5Jun
リリースフィッシュ蘇生の決め手、“エア抜き”
しかし良かれと思っても、逆にダメージを与える事も!?
1つだけでも覚えておきたい、その注意点をシェアします。
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エア抜きの実際
皆さんこんにちは、ディープストリームのKenD(けんでぃ)です。
さて先日、ひっくり返ったバスを蘇生させる”エア抜き“についてシェアしました。
そしてエア抜きを簡単に実施できる便利アイテム、“ベンズメンダー“も紹介させて頂きました。
予想を上回る反響を頂き、皆様のゲームフィッシュへの愛情に感銘を受けた次第です。
そこでいくつかエア抜きに対してのアドバイスと質問を頂きましたので、今回はそれについて追加シェアしてみたいと思います。
エア抜きをする基準は?
さて一番多くの質問が寄せられたのは、エア抜きをするべきか否かの判断基準についてでした。
もちろん、やる必要が無ければ針を刺さない方がダメージが少ないのは当然。
ではどういう時に実施する必要があるか・・・というと、まずは「ひっくり返っている時」。
これはもちろんなのですが、ちょっと意外なのは「背びれを水面から出して泳いでいる時」も必要なのだそうです。
ひっくり返ってこそいないものの、背びれを水面から出して浮いているような時はやはり浮袋の調整が上手くいっていないのだそうです。
ですからこれは、ひっくり返る前の段階とも言えるわけで・・・。
こういう時もやはり、エア抜きを実施した方が良いという事でした。
(情報を寄せて下さった皆様、ありがとうございました!)
(庄司プロの動画より)
それからもう1つ分かりやすいシチュエーションは、「ディープで釣った時」。
とあるベテランのディープ・フィッシャーマンの方に伺ったところ、水深7~8m以上で釣ったバスはほとんどがライブウェルでひっくり返ってしまうのだそうです。
しかもすぐにリリースしても、あとで魚が仰向けに浮いてくることもあるそうで・・・。
つまり一見元気に泳いでいったように見えても、後で死んでしまう可能性が高いという判断から、その方は5m以深のディープフィッシュは必ずエア抜きをするようにしているのだという事でした。
一番判断が難しいのは、ディープで釣ったわけでも無く、しかもすぐにリリースするという場合ではないかと思います。
色々と調べてみましたが、これについてはなかなか統一された見解が無いようで・・・。
しかし後述するように「エアの抜き過ぎ」というトラブルも起こり得るそうですので、リリース時に少し持ったまま泳がせてみて、ひっくり返ったり浮いたりしなければあえて針を刺さない方が良いのでは?と現段階では考えています。
(これについて、なにかご存知の方がいらっしゃればぜひ教えて下さい!)
気を付けたい「エアの抜き過ぎ」
そして上にも書きましたが、エア抜きには「抜き過ぎ」という失敗が起こり得るのだそうです。
浮袋がパンパンになるとひっくり返ってしまうわけですが、あまりペチャンコになっても、今度は沈んでしまうのだそうです。
それもまたダメージに繋がるとのことですので難しいのですが・・・エキスパートの方達から頂いたアドバイスをいくつか紹介してみたいと思います。
・空気が出てこなくなるまで、全部抜いてしまったら抜き過ぎ
・「プシュッ」という音がして、浮袋に刺さった事が確認出来たら抜いてよい
・水に浸けると、エアが抜け過ぎてしまうので止めた方が良い
・それでもまだ浮いてしまうようなら、再度エア抜きする
(しかし、そういう場合は多くない)
・・・というわけで、抜き過ぎを防ぐために「パンパンになった浮袋を少しだけ減圧する」くらいのイメージでやると良い、というアドバイスを頂きました。
ただし水に浸けるか否か?については議論があるようで、次のようなご意見も頂きました。
・針を差したら、水に浸けて空気が出てくるのを確認する。
・空気が出た事が分かったら、水から出して針を抜く
・(結果として)空気を抜いているのは3秒位にとどめてておいた方が良い
こちらも抜き過ぎに注意している点は同じですが、「空気が出ている事の確認として」水に浸けるという作業を入れているようです。
確かに自分でやってみて思ったのですが、本当にちゃんと刺さって空気が出ているのか?自信が持てない事も少なくないような・・・。
そのための確認という意味で、(特に初心者のうちほど)少しだけ水に入れてチェックするのは有効なのかもしれないと感じた次第です。
というわけで、リリースフィッシュを元気に帰すための「エア抜き」の注意点について追記させて頂きました。
この手の情報はなかなか根拠となる科学的データに乏しく、個々のアングラーの経験則(流儀)に基づいて判断するしか無さそうなのが難しいところ・・・。
正直言って細かい判断については、「正解は誰にも分からない」というのが本当の所ではないかと思います。
ですから上に述べた「ほぼ間違いなくやった方が良い時」に、臆せずしっかりとエア抜きを実施できる事がまず一番大切ではないでしょうか。
そしてその上で、“空気を抜けるだけ全部抜いてしまうのはやり過ぎ”という注意点を、1つだけ覚えておく位が現実的なところだろうと考えています。
というわけで貴重な釣魚資源を少しでもケアするために、出来る限り適切なエア抜きが出来るよう心掛けていきたいと思います。
(なお、「それは違うよ!」と言うポイントなど、お気づきの点があれば引き続きどしどし情報を寄せて頂きたいと思います!)
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