23May
サカマタシャッドと双璧をなす、最強ソフトベイト“カバースキャット“。
シャローからスーパーディープまで、何とノーシンカーしか必要ない!?
驚異の釣果に琵琶湖が震えた、魔術的ワームを解剖します。。。
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琵琶湖に降り立った”神のワーム”
皆さんこんにちは、ディープストリームのKenD(けんでぃ)です。
近年の琵琶湖を席巻したメソッドと言えば、何と言っても“サカマタ・ミドスト“ではないかと思いますが・・・。
サカマタと双璧をなすもう1つの最強メソッドが、“カバースキャットのノーシンカー”。
昨シーズンのトーナメントシーンは、この2大メソッドの独壇場だったと言っても過言では無いでしょう。
(カバースキャットと言えば、NOガイドサービスの嶺山選手の優勝劇が凄かったですね。。。)
サカマタミドスト同様に、このメソッドの創始者は“琵琶湖の魔術師“冨本タケルプロ。
実は私、このメソッドが生まれるまさにその過程に立ち会わせて頂いていたのですが・・・。
普通では考えられないようなディープをノーシンカーで攻めるという、あっと驚く斬新な釣りでした。
厳しいはずの真冬に50UPを量産し、その驚異的な威力を目の当たりにしたのです。
やはりこの釣りの注目度は非常に高いようで、昨日行われた冨本プロのLIVEも大盛況。
琵琶湖のプロガイドはもとより、全国の有名アングラーの方々も視聴されていてあらためて感心させられました。
というわけで今回はこの「神のワーム」ついて、私の理解できている範囲の情報をシェアしてみたいと思います。
ボトムカバーを攻めぬくノーシンカー
さてこのカバースキャットの釣りは、中層のサカマタ・ミドストとは対照的な「ボトムの釣り」になります。
リグはノーシンカー一択なのですが、とにかくベタ底を舐めるように攻めるスローダウンゲームの極地。
しかも50cmのシャローから15mのスーパーディープまでカバーするというのですから、これはもう驚く他ありません。
(フックはワーム34Rの#5/0~6/0を合わせるそうです)
基本的な使い方としてはまずポイントに向かってフルキャストし、ラインを緩めてフリーフォール。
ボトムに着底してからも、フロロラインが沈むまでしばらく待つのが一つのポイントではないでしょうか。
こうしてリグ・ラインともにベタ底を取ってから、ツン、ツンと2ジャーク&1ポーズでアクションを加えていきます。
大切なのは毎アクション後にしっかりとボトムを取る事で、バイトを聴こうとしてラインを引っ張り過ぎるのは厳禁と解説されていました。
(まあ正直、コチラを見るのが一番早いです。6月まで無料みたいですよ!)
ちなみにアクションは軽くトウィッチさせる程度が基本のようで、移動距離を抑えてその場でクイックに動かすのがキモとの事。
これでフルキャストから足元まで引いてくると、場合によっては1投15分以上かかると言う気が遠くなりそうな超・スローダウンゲームです。
ですからエリアを探るような釣りでは無く、投げる前にここぞというピンが絞れている事が大前提と言えるでしょう。
狙いのカバーは岩やオダ・ウィードに沈船と何でも来い状態ですが、要素としては「ボトムカバー」が共通点として挙げられます。
つまり杭や高さのあるヒョロ長いエビモと言った縦ストでは無く、ワームを隠せるような背の低いボトム系ウィード等で効果を発揮すると思います。
そうしたポイントをとにかくスローに、タイトに、これでもかと言うくらい丁寧に誘っていくフィネスな釣りだと理解するべきでしょう。
なぜカバースキャットだけが釣れるのか
しかしボトムを丁寧に攻め抜くだけなら、他のリグでも可能だと思われる方もいらっしゃるでしょう。
確かにボトムゲームの定番と言えるフットボールジグを始め、スタスト等でも極めてスローに攻めることが出来ます。
けれども真冬のディープで重ねてきた修行の結論として、すぐそばで釣る冨本プロのカバースキャットには全く歯が立たなかったのです。
(こちらは全く駄目なのに、いつも隣でボッコボコに釣られてました。。。滝汗)
ちなみに高比重ノーシンカーなら良いのか?と、ファットイカ等色々使ってみたのですが全然ダメ。
なのに冨本プロが隣に来ると、一投目から大連発・・・という拷問を一冬中これでもかと言う程見せつけられました(苦笑)。
「だからカバースキャットじゃないと釣れないよ」とアドバイスされ、釣具屋を探し回って入手したら本当にアッサリ釣れて泣きそうになったという・・・。
正直言って”このルアーじゃないと釣れない”みたいな話をあまり信じて来なかったのですが、ルアーの差でこれほどまでに明確な違いが出たのは初めての経験でした。
(使って見たらすぐに釣れて衝撃でした・・・ちなみに上の動画中に出てくるエピソードは私のことだと思いますwww)
そしてなぜこのルアーが釣れるのか?と考えた時、答えはおそらく「突然目の前に現れるリアクション」にあるのではないかと考えています。
沖島のロックエリアで使って気付いたのは、バイトはアクション時に「強いスタック感が抜けた直後」に集中するという事。
つまりカバースキャットが岩の隙間に落ちてバスの視界から消えた後、突然目の前に飛び出してきた時に釣れるのだと思うのです。
バイトはフォール時にラインが一気にビュンと走り、まさに2ジャークでワームが浮いた瞬間に引ったくっていると考えられます。
これはメタルバイブが釣れる理由とも共通点が多いと思うのですが、ボトムで存在感が消えた後に急に現れるという動きにバスは弱いのだと思います。
たぶんルアーの存在自体には早くから気付いていて、「喰おうかな?」と迷いながらずーっと追尾していると思うのですが・・・。
岩の隙間等に落ちると「あっ、迷ってたら逃げられちゃった!」と動揺し、その直後に飛び出して来ると「今喰わなきゃ!」と口を使ってしまうのではないでしょうか。
(そしてこの釣りの凄いところは、誰が使っても釣れてしまう点かと。。。)
※ちなみにこれは人間相手のビジネスでも非常に有効な手法で、いつでも買える状態だとなかなか財布の紐は開きません。
「すいません人気沸騰で売り切れてしまいまして・・・」とあえてカマをかけ、「あ、今一つだけキャンセルが出ました!」で即決を迫れば一丁上がり。
リアクションバイトを効果的に狙うという商法もあるとか無いとかいうお話ですので皆さまお気を付けを・・・(汗)。
そしてハードなロックカバーの穴にあえてリグを落とし込み、そこから抜いてくるという芸当はノーシンカーにしかできません。
東岸のロックエリアで投げてみればすぐに分かりますが、フットボールを岩に挟み込ませたら一投目で根掛かり必至です。
(上手い人はフットボールを挟み込ませずに操作できると思いますが、それだとこの動きは出せない)
それから飛び出す際のスピードも重要で、クイックに動かないとリアクション効果が得られないのだと思います。
(カバースキャットにワンタッチラバーを付けたゲストさんには、ただのワンバイトも出なかったそうです・・・)
ただしこのカバースキャット、今では人気過ぎて入手が難しいのが悩ましいところです。
そこでイモグラブ60(8.5g)やスカート無しファットイカ(11g)、イモリッパー95(14g)等でも一緒では?と試してみたのですが、結論から言うと全然違いました。
比較すると自重が軽過ぎるため、沖島のディープ・ロックでは圧倒的にボトムが取りづらくなってしまったのです。
3.5インチのワーム単体で16.5g(!)あるカバースキャットと言うのは、まさに唯一無二の超・高比重ソフトベイトと言えるのではないでしょうか。
というわけで多くの方に使って欲しくないのが本音ですがw、気味が悪いほど釣れる魔術的なワームだと痛感しました。
今や琵琶湖では「神の〇〇〇(ワーム)」の名を欲しいままにし、DEPSのサポートプロ以外もこぞって使っている事はあまりにも有名です。
見た目がちょっとアレなのが玉にキズですが(苦笑)、きっと新たな世界を開眼させてくれることと思います。。。
(ちなみにカラーはグリパン・ウォーターメロン・スカッパノンあたりが定番らしいです)
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