12Dec

冬の大定番と言えば、ディープのフットボールジグ。
少ない移動距離で誘うには、“水絡み”がキーになる?
低水温期にも強い、スパイニークローを紹介します。
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フットボール用トレーラーワームの悩み
皆さんこんにちは、ディープストリームのKenD(けんでぃ)です。
異常に暖かかった今年の晩秋ですが、ここ最近一気に冬めいてきましたね。
寒いのは苦手ですが、きちんと季節が巡ってきたことにちょっと安心するような気もします。
で、冬と言えばディープ、そしてディープと言えばフットボール!なのですが・・・。
何をトレーラーに合わせるかは悩ましいところなのではないでしょうか。
私はこれまで低水温期はフラッピンホグをメインにしてきたのですが、最近はもう入手できなくなってしまい困っています。
というわけで色々なワームを試してきたのですが、なかなか気に入ったものを見つけられませんでした。
大好きなピットボスも、カバー回りで使うには非常に良いとは思うのですが・・・。
プアなディープではちょっとバルキー過ぎたり、あとは素材が硬いようにも感じてしまいます。
スパイニークローの不思議な水絡み
そんな中「おっ!」と思ったワームがありまして、それがデプスの”スパイニークロー“。
ゲーリーのように塩リッチ&高比重ではないのですが、寒くても程よくソフトな素材感。
微妙なアクションの入力に対しても、よく反応して動いてくれると思います。
(水温が下がってくると、一般にワームが硬くなって動きが悪くなる気がします・・・)
使っていて非常に特徴的だったのは、その強い「水絡み」でした。
ルアーの回収時などに気付きやすいと思うのですが、巻いた時にとても強い抵抗感を感じます。
つまりそれだけ強く水を押しているわけで、フォールスピードもかなり抑えられるという印象でした。
しかし不思議だったのは、なぜこんなに強く水を噛むのかという点です。
例えば以前紹介した“デスアダーグラブツインテール“のように、ぶ厚いカーリーテールがブンブン水をかき回すなら納得できます。
けれどもスパイニークローはフラットな2本のアームがあるだけなので、パッと見はもっとツルンと水を切りそうに見えたのです。
ところがボディ部分をよく見ると、カーリーテイル状の小さなパーツがたくさんついていることに気付きます。
1つ1つの抵抗は小さいでしょうが、6つもあるのでトータルでは結構な水押しになるのでしょう。
水押しの強いテールをつけるのではなく、弱い波動を多く集めるという仕組みはリザード系ワームを連想させます。
(ティムコの“ビロビローン”は隠れた名作な気がするのは、私だけでしょうか?)
さらにアーム部分をよく見ると、かなり長いイボイボがたくさんついています。
おそらくこの突起が水に引っ掛かる事で、ここでも強い抵抗感を生み出しているのではないかと思います。
このようにボディ全体で「弱く・多く」水を押すのは、デスアダーグラブツインテールの様に「強く・大きく」水を動かすのとはまた違った効果があるように感じています。
(濁った時の強アピールというより、むしろ食わせにくい魚を誘いやすいような・・・)
それから突起(スパイン)のせいでブ厚いように見えますが、実はアーム自体は非常に薄く出来ています。
このように薄くてソフトな素材に強い水噛みを与える事で、ちょっとしたロッドワークに対応してしっかりと動くように思います。
ですからヘッドロックジグ+スパイニークローの組み合わせは、ネコリグのように移動距離を抑えて誘うには最高のコンボだと感じている次第です。
(ハイシーズンのカバー回りは4inを標準にしますが、ディープでは浮き上がりを抑える意味もあって3.5inが好きです)
というわけで冷えるほど熱いフットボールジグ、ウィンター・バッシングの強力な手駒としてぜひ使ってみて頂きたいと思います。
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