24Jun
偏光グラス最大の機能、それは「水中が見える」事。
しかしそもそも、なぜ良く見えるようになるのか?
最も基礎的な”偏光”のメカニズムを、簡単におさらいします。
そもそも”偏光”とは?
みなさんこんにちは、KenDです。
紫外線のカットや目の保護等、偏光サングラスには様々な役割があります。
その中でも最も重要な機能は、もちろん「水中が良く見える」という事では無いかと思います。
しかしそもそも、なぜ物が良く見えるようになるのでしょうか?
偏光レンズを基礎から見直すこの特集、まずは”偏光”という技術の仕組みから考えてみたいと思います。
乱反射光だけをカット
さて、一般に物が「見える」ためには、そこに光が当たらなければいけません。
そしてフィールドでの光源と言えばもちろん、それは太陽光の事です。
この太陽光が対象物に当たって跳ね返り、目に入ってくる光を“自然光”と呼ぶことにしましょう。
しかし現実には、自然光以外の様々な邪魔な光が存在しています。
例えば街中であれば、ビル等の他の物体に当たって跳ね返った無数の光が、太陽光以外にも対象物に当たります。
こうした自然光以外の雑多な光の事を、ここでは“乱反射光”としておきます。
(TALEXさんだと“雑光”と呼んでいるそうです)
この乱反射光が様々な角度から入ると、対象物がぼやけて(?)見えにくくなるのだそうです。
ですから物をハッキリと見やすくするためには、この乱反射光をカットする必要があります。
こうして、可能限り自然光「だけ」を通すようにするのが、偏光グラスの仕組みというわけです。
(kodak HP より)
偏光度の意味
ちなみに、偏光グラスのカタログには必ず「偏光度(あるいは雑光カット率)」という数値が登場します。
これこそが、乱反射光をどれだけ取り除く事が出来るか?という、偏光レンズの性能を表すパラメータと言えると思います。
すると、「偏光度が高ければ高いほど、良い偏光グラスなのでは?」と思われるかもしれません。
しかし、偏光度が100%に近ければ良いかと言えば決してそうでは無く、そこには見落としがちな別の要素があります。
と言うわけで次回は、「良い偏光グラスとは何なのか?」について考えてみたいと思います。
※次回記事UPしました!
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