17Jun
世界最大のバストーナメント団体、B.A.S.S.
本場のオープン戦は、日本の試合とどう違うのか?
切なくなるほど魅力的な、その模様をお伝えします。
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日本とアメリカのトーナメントの違いとは?
皆さんこんにちは、OPEN参戦で渡米中のKenD(けんでぃ)です。
今回のレッドリバー戦は、初日の1尾のみで予選落ちとなってしまいました。
試合中はなかなかブログUP出来ず、大変失礼いたしました。
(初日パートナーのリック・シャノン選手。滅茶苦茶親切なナイスガイでした!)
あわよくば優勝賞品のボートをGETして来たかったのですが、捕らぬ狸の皮算用(苦笑)。
しかし目には見えない、貴重な経験をたくさんたくさんすることが出来ました。
というわけでキムケンさんの決勝での奮闘を待ちながら、日本とアメリカのトーナメントの違いについて少し書いてみたいと思います。
(展示されていたフェニックスボート。激速でビックリしました!)
決定的な「ショーアップ」の差
さてBASSMASTERトーナメントに出るというと、「どうしてわざわざアメリカまで行かなくてはいけないのか?」と思われる方も多いでしょう。
なぜなら日本にもJBやWBSを始め、各種ローカル戦など色々な試合があるからです。
そして選手の競技レベルという意味では、正直日本のトーナメンターが見劣りしているとは思えませんでした。
(今回の写真はBassmaster.comよりお借りしております。もちろん、オープンをたった2戦経験してきただけの感想ではありますが・・・)
では何が決定的に違うのか?というと、それは「イベントとしてのショーアップ」だと感じました。
こちらのトーナメントは、エリートでは無くオープンですら、ちょっとした地域のお祭り状態。
街ゆく一般の人から、「試合に出るの?頑張ってね!」と声を掛けられるような雰囲気に満ちていたのです。
交通整理には警察官が動員され、ミーティングはカジノのホール、そしてウェイインはバスプロショップスの特設ステージ。
観光などの地域産業や行政までもを巻き込んで、一大イベントしてショーアップしている現実を目の当たりにして来ました。
そうして盛り上げる事で、釣り具メーカーだけでなく様々な一般企業もサポートに参入する好循環が出来上がっているように思えたのです。
だからこそエリートプロになる夢を抱いて、全米から凄腕のアングラーが集結するという今の状態が出来上がったのではないでしょうか。
(何度も書きますが、エリートでは無く下位カテゴリーのオープンでこれですからね!)
「本質」が追えるトーナメント
そして競技の内容はどうなのかというと、一言で言えば「バスフィッシングの本質」をダイレクトに追えるトーナメントだと感じました。
参加選手は150艇・300人と大勢ですが、それ以上にフィールドの規模が遥かに長大。
結果として、広大なトーナメント・ウォーターで「バスの動きを追う」力が試される試合になっていると思えたのです。
日本ではどうしても狭い水域が多く、そこにいる魚に「どう食わせるか」という力が重要になりやすい気がします。
だからこそ発達したフィネスの技の数々は、それはそれで素晴らしいものだと思いますが・・・。
広大な舞台を使ったダイナミックな試合展開には、個人的に強い魅力を感じた次第です。
(具体的な戦略等については、あらためて書いてみたいと思います)
また、たっぷり3日間をとった試合日程にも、超・本格的なレギュレーション設定を感じます。
単日トーナメントはどうしても運の要素が強くなってしまいますが、これはJB・TOP50と同じ日数。
下位カテゴリーとは思えないくらい、「絶対に運では勝てない」ルールになっていると言えるのではないでしょうか。
こうした結果として、BASSMASTERオープンは本っっっ当に魅力的なトーナメントに仕上がっていると感じます。
はっきり言って今すぐにでもボーターとして出たいくらい、そしてアメリカに生まれられなかったのを悔しく思うくらい、もうどうしようも無く魅力的。
今、多くの日本人アングラーがこの舞台を目指しているのが痛いほどよく分かりました。
私も「米国トーナメントの舞台を見ずには死ねない」と、前回・フロリダに引き続きBASSMASTERの舞台を見て来ましたが・・・。
今、今回の旅は人生の転機になるだろうなと、自分の中で1つの決意が固まったように感じています。
北選手・2018オープン参戦!?
そしてこうした魅力については、同行した北選手もヒシヒシと感じたようです。
来年、この舞台に挑戦出来るよう準備を進めていくとの事。
決して簡単では無いハードルですが、それを乗り越えてオープンで活躍してくれる事を願っています。
というわけで今は、ひたすらキムケンこと木村建太選手の優勝を願って待っている次第です。
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