3Jun
心臓バクバクのバイトが、落胆に変わる「スッポ抜け」。
悔しいフッキングミスは、意外な所に原因が?
フッキングのメカニズムと、“噛む力“の関係を考えます。
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テキサスリグでシーバスは釣れるのか!?
皆さんこんにちは、ディープストリームのKenD(けんでぃ)です。
毎週土曜(※すいません色々あって日曜になってしまいました汗)はソルトの日・・・ですが、今週はバスにも深く関わってくるお話をひとつ。
アングラーを悔しがらせる、「スッポ抜け」のメカニズムについて書いてみたいと思います。
さて以前の事になりますが、シーバスに対してスナッグレス・スイムベイトを試してみた事がありました。
浜名湖にはアマモのウィード・フラットがあるため、スタッガー等をスイミングテキサスで使ってみたのです。
そして今だから明かしてしまいますが、意外なほどバイトが多い事に気が付いたのです。
しかしそこには大きな問題が待ち構えていました。
明確なバイトがあっても、ことごとくスッポ抜けてしまいフッキングミス!
もちろん絶対掛からないことは無いのですが、感覚的には5回に1回くらいしか乗らないようなありさまでした。
藻に絡めながらも引っ掛かる事無く、ウィードトップを上手く攻略できたと思ったのですが・・・。
あまりにもフックアップ率が悪いので、泣く泣く諦めたという苦い経験でした。
(ちなみにジグヘッドリグなら結構掛かりますが、代わりにウィードにも引っ掛かります)
他にもノーシンカージャークベイト等も試してみたのですが、シーバスに対して針先を埋め込んだオフセットフック・セッティングは難しいという結論に至ってしまったのです。
“噛む力”とフッキング
しかしブラックバスなら掛かるのに、なぜシーバスは掛からないのでしょうか?
琵琶湖のトーナメントのプラクティス中、1つのヒントとなる出来事を経験しました。
何とフックを付けないワームでも、近くまで魚を寄せられてしまったのです。
その日は本番の魚を釣りあげたくなかったため、デスアダースティックのフリーリグをコイルのみで固定。
フックを付けないまま使っていたそのワームに、明確なバイトを得ることが出来ました。
そこでフッキングをせず、どれくらい寄せられるものか?と騙し騙しゆっくり引っ張ってみたところ・・・。
ボート際までとは言いませんが、魚体がわずかに見えるところまでバスが上がってきたというわけです。
以前ヒロ内藤さんのセミナーで教えて頂いたのですが、ブラックバスの噛む力というのはかなり強いのだそうです。
特にビッグバスになればなるほど強力になり、生半可なアワセではほとんど口の中のルアーが動かない事もあるのだとか・・・。
ですからランカーを獲るには、特にフッキングパワーが重要になるとの事でした。
ところでそもそも、なぜ針先を隠したワームが刺さるのでしょうか?
フッキングのメカニズムを考えてみた時、重要なのは「ワームの頭がズレること」ではないでしょうか。
そしてそのためにはきちんと口が閉じていて、ワームが引っ張り出される時に口の内側に引っ掛からなければならないと思うのです。
(頭がズレる事で、フックポイントがワームから飛び出して露出すると思いますので・・・)
ミスバイトの正体
このように考えていくと、シーバスはミスバイトが多いと言われる理由が分かるような気がします。
つまりバスのようにルアーを強く吸い込んで、しっかりと噛み潰して捕食しないのでルアーが弾かれやすい・・・。
同じ事がワームだけでは無く、トレブルフックのプラグでも起こるのでショートバイトが多発するのではないでしょうか。
そしてこれは、時としてバスにも同じ事が起こるように思います。
例えば春先の低水温期などに、テキサスにバイトがあってもことごとくスッポ抜け・・・なんて事がよくあるのではないでしょうか。
私も何度も歯がゆい思いをしたのですが、ある時ガード付のラバージグに換えたらウソのようにフックアップした事がありました。
(その時は確かフラットバックジグを使ったような覚えがあります)
ジグは噛み潰さなくてもフックポイントが露出している、というフッキングメカニズムの違いによるものだと思いますが・・・。
スッポ抜けに悩まされる時は、このように“噛む力“の低下を疑ってみると良いかもしれません。
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コメント
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2018年 9月 13日
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