけないわけです。

(©BASSMASTER)

けれども試合で戦えるだけのボートや車を用意するとなると、1000万円近い初期費用を覚悟しなくてはならないと聞きます。
そこに渡航費や宿泊代、エントリーフィー、ガソリン代等が掛かってくることを考えるともはやめまいがしてきます。。。
これについては何度も何度もエクセルを叩いてシミュレーションしましたが、考えるほどに「家でも売らなきゃ無理でしょ」と絶望の淵に叩き落とされました。
自分のやりたい事を実現するためのお金すら用意できない不甲斐なさに、何度歯噛みしたか知れません。

ところが来る日も来る日も考え続けた末に、ある時ふと一つの事に気付いたのでした。

そうか、家を売ればいいのか!・・・と。

これならある程度まとまった資金が用意できますし、その上で琵琶湖の近くに移住すれば釣り場の問題も一挙に解決できます。
一度思いついてみると、今までどうして考えつかなかったのかと逆に不思議に思えてくるくらいでした。
今まで知らず知らずのうちに、家を売るのは良くないという固定観念に囚われてしまっていたのだなと・・・。
そしてまさに一挙両得のナイスアイディアを話した時の、妻の顔はたぶん一生忘れられそうにありません(爆)。

 

長い道のりの第一歩

私はソルトのシーバスやクロダイも大好きですし、ジギングもするマルチアングラー系の人間です。
特に浜名湖オープントーナメントにフル参戦した4年間は、今でも自分の釣りの血肉になっていると信じています。
しかしアメリカを見てきたことで、自分が心からやりたいのはバスフィッシングなのだと再認識することになりました。
もちろんソルトをやめるわけではありませんが、今は本気でバスに取り組む時が来たのだと思っています。

(残念ながらAOYは取れませんでしたが、通算3勝させて頂いたのは本当に大切な経験です。。。)

そんなわけでボーターとしてのRoad to Bassmaster米国トーナメント挑戦の道への第一歩を踏み出すこととなりました。
クリアしなければならない問題はまだまだ山積していますので、2年や3年ではとても参戦には漕ぎつけないと思いますが・・・。
2019年は琵琶湖を中心とした試合でとにかく経験値を上げながら、色々な準備を整えていきたいと思っています。

(とりあえず家が無事売れないと話になりませんしw)

おいおい、素人のクセにOPEN参戦しようとかこいつアホか・・・と嗤われるのは覚悟しています。
年齢を考えても、田辺プロ的に言えば「君、too lateって感じ」に違いありませんw
でもほら、「物語の主人公は笑われる方だ」って昨日の紅白でも歌われてたじゃないですかwww

 
30も半ばを過ぎてつくづく感じるのですが、人間の一生ってそんなに長いものじゃないなと。。。
心からやってみたいと思う事に出会えたのなら、精一杯チャレンジしてみなければ後悔すると最近思うのです・・・実現できるか否かは別として(苦笑)。

この事は少しづつ周囲の方に話してきたのですが、心ある何人かの方からは「マジでやめた方がいい。ここで引き返さないと人生踏み外す」と忠告を頂きました。
率直に言って、私も完全に同感ですwww
でもまあ最低限家庭人としての義務を果たした上で、どこまで出来るかとにかくやってみようと思っています。
ちょっとくらいは日本にも、そんな夢見がちのオヤジがいてもいいじゃないですか、ね?(笑)

(すいません飲みながらこの記事書いてますw)

というわけで2019年は、これまで以上にバスフィッシングに本腰を入れて頑張っていきたいと思います。
可能な限り試合に出たいですし、各地の凄腕の方々と釣りをしてみたいとも思っております。
フォロワーの皆様からもぜひ色々と勉強させて頂きたいと思っておりますので、これからもなにとぞよろしくお願いします。

2019年元旦 KenD

【※追記】
以前住んでいた家↓、絶賛売り出し中ですのでよろしければぜひご覧ください!

 

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    • だいち
    • 2019年 1月 01日

    初めての投稿失礼します。いつも楽しく読ませていただいてます。同じ30代の家庭を持つ身として自分にはアメリカのチャレンジと琵琶湖移住は絶対に無理な夢だと思ってました。そんな中のKenDさんの決意とセカイノオワリの歌に元旦から感銘を受けました。私もバス釣りは大好きですが、年間20数回。仕事と家庭の合間を縫いながら釣りを楽しんできたのですが、もっとうまくなりたい!やっぱりそのためにはKenDさんの言うように行くしかないですよね!ブログを読ませて頂き改めて決意が固まりました。まとまらない文章で申し訳ないですが、ブログこれからも楽しみにしています。

    • 初メッセージありがとうございました!
      正直物凄く無理していることは自覚しているのですが、やれるだけやってみようと今は決意いたしました!
      果たして妻子持ちアマチュアバサーがどこまでやれるのか?
      体を張ってレポートしていきたいと思いますので、一緒に頑張ってバスフィッシング道を突き進みましょう!!

    • TaKa
    • 2019年 1月 01日

    あけましておめでとうございます。
    新年早々凄い記事ですね。
    アメリカへの挑戦頑張ってください。
    オープンからプロになってクラシック優勝を目指すならtoo lateかもしれませんが、本気で遊ぶのに遅いも早いもないですよ。
    ご家族の理解があってのことなので、あまり無責任なことは言えませんが
    もしどうしようもなくなってしまった場合は、四国で良ければ雨風しのげるとこをお貸ししますんで(笑)

    • ありがとうございます、精一杯頑張っていきたいと思います!
      そうですね、遅いも早いも無いですよね(笑)。
      四国は魅力的なフィールドが盛りだくさんで、とっても行ってみたい場所です。。。
      どうしようもなくなった時はよろしくお願いいたしますwww

    • pop
    • 2019年 1月 02日

    あけましておめでとうございます!
    滋賀に住まれたんですね!滋賀生まれ滋賀育ちとしたらそんなに琵琶湖がいいの?とも思います。子供と奥さんいるのにこの人大丈夫かな?とも笑。
    ですが家族から許して貰えたなら幸いですね!
    実際お一人静岡からバス釣りの為だけに引っ越してきた人がいますし笑釣りだけで滋賀を選ぶと後悔されるかも知れませんが琵琶湖だけじゃないので!ken-dさん家族の滋賀ライフが明るくある様いのってます!

    • 明けましておめでとうございます!
      滋賀生まれ滋賀育ちは、最高の幸運の星のもとに生まれたのではないかと思います(笑)。
      実際住んでみて、釣りだけでな様々な環境が素晴らしいと感じていますので、楽しんで滋賀ライフ過ごさせて頂きたいと思います(^^♪

    • けん
    • 2019年 1月 02日

    いつも読まさせてもらっています。
    自分のワクワクに従う人生にとても共感できます。
    まわりがなんと言おうと自分がイメージできたのならばそれが全てだと思います。
    自分を信じて頑張ってください、夢が叶うといいですね!

    • いつもありがとうございます!
      普通に考えたらこの人ちょっと〇△×・・・と言われても仕方ないとは自覚しておりますが、出来る事は全てやりたいと考えています。
      頑張っていきますのでこれからもよろしくお願いいたします(^^♪

    • Biwako Basser
    • 2019年 1月 02日

    Ken Dさん、明けましておめでとうございます。

    一大決心をされましたね。
    滋賀県は人もよく、子育てするにはいい土地だと思います。

    私は40代前半のバスバブル世代ですが、大学卒業後はバスフィッシングのため滋賀県で就職・結婚し、長男が4歳まで滋賀に住んでいました。

    現在は阪神地域に居住していますが、滋賀県が第二の故郷のように感じています。
    バスフィッシングを中心にいろんな人に出会わせていただいた思い出深い土地です。
    (と言っても、琵琶湖まで約1時間なので今でも毎週通っていますが……。)

    私も就職、転職、バスボートや車の購入などバスフィッシング中心に人生が回っており、こんなことで本当に良いのか、と自問自答することもしばしばでした。(バスフィッシングがあるから、仕事にも打ち込めたという実感もあります。)

    しかし、Ken Dさんの言うとおり、家庭人としての責務を果たし、家族の理解に感謝しながら、好きなことに行動力を持って打ち込む人生もありだと思います。

    今回のKen Dさんの記事を読み、ぜひ応援したいなと思いコメントさせていただきました。

    • 明けましておめでとうございます!
      琵琶湖移住バサーの大先輩からの熱いメッセージ、ありがとうございました(^^♪
      仰る通り滋賀は人も良く、バス抜きでもとても良い土地だと感じております。
      プロならぬ妻子持ちのアマチュアアングラーとして、一体どこまでやれるのか?
      頑張っていきたいと思いますので、これからもどうぞよろしくお願いいたします。

    • ひばらん
    • 2019年 1月 02日

    こんばんは。そして明けましておめでとうございます。
    素晴らしいご決断に感服しております。
    モチロン無責任にも(笑)応援させていただきます。
    また包容力のあるご家族に羨ましく思います。
    もし夢が叶ったら記事どころではなくなってしまうでしょうから、それまではバスフィッシングを深く切り込んで行って頂きたいです。こだわりのネタ楽しみに待っております。

    • 明けましておめでとうございます!
      はい、もう家族には感謝するほかありません・・・。
      体当たりで経験していったことはドンドン記事にしていきたいと思っておりますので、これからもぜひフォローください(^^♪

    • さのってー。
    • 2019年 1月 03日

    今年の一番驚いたニュースだよー!
    そんなことしたの並木プロと反町隆史くらいだよ(成功者は)。
    あなた、本当にヤヴァイことやっちゃう人だよー。だって、フォロワーが出てしまうかもしれないのだから。(笑)
    同い年だのにー。静岡から出たことないにー。

    • いやはや、同い年の静岡仲間からのコメントありがとうございます!
      まだまだ出来るかどうか分かりませんが、頑張って目指していきたいと思います(^^♪

    • くかみ
    • 2019年 1月 08日

    こんにちわ。
    あらーやっちゃいましたかw
    ようこそ滋賀県へ。いい所ですよ。
    買い物は平和堂一択になりますがw
    自分長い間近江八幡に住み、原住民にしか見えない事があると思っています。
    ずっと見てると水の色でさえ毎日違うw

    琵琶湖の攻略は個人的な意見では、スタンダードな釣りよりチャレンジです。
    教科書通りのやり方でももちろん釣れます。でもそれ以上を狙うならチャレンジ!みんながやってることと違う事を。これに尽きると思いま。
    一緒に世界記録狙いましょうw
    釣り場で会ったらよろしくですw

    • はい、これからご厄介になりますー(^^♪
      近江八幡とってもステキな街ですね!
      「水の色でさえ毎日違う」
      そんな現地の方ならではのセリフが早く言えるようになりたいです!
      それではこれからもよろしくお願いします。

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