9Mar
記念すべき50回目を数える、伝統のバスマスター・クラシック。
新たな歴史を刻んだのは、メガバスの“ワンテン+1“!!
クラシックの魔物を退けた、驚きの「シンキングチューン」に注目です。。。
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クラシックの魔物
皆さんこんにちは、ディープストリームのKenD(けんでぃ)です。
賞金30万ドル(約3300万円)という世界最大のフィッシングトーナメント、バスマスタークラシックが今年も華やかに開催されました。
舞台はノリーズの「ガンタージグ」の名前の由来にもなった歴史ある老舗リザーバー、アラバマ州レイク・ガンターズビル。
この大舞台で46歳のベテラン、ハンク・チェリーJr.が初のクラシックウィナーに輝きました!
強風の吹き荒れた初日にウィードフラットのチャターベイト(ジャックハンマー)でトップに躍り出ると、2日目はジグとジャークベイトに切り替えてトーナメントをリード。
そして3日目の決勝も19lb-8ozのビッグウェイトでまとめ上げ、トータル65lb-5ozというポール・トゥ・ウィンを決めて見せました。
しかし決勝の朝は“クラシックの魔物”に憑りつかれたかのように、ファーストフィッシュをボート際でバラす苦しい展開。
たったの一言も発する事の出来ない胸の詰まるような息遣いだけが、LIVE放送に響いていたのが印象的でした。
そして悪い流れにハマり込んでしまったのかのように、ノーフィッシュのままステットソン・ブレイロックらの逆転を許してしまったのです。
けれどもチェリー選手は絞り込んだリップラップ狙いの戦略からブレることなく、黙々とキャストを続けました。
そしてついに手にした待望のビッグワンを皮切りに、ナイスワンを連発して痺れる勝利を手にしたのです。
魚の”ハイウェイ”と”沈むジャークベイト”
しかしウィニング・エリアとなった道路沿いのリップラップは、一見すると誰もが狙いそうな「普通の場所」に見えます。
ところがチェリー選手はこの手のリップラップを狙う際、他の選手はみな勘違いをしているというのです。
この手のリップラップを攻める際、みんな四隅のカドを攻めれば良いと考えていると思う。
でも実際にはバスはリップラップを高速道路のように使って通過した後、特定の岩を伝って出ていく。
そして戻ってくる時は、また同じルートを通るんだ。
そのルートをライブスコープでピックアップしつつ、回遊するギザードシャッドの群れを追いかけ続けたというわけ。
(©BASSMASTER)
長大なリップラップの中でバスが上下する「上り口・下り口」を絞り込んだ上で、そこに絡むベイトをダイレクトに追いかけながらシューティングする。
最新電子デバイスの性能をフル活用してバスを追い詰めた上で、さらにチェリー選手は最後の決め手となる食わせの奥義を繰り出します。
ここでキーになったのは得意とするジャークベイト、メガバスのワンテン+1・フレンチパールOBカラー。
自分がキャッチするジャークベイトフィッシュの90%は、フォール時にバイトしていると思う。
だからフックをバークレイのフュージョンEWGの#5に換えて、あえてシンキングにチューンしたんだ。
(©BASSMASTER)
私もジャークベイトが好きな人間の一人ですが、ソルト以外でシンキングミノーを使った経験はほとんどありません。
バスフィッシングにおけるジャークベイトはフローティングかサスペンドだけで充分・・・という先入観にとらわれていたので、この話はガツンと頭を殴られるようなショックでした。
というわけでハンク・チェリーJr.が見事な完勝劇を決めた、記念すべき50回目のバスマスター・クラシック。
来年は宮崎友輔選手や伊藤巧選手など、日本選手がこの大舞台で活躍してくれるのをぜひ見たいと願っています。
そんなわけで大好きなジャークベイト、しかもワンテン+1が大活躍した、個人的にも印象深い一戦でした。
※なお英語力が乏しいので、もし間違いがありましたらそっと教えて頂けますと幸いです。。。
Cherry dominates at 50th Bassmaster Classic(※注:ワンテンRではなくオリジナルのワンテン↓のようですよ!)
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コメント
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バスマスターはもう最大じゃないですよね。最大最強をキメるのはMLFのレッドクレストになりました
コメントありがとうございます!
これは難しい問題ですね・・・レッドクレストも賞金額30万ドルで同額なので、あえて同率最大?と判断いたしました。
ただ、最強は?と問われるとレッドクレストと言わざるを得ない気はしますが(;^ω^)