アメリカBASSトーナメント参戦を目指すアマチュアバサー、KenD(けんでぃ)の奮戦記をお送りします。。。

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:[アメリカ釣戦記11] レッドリバーは”死の河”だった!?

歴史あるトーナメントウォーターとして、その名を馳せるレッドリバー。
しかしその現実は、あまりにも苛酷な死の河だった!?
想像を絶する、デッド・リバーのリアルをシェアします。

notice : Please select your language and translate by “Google Translator”on the sidebar(or selectbox below).Thank you!

レッドリバーの3要素

皆さんこんにちは、ディープストリームのKenD(けんでぃ)です。
つい先ほど成田に戻ってまいりましたが、何か大阪の方で地震があったそうで・・・。
まだ状況が全く把握できていないのですが、皆様のご無事を願っております。

さて本日からはいよいよ、今回のOPEN戦の詳細について書いてみたいと思います。
まず以前も触れたように、レッドリバーは全長2000kmほど?もある超・長大なミシシッピ川の支流
その中にある“ロック”と呼ばれる堰で仕切られた、プール3,4,5という200km程の区間がトーナメントウォーターとなりました。

(各ロックは、水門をボートで通過できます)

私の見た限り、本戦のエリアは大きく分けて3タイプに分けられました。
まずはレッドリバー本流メインリバー
北選手に聞いたところによると、太さは利根川くらい?なのだそうです。

(私は利根川を良く知りませんが、長良川くらいかな?と思いました)

そして川に堰を作った事により、ちょっとしたダムのようになって出来た浸水湖

それから河川工事により、旧河道が取り残された三日月湖が各所に散在していました。
地元のアングラーは、これらをまとめてオックスボーと呼んでいたように思います。

(ちなみにこうしたオックスボーが無数にあるのですが、1つ1つが富士五湖くらいの大きさです。。。)

そして最後がバイユーと呼ばれる流入河川なのですが、こちらも奥行きがかなり長大。
下手をすると1つのバイユーだけで2~30kmもあったりして、とてもじゃないですが全てを見て回る事など出来ません。
ともあれ今回のレッドリバー戦は、ザックリとこれら3タイプのエリアで構成されていると考えて良いかと思います。

(浸水湖の中には、かつて森だった跡の木が乱立しています)

 

逃げ場無し!!真夏の”デッド・リバー”

さてここで季節感はどんな感じかというと、日本で言ったら真夏の超ド真ん中
連日35~40℃近い猛暑が続く上、意外に湿度も高くてムッシムシ。
おまけに日本では体験できないくらい直射日光がキツくて、アメリカ南部の苛酷さが身に沁みました。

(今回の画像は、Bassmaster.comよりお借りしております)

こうなってくるとすぐに思いつくのが、「流入河川のバックウォーター」の可能性ではないでしょうか。
もちろん私もそう考えたのですが、ルイジアナの大平原には山から注ぐ冷たい清水・・・なんてものは存在しません。
確かに多少の流れはあるものの、バイユーをいくらさかのぼっても水温はピクリとも下がる気配を見せなかったのです。

(ちなみにメインリバーをいくらさかのぼっても、全く上流感は出て来ません。トーナメントウォーター自体が、巨大な河の中流部分だけを切り取ったような感じです)

すると次に考え付くのが、流れのあるメインリバーではないかと思います。
しかし実際やってみると、釣れるのは巨大なナマズガーパイク、そしてドラムといった外道たち・・・。
聞けばこれらはバスを食べてしまうのだそうで、バスは天敵を恐れてなかなかメインリバーに出られないのだとか。
私にはバスが(捕食される)ベイトの側になるという概念が全く無かったため、この生態系ピラミッドの違いには大いに驚かされた次第です。

(これがガー。普通に1m以上まで成長するらしく、そこら中にうじゃうじゃいました・・・)

じゃあバスは一体どこに?となるわけですが、一番メジャーなのは何とオックスボーのシャローエリアなのだとか。
水温32℃の湯だったシャローに本当に居るのか!?と眉にツバを付けまくっていたのですが・・・。
一度、サンダーストームが襲来したタイミングでバイトが連発し、「こんなに居たのか!」と驚かされました。

(でも、雨とかのタイミングじゃないとホント口を使ってくれません・・・)

というわけで涼しいバックウォーターなど存在せず、本流に出れば外敵に喰われるという、バスにとっては地獄のような環境。
どこにも逃げ場が無い中で、ゆで上がったシャローのカバーで震えているバスを何とかフィネスで絞り出す苦しい×3展開です。
そのあまりの釣れなさに、「レッドリバーじゃなくてデッド・リバー(死の川)だ」なんて冗談まで飛び出す始末でした。

(一般のアングラーであれば、下手したら9割はデコるんじゃないかと・・・)

もはやどんなに小さくてもいいから、とにかくリミットを3日間揃えたら上位に行けるのでは・・・と囁かれるほどタフを極めたコンディション。
しかし試合では、そんな予測を大きく覆す驚異的な結果を目の当たりにする事になります。
というわけで次回は、私が本戦で目撃したバスフィッシングのダイナミズムについて書いてみたいと思います。

 

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    • ニゴイ3号
    • 2018年 6月 18日

    北さんにガーって似合わないですね……フック外すの大変そう!

    • ですねwww
      口が硬いのか、フックはポロッと外れました!

  1. 2018年 6月 19日

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