30Aug
バラシがどうしても避けられない、ハードベイト・フィッシング。
ミスを大幅に減らすには、“スプリットリング2連結”が有効!?
シーバスでメリットに気付かされた、簡単チューンを紹介します。
バラシを劇的に減らす方法
皆さんこんにちは、ディープストリームのKenD(けんでぃ)です。
ハードベイトを使っている際、バラシに悩まされる事は少なくないと思うのですが・・・。
今回はそんな時に役立つ、“スプリットリング2連結“という簡単チューニングを紹介したいと思います。
さて実際のやり方なのですが、基本的にはフックについているスプリットリングを2個に増やすだけ。
1個の場合と比べてフックの向きが90°変わるので、気になる方は横アイのトレブルフックに交換すると良いでしょう。
(普段縦アイ用フックでセンターバランスになるルアーの場合)
(縦アイハンガー+リング2個+縦アイフックだとセンターバランスになりません)
(縦アイハンガー+リング2個+横アイフックだとセンターバランスになります)
ちなみに追加したリングの分だけ重くなってしまうので、サスペンドミノーなど浮力調整がシビアな場合は向きません。
どうしてもと言う場合は1つのリングを小さくしたり、あるいは軽いフックを使うなど工夫する必要があります。
ですので基本的には、浮力の高いクランクやバイブレーション等に向いていると思います。
キーはトレブルフックの可動性
そもそもなぜこのチューニングでフックオフが減るのかと言うと、トレブルフックの可動域が広がるからだと考えています。
プラグに付いたフックをひねってみると、ある角度以上になると「ガキッ」と止まってそれ以上動かなくなります。
この状態になるとチカラ(ルアーの重量)の逃げ場が無くなって、フックが外れやすくなってしまうのだと思います。
(ちなみに、スプリットリングの番手を上げるだけでも多少遊動性が高くなります)
ですからそうなりにくいよう、シーバス用ルアーではフックアイにスイベルが標準装備されているものもあります。
(シーバスはバスに比べて段違いにバレやすいので、色々と工夫がされている)
やり込んでいる浜名湖オープントーナメントの選手には、わざわざPEラインでフックを結んでいる猛者もいました。
いずれにせよ狙っているのは、フックの可動域を上げるというポイントだと思います。
シーバスにはフックの大型化がお勧め
最後に一例としてスパイラルミノー(デプス)の対シーバス用フックセッティングを紹介してみたいと思います。
まずフックサイズを#4 → #2に上げた上で、真ん中のトレブルを取り除いて2フック化。
特にシーバスに対しては、小さいフックが3つ付いているよりも大型フック2個の方がフックアップ率が高いと感じているためです。
その上で#3スプリットリングを、各フックに2連結してつけるというわけです。
こうするとかなりバラシが減ると実感していますし、そもそものフックアップ率も改善すると感じています。
以前子供にシーバスを釣らせに行った時も、滅茶苦茶なファイトにも関わらずしっかりランディング出来ました(苦笑)。
ショートバイトやバラシに悩まされているのであれば、効果を実感できるチューニングだと思います。
ただし明確な弱点もあって、それはフックとラインが絡まってトラブルが増えるという点です。
きっちりとサミングするのが大前提で、出来ればもう着水前にリトリーブを開始するくらいが良いでしょう。
ですからお勧めはベイトタックルを使うことで、スピニングだとかなり難易度が上がると考えて下さい。
あとは根掛かりにも弱くなるので、正直カバー周りでは使いにくいと思います。
これがバスフィッシングでこのセッティングにすることはまず無い最大の理由なのですが・・・。
シーバスなどオープンウォーターで巻く機会が多い場合は、ぜひ試してみてほしいと思います。
(ちなみにスパイラルミノーは、シーバスにとても良く効くと思います。。。)
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