27Jul
日本で最も多用される、オフセットフックの“スキンセット”法。
しかしスッポ抜けを劇的に減らす、フックアップ率重視の方法も!?
ワームフックのセット法を、今一度基本から見直します。
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ワームフックのセット法
皆さんこんにちは、ディープストリームのKenD(けんでぃ)です。
さて、当サイトでも1,2を争う不人気コンテンツ(苦笑)である“フック”についての話ですが・・・。
どうも自分が好きで仕方ないものですから、先日もちょっとマニアックな記事をシェアさせて頂きました。
その中でいくつか質問を頂いて気付いたのですが、意外とストレートフックを使った事が無い方が多いのだなぁと・・・。
中には「スキンセットって何ですか?」というご質問もありましたので、今回はワームフックのセット法の基本についてちょっとおさらいしてみたいと思います。
“スキンセット”はジャパニーズ・スタンダードである?
さてまず日本のバスフィッシング・シーンで最も多用されるのは、“スキンセット“ではないでしょうか。
オフセットフックを用いて、一度針先を出してから再び埋め戻すという刺し方。
ウィードレス性能とフッキング率を両立する、最もスタンダードなセット法だと思います。
ヘビーカバーにはストレートフック
しかしスキンセットはそこまでウィードレス性能が高くなく、ヘビーカバーではフックポイントが露出しやすいという弱点があります。
ですからハードなブッシュやマットを撃ち抜くフリッパーには、ストレートフックの愛用者が多いのだとか。
ヘビーカバーの多いアメリカでは、むしろフリッピングでのスタンダードはストレートフックだと聞いたこともあります。
このストレートフック、具体的にどうフックセットされているかと言うと・・・。
実は一度も針先を出さずに、寸止めする方法が多用されている事と思います。
そんな刺し方でフックアップするのか!?と不安になるかもしれませんが、スキンセットのオフセットフックよりもスッポ抜けは遥かに少ないと思います。
心配であれば、一度ワームを貫通させて「フックの通り道」を作ってから埋め戻す・・・という方法もあるようですが、個人的な経験としてはあまり必要性を感じたことがありません。
角度的にフッキングパワーのロスが多く、貫通力が低くなるために近距離 & 強めのタックルの使用が前提条件になりますが・・・。
逆に言えば、カバー撃ちの接近戦ではもっと普及しても良いのではないかと常々感じています。
(ちなみに、結び方は「スネリング」と呼ばれる外掛け結びにするのもミソであります・・・)
(「GRANBASS loudmouth diary」より)
オフセットとストレートのハイブリッド
というわけで貫通力重視のオフセットフックと、フックアップ率重視のストレートフックを用いたセット法を見てきました。
このように見ていくと、前回の記事で書いた“ハイパートルネード“はオフセットとストレートのハイブリッドである・・・と考える事も出来ると思います。
ですからその刺し方も、オフセットとストレートの中間のような印象です。
一度もフックポイントを出す事無く、それでいてワーム表面の直下を長い距離通す・・・。
スキンセットよりもカバーに強く、しかもフッキング率も高い非常に考えられたセット法だと思います。
最近はナローゲイプオフセットなどでも、こうした“ハイブリッド的”フックセット法を考慮したモデルが増えてきている模様。
まだまだ使い込みが足りていませんが、個人的には今一番気に入っている刺し方です。
もちろん狙うカバーの濃さやタックルセッティングによってベストな方法は異なってくるでしょうが・・・。
特にストレートフックを未経験の方には、ぜひ一度その素晴らしさを体感して頂きたいと思っています。
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コメント
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2018年 3月 20日
フックの話、大好きです。
私は写真のリミットをメインに愛用しています。
長いシャンクと短いスロート、クランクと離れていて、アウト気味のポイント。そして太く短いワイヤー。カバーでの速掛けに対する強いこだわりを感じてしまいます。
距離、リグ問わず万能に使えていますが、若干ワームがずれやすい気がするので、スネリング後、ワイヤーにハーフハッチを重ねて簡易ワームキーパー的に結んでいます。
コメントありがとうございます!
このようなメッセージが、不人気コンテンツを書き続けていく力の源です(^^♪
そしてリミット、つかいこんでいらっしゃるのですね・・・!
私も使ってみて「これは結構良いのでは?」と思ったのですが、ご指摘の通りズレやすさが気になって最近では使用頻度が下がっていました。
もう少し工夫を重ねて、使い込んでいきたいと思います♪