2Nov
昔々バスフィッシングを始めた頃、バイブルにしていた本の1つが、これ↓。
この時代の流れで言うと、パターンフィッシング≒シーズナルパターン、みたいな雰囲気があったように思います。
そんな訳で自分の思考回路の根底には、シーズナルパターンの考え方が強固に凝り固まっているのですが・・・ここ何年かで、それがだいぶ崩れてきているのを実感します。
で、それを壊しているのは何かというと、「ベイトパターン」。
自分の勝手な解釈ですが、
・シーズナルパターン → 産卵や水温変化などの季節的イベントに基づいて、より多くの魚が居るポジションを考える思考法
・ベイトパターン → ベイトを追っている「食い気のある魚」だけの動きを追い求める思考法
最大の違いは、前者が「マジョリティの居場所はどこか?」を考えるのに対して、後者は「(数は少なくても)口を使うクオリティフィッシュはどこにいるのか?」を考える点ではないかと思います。
だから自分の思考回路の根底には、「魚が多い所を探して、それからどうやって喰わせるかを考える」という順序が出来てしまっているのですが・・・これを完膚なきまでに打ち砕いてくれたのが、浜名湖でのシーバスフィッシングです。
バスとシーバスの違いという面もあるでしょうが、喰わない魚はどうやっても喰わない・・・と感じています。(特にシーバスの場合)
つまりいくらフィネスに振ったところで、そこにいる魚の全てに口を使わせられる訳では無い。
そう考えると、(数が少なくても)すぐに反応してくるヤル気満々の魚だけを探すというのは、実は効率的なのかもしれないと思うのです。
あとは、「コンディションの良い個体を狙える」というメリットも見逃せない(というかこちらがメインかな?)でしょうし。
もちろんそうした思考法が絶対の正解というわけでは無く、サイトフィッシングなど違った角度からのアプローチも多々あるとは思います。
しかしベイトという切り口から考える事によって、同じフィールドが全然違う景色に見えてきた、というのは実感としての本音です。
来週は、2014浜名湖オープントーナメント最終戦。
自分の中で起こりつつあるパラダイムシフトを楽しみながら、(ゼロを恐れずw)全力で体当たりしてきたいと思います。
※前フリの演出、気合入ってますね(笑)。
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