6May
国内No.1中古釣具店、“タックルベリー”
奇跡のカムバックを実現した、素晴らしい犯罪対策。
今日も悲劇を減らし続ける、トップランナーからの助言をシェアします。
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正体は「タックルベリー」
皆さんこんにちは、ディープストリームのKenD(けんでぃ)です。
さて先週、盗難されたタックルが奇跡的に戻ってきたお話をシェアさせて頂きました。
アングラーなら誰しも他人事ではいられない問題だけに、多くの反響を頂いた次第です。
ところでそのエピソードの中で、大活躍したのが買い取りを担当した中古釣具店さんだったわけですが・・・。
具体的に名前を明かしてしまうと、そのお店とは業界No.1チェーンの「タックルベリー」さんでした。
そこで早速同社の取り組みについて質問させて頂いたところ、超熱い回答を頂く事に成功!
というわけで今回は、ファインプレーに繋がったタックルベリーさんの取り組みについて紹介させて頂きます。
(今回の画像は、タックルベリーさんHPよりお借りしております)
タックルベリーの取り組み
さてまずタックルベリーさんにおいて、基本的にどのように犯罪対策に取り組んでいるかを教えて頂きました。
弊社では、窃盗、置引き等の盗犯の撲滅を目指し。
万が一、釣り人の皆様が盗難被害に遭われた際の一助といたしまして。
普段ご利用のお客さまも、ご利用いただいたことのない方からも被害のお申し出があれば警察への通報協力を行っております。
また、盗犯だけではなく遺失物の持ち込み(占有離脱物横領罪)についてもご協力させていただいております。
・・・ということで盗品対策はもちろん、落とし物についても対策を講じているとの事。
というわけで、そうした被害に遭った際に具体的にどのように行動すると良いかのアドバイスも頂く事が出来ました。
もし被害に遭われてしまったら。一先ず警察署もしくは交番などに届け出ましょう。
被害の届けかたは、置引き、自宅の侵入盗、車上荒らしなどはそれぞれの状況の被害届になります。自分の過失で置き忘れてきたもの、落としてしまったものは遺失物届けになります。
警察署などに出向く前にメモ書き(手書きでもスマホのテキストでもどちらでもいいです)で良いので冷静になって以下の情報を整理します。
被害日時(何月何日のだいたい何時頃)どこで(具体的に、釣りに熱中している間に◯◯川の◯×橋下流付近、就寝中に自宅離れの物置、管理釣り場のベンチで昼寝していたとき・・・など)をその時の自身の状況も含めて記します。
次に被害品の品目と数量を思い出せる範囲で状態も含め詳しく記します。
バッグやボックスごと被害にあった際には『A社BルアーのCカラーとB社CルアーのAカラーとC社AルアーのBカラー・・・』のような詳しさは必要ありません。『黒いA4サイズくらいの肩掛けバッグの中に、大ボックスが1個中ボックスが2個、小物用の小さいケースが2個で、ルアーが50個くらい、ワームが6種類くらい・・・』程度の内容で構いません。
ロッドやリールの品目は重要です。意外にも、思い込みや空覚えで認識を間違っていることが多々あり。せっかく見つかっても特定や同定が困難になることがあります。覚えに自信がない場合はリスト化しておいたり画像に残しておきましょう。
ロッドやリールの状態なども常日頃から把握して詳細に伝えられるようにしておきましょう。量産品の場合ちょっとした変化が特定に至る場合がありますので。釣りから帰ったら、道具のメンテナンスをして観察をすることが一挙両得だと思います。
また、ロッドなら見えにくい場所に、リールならスピニングはスプール内側、ベイトならサイドカップ内側などに目印シールを貼っておくのも効果的です。このような詳細が事前に用意できれば届けの手続きもスムーズに進めることが可能です。
という事で、まず何はともあれ警察に届け出るというのがマスト。
その際に、きちんと具体的な特徴を説明できる事が非常に重要だという事でした。
目印シールのアドバイスもありますが、やはり日頃から自分のタックルをよく把握しておくという事が大切なようです。
警察で届け出が受理されると受理番号が発行されます。一般的に警察署の開庁時間内で繁忙時でなければその場で発行されます。時間外や土日祝日は後日の発行となります。
受理番号が発行されたら、番号を間違えずにメモします。それとともに警察署名と担当課、担当者名、担当者連絡先を確認してください。
以上で警察署の届け出は終了です。次にタックルベリーの店頭で協力依頼をします。最寄りのお店どこでも対応しています。お気軽にご来店ください。
発行された警察の受理番号、警察署名と担当課、担当者名、担当者連絡先とともに、被害品リストをご用意ください。手書きでも構いませんが、警察に届けに行った際にテキストでリスト化してあれば、そのままでやり取りできるので店頭でのお承りもスムーズです。これで全て終了になります。
そしてタックルベリーに届け出る際は、最寄りの店舗でどこでも対応してもらえるとの事。
そしてその時、受理番号と被害品リストを作成しておく事がキモだという事です。
これは次の盗品発見時のステップで、非常に重要になってくると思われます。
間違えてほしくないこととして。
弊社は捜査機関ではないと言うこと。警察のような捜査行為はしていない(法律上できない)ので。弊社の役割はあくまでも警察への通報を協力しているに過ぎません。そのため、被害品が持ち込まれたからと言ってご依頼人の方個々にご連絡することはありません。弊社が連絡する先は担当警察署のみとなっております。各小売店さんからの万引被害の協力依頼も対応致しておりますので。万が一被害にあってしまった際にはお気軽に最寄りのタックルベリーまたは弊社本部までご相談いただきたいです
・・・というわけで、以後のやり取りはあくまでもお店と警察の間で行われるという事がポイントではないでしょうか。
つまり「自分が見たら分かる改造」とかではなく、店員さんや警察の方が見て分かるような外見的特徴を説明できているかが、明暗の分かれ目になってくる可能性があると思います。
そして最後に今回の件でもキーになった、「SNSのチカラ」についても触れて頂きました。
そして、>ツイッターやSNS各種で拡散することはとても重要です。特にツイッターの拡散力は強いので有効活用されることをおすすめします。
弊社では、できる限りツイートのチェック(いわゆるエゴサーチ)を行っていますが。見落とすことや、繁忙時などはチェックできない時があります。
ツイッターアカウントを持っていて、弊社に協力依頼をされたなら。いわゆる@ツイート(弊社なら @tackle__berry )をすれば、弊社アカウントの通知欄に載ってくるのでRTして大拡散することが可能です。このような拡散とともに、弊社のネットワークを活用した取り組みが広く知られることにより、盗犯の未然防止となる活動へ発展していければと考えております。
今回の件に繋がる下地として2018年2月25日のこのツイート(※以下に転載)があり。覚えていてくれたフォロワーさんが多かったことが上げられます。
未だに、いいねが上がってくるほど多くの方に弊社の取り組みが知られるきっかけとなりました。これで少しでも被害が少なくなることを願っております。
警察に行きましたか?まず被害届を出しましょう、受理されるたら受理番号をメモしてきましょう、被害品のリストを作り受理番号とリストをもってタックルベリーに行って捜査協力を依頼しましょう。そうすると、全国のタックルベリーに情報がまわり。該当する商品が来た際には警察に通報しています。
— @タックルベリー【公式】🉐プラチナ会員なら2⃣0⃣%OFF‼️🌟GWセール6⃣日まで🉐 (@tackle__berry) 2018年2月25日
というわけで、今回のファインプレーに繋がったタックルベリーさんの取り組みを教えて頂いてつくづく痛感したのは、
ごめんなさい、”奇跡“じゃありませんでした。
・・・という事でした(汗)。
日頃からきちんとこうした取り組みをしていた下地があったからこそ解決した、いわば必然の結果だったと言っても過言ではないのかもしれません。
実は私はタックルベリーのハードユーザーなのですが、ますます愛用したくなってしまう素晴らしいエピソードでした。
こうした日々の業務、そしてお忙しい中回答下さったこと、本当にありがとうございました。
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