アメリカBASSトーナメント参戦を目指すアマチュアバサー、KenD(けんでぃ)の奮戦記をお送りします。。。

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:[USチャレンジ.13] 魚探システム再考 – ハミン360 vs パースペクティブ編

周囲を全て映し出す、ハミンバードの360イメージング
ライブスコープを活用して、360の代わりにすることは出来るのか?
360とパースペクティブの、メリット・デメリットを比較します。。。

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360対パースペクティブ

皆さんこんにちは、ディープストリームのKenD(けんでぃ)です。
だいぶご無沙汰しておりましたが、USチャレンジ第13弾として、今回は引き続き魚探のお話を。
ハミンバードの360°と、ガーミンのライブスコープ・パースペクティブモードについて考えてみたいと思います。

さてこの360は、ボートの全周を「止まっていても」一気に映し出せるという画期的な振動子です。
同様の機能は他社には無く、ハミンと言えば360!というくらい代名詞的存在になっていると思います。
琵琶湖などオフショアの釣りをする場合、ウィードでもオダでも文字通り一目瞭然です。

(ちなみに最新の“メガ“じゃなくても十分沈み物が見えます)

さらに360のすごい所は、ある程度魚も映るということ。
もちろんサイズや群れの大きさ等に左右されますが、場合によってはだんだん動いていくのも分かります。
振動子が一周するまでのタイムラグはありますが、ある程度魚の動きを見ながらシューティングする事が出来るというわけです。
(下の画像にもでっかいバスが映っています)

(伊藤巧選手が北部のスモール戦でこれを実践していたかと)

しかしガーミンのライブスコープにも、「パースペクティブモード」という画期的な機能が実装されました。
これは範囲こそ150°しか映りませんが、タイムラグの無い「ライブで」魚の動きが見られるのはやはり魅力です。
ワカサギパターンの時などは、群れに突っ込んでいくバスの動きをリアルタイムで観察できました。

(ただしくどいようですが、だからと言って釣れるとは限らないですがw)

パースペクティブモード 基本編

ここで私が悩まされたのは、ライブスコープだけで良いのか、それとも360も併用すべきか?と言う問題でした。
ライブスコープの装備はマストと考えているため、出来ればパースペクティブだけで済ませてしまいたい・・・。
そうすればハミンの魚探本体を導入しなくても済むので、リギングがシンプルになると考えたわけです。

しかし実際にライブスコープを使い込んできて、パースペクティブには大きな弱点がある事が分かってきました。
それは「深くなるほど映る範囲が狭くなる」と言う事で、ボトムを見たいなら水深7~8mが実用限界と感じました。
おそらくビームの指向角が狭いせいだと思うのですが、決して150°の範囲全部が映るわけではない事に注意が必要だと思います。

またスポットロックで定位出来るようになった今日では、ボートの後ろや横側にキャストする機会も多いと思います。
こうした場合はもちろん360の独壇場になるわけですが、ライブスコープをエレキではなくローテーターにつければある程度解決できるようです。
しかしこのローテーターも悩ましい問題で、定位して使うには良いでしょうが、エレキで流しながら見たい時には逆に不便になってしまう気もします。
加えてトラブルの発生個所を増やしてしまう事になるので、故障時に困るリスクをどう考えるかも悩みどころだと思います。

(とっても壊れにくい製品が市場にあれば良いのですが・・・)

というわけで悩みに悩んできたのですが、個人的にやっぱり「360°は要る」という結論に達しました。
決め手は深い場所でも広範囲を見られるという点で、ディープフラットではパースペクティブで代用できないアドバンテージがあると思います。
360で地形や沈み物を俯瞰的に把握した上で、魚の動きをライブスコープで見て行く併用法がベストではないでしょうか。

(こうなると結局お金が掛かって非常に辛いのですが・・・泣)

ただしこれは各人のフィッシングスタイル次第で、シャロー専門のジョン・コックスなら間違いなく「どっちも要らない」でしょう。
むしろ振動子がウィードまみれになるので、もらっても付けたくないだろうと思います(笑)。
しかし沖を武器にするしかない琵琶湖育ちのオフショア・フィッシャーマンにとっては、やはりマストの装備かなと感じた次第です。

ところがこうなると魚探本体もガーミンだけでは済まず、数社のミックスを余儀なくされてしまいます。
そこで次回はLOWRANCEのアクティブターゲット等を含め、各社充実してきたライブスコープ系振動子について考えてみたいと思います。

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