アメリカBASSトーナメント参戦を目指すアマチュアバサー、KenD(けんでぃ)の奮戦記をお送りします。。。

対アフターのカバー撃ちで、最強の呼び声も高い“ファットイカ”。
しかし大してバックスライドしない上、実はフォールも意外と速い？
ド定番の王道ベイトの、釣果の理由を疑います。。。

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バックスライド系最強ワーム

皆さんこんにちは、ディープストリームのKenD（けんでぃ）です。
ポスト～アフター回復期の5,6月、王道と言えるのがノーシンカーリグの釣り。
中でもカバー周りを撃つ際の、“ファットイカ“のバックスライドは定番中の定番ではないでしょうか。

2018.05.24

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少し前のカバースキャットの記事で、ファットイカが完敗した話をシェアしましたが・・・。
ディープボトムと言う特殊な使い方ではなく、シャローのアシ際等でフリップするなら話は別。
もちろんカバースキャットも良いのですが、個人的にはファットイカの方が釣れるのではないかと思っています。

2020.05.23

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そんなお気に入りのファットイカですが、実は非常に不思議なワームだと感じています。
スカート側を頭にした逆付けバックスライドセッティングが一般的だと思いますが、実はこれ大してスライドしない・・・。
意外と垂直に近い角度で、ボトムまで割と真っ直ぐ落ちていってしまうのです。

2018.08.23

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これは私の気のせいと言うわけではないようで、2017年9月号のBasser誌特集でデータとして数字に表れています。
バックスライド専用として開発された各社のワームと比べると、何とファットイカのスライド幅は半分以下（！）
しかもフォールスピードも最速で、この手のジャンルでは「最も速く、真っ直ぐ落ちる」ことが明示されていたのです。

(2017年9月号のBasser誌より。ぜひバックナンバーを読んでみて下さい！)

Basser (バサー) 2017年 09月号 雑誌 /つり人社

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バックスライドしないバックスライド系ワームなんて駄目じゃん！・・・と言いたくなるところですが、そうとも言えないのがバスフィッシングの奥深さ。
各社の製品を使い比べてみたのですが、個人的にやっぱりファットイカはトップクラスに釣れると実感しています。
大して水平スライドもしない上、そこまでフワっと落ちるわけでもないのに一番釣れる・・・。
理由を考え始めると意味不明なのですが、ともかくよく釣れるのは多くのアングラーの経験則で立証されているのではないでしょうか。

（ただし状況によっては、より水平姿勢でスライドするワームが効く場合もあるように感じます）

2018.06.29

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ちなみにスカートが抵抗になって手前に動きにくく、チョンチョンと跳ね上げた後にキックバックするので移動距離が抑えられるという利点はあると思います。
また適度にフォールスピードが速いのも、釣りが遅くなり過ぎないというメリットには繋がる事でしょうが・・・。
それだけでは説明できそうにない釣果の差は、まさに不思議ちゃんワームとしか言いようがありません。
ちなみにヘビーカバーやベビーといった派生モデルもありますが、オリジナルが一番釣れる（しかも小さいバスでも）ように感じています。

ファットイカのアキレス腱

ただしそんなファットイカにも弱点があって、それは「カバーにスタックしやすい」事ではないかと思います。
逆付けなので当然と言えば当然なのでしょうが、枝やアシの株などに挟まりやすいのが非常にストレス。
その上素材が弱いのでフックがズレやすく、一匹も釣ってないのにワームがダメになってしまった・・・という事が少なくないのです。

しかも近年の価格改定で、国内での定価は何と2000円＋税という超高級ワームに！！
釣具全体に値上げ傾向ではあるかと思いますが、さすがにこのプライスはちょっと無いんじゃないかというのが本音。
アメリカでの現地価格は特に変わっていないようなので、国内価格も少し考え直して頂きたいです、はい。

（だからもう、SALEの時にアメリカのTacklewarehouseでまとめ買いしちゃってます。。。）

ともあれ釣れるのは間違いないのですが、“引っ掛かりやすい”、“針持ちが悪い”、そして“値段が高い”のが悩ましいファットイカ。
ところがある時、これらの弱点をバッチリ解決してくれる一品を発見いたしまして。。。
次回は全く人気が無い（？）ようですが、個人的にファットイカより気に入っているバックスライド系ワームを紹介してみたいと思います。

ファットイカ　＃328（ウォーターメロン／ブルーフレーク）

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