24Jun
雨でローライトとくれば、自然と膨らむ爆釣の期待。
しかし結局終わってみれば、冷たい雨に打たれただけ!?
釣りを大きく左右する、“雨パワー“の実際について考えます。
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“雨パワー”は本当か!?
皆さんこんにちは、ディープストリームのKenD(けんでぃ)です。
個人的には最もハイシーズン(?)である6月を迎え、人間のテンションばかりが上がっている今日この頃ですが。。。
バスが機嫌をアングラーに合わせてくれるはずもなく、想像以上に苦戦を強いられている次第です。
そもそもバスフィッシングでは「雨パワー」などと言われ、一般にローライト時は活性が上がるとされていますが・・・。
爆釣の期待を膨らませて臨んだ週末、ただ冷たい雨に打たれて帰途につく・・・という事も少なくないのではないでしょうか(汗)。
というわけで今回は、釣りと雨の関係について少し考えてみたいと思います。
釣れる雨と釣れない雨
さて雨の影響については諸説ありますが、日々琵琶湖に出ていて感じるのは“釣れる雨“と”釣れない雨“があるという事。
雨がバスの活性に影響を与えること自体はほぼ間違いないと思うのですが、それがプラスに働くか否かはケースバイケースだというわけです。
ですからローライトだからと言って、今では単純に「釣れそう」とは喜べなくなりました(苦笑)。
ではその差が一体どこにあるかと言うと、一番大きな要素は雨の温度にあると考えています。
単純に言えば水温を上げるような「暖かい雨」は魚の活性を上げ、逆に「冷たい雨」は活性を下げる事が多いのではないかと。
たとえそれが25℃→22℃といったバスの適水温の範囲であっても、変温動物である魚は水温の下降変化に弱いのだと思うのです。
(そうなると結局最後はスピナベかバイブに頼るパターン・・・)
これは真夏ですらその傾向があって、夕立のような雨が短時間降る場合は一時的に活性が上がると思うのですが・・・。
それがたとえ水温30℃の時であったとしても、大雨が長い事降り続くと水温低下で釣りづらくなる気がします。
目安として釣りをしていて肌寒さを感じたり、湖水がお湯のように思える時は大抵苦戦を覚悟する次第です。
(こういう冷たい大雨+爆風なんてパターンが最低かと・・・)
あとは天気図でも大まかな判断は可能で、温暖前線に伴う雨は比較的穏やかでプラスに働く気がします。
逆に寒冷前線に伴う雨は冷たいのみならず、風も伴って激しく降りやすいのではないかと。
それから梅雨前線の場合は、北から南下する場合は冷たく、逆に南から北上する時は暖かくなる傾向があるようです。
(Yahoo!天気より。ここから前線が上がってくると暖かい雨になるのかなと。。。)
フラットランドレイクとリザーバーの違い
しかしここまでのお話、琵琶湖(南湖)のアングラーだと同意してもらえる事が多いのですが・・・。
リザーバーメインの方と話すと、「そう?とにかく雨の方が釣れるイメージがあるけど」と言われること少なくありません。
そして私も今年の冬~春に池原ダムに通ってみて、確かにそういう傾向はあるのかもしれないと感じました。
これは同じ琵琶湖でも北湖だと南湖と違って、雨や風がある方が(釣りにくいけど)魚は喰いやすい、という印象があります。
ではその差は一体どこから来るのか?と考えると、もしかして水深なのではないか?と推測しています。
つまり南湖は浅いので雨・風ですぐに水温が低下してしまう一方、ダム湖は深いので影響を受けにくいのではないかと・・・。
だからローライトの恩恵のみを受けて、活性が上がる場合が多いのではないかと言う仮説です。
(特に北湖は、ピーカンベタ凪になるとホント難しくなる気が・・・)
だったら霞ヶ浦や牛久沼などのフラットランドレイクなら、南湖と同じ傾向になるのではないかと思うのですが・・・。
このあたり各フィールドの皆様がどう感じているのか、良かったらご意見を聞かせてもらえると嬉しいです。
あと、釣れない雨をどう攻略すればよいかと言うコツについては・・・これも是非どなたかご教授ください<(_ _)>
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コメント
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印旛沼水系、霞水系、高滝湖に関して言えば間違いなく雨は釣れると思いますね!それも普段は絶対釣れないような大型のバスが釣れる気がします。人的プレッシャーが下がるのが大きいと思うんですよね…あとは田んぼなどが絡んでいるフィールドなので、流れ込みからエサも豊富に流れてきます。冷たい雨だと動けないザリガニなども大量に流入してくるインレットも存在していて、一概に冷たいから釣れない、とも言えないと思います…間違いなく水温低下させるであろう雨の日ですらエサを待ち構えてる個体がよく釣れるので…
関東のマッディシャローでは田んぼの影響がやはり見逃せない要素なので、フィールドや地域によって大きく違うのかもしれません!
なるほど~・・・確かに流れの発生により、ベイトが出てくるというのは大きく活性に影響を与えそうですね!
今年の6月の雨で釣りをして2パターンの釣りを経験しました。
濁り気味の水、小雨、微風。
風の影響で水流は横に流れている状況。
バスは垂直岩盤か垂直に伸びたウィードに付いてました。
流れにヨレがあると最高。
ネコリグ、ミドストで反応ありです。
濁り気味の水、小雨、無風の時。
ネコリグ、ミドストは無反応。
ログ、ワンテン、スピナベを投入しても追うだけ。
バイトがあっても吸い込みが浅い。
色々苦労してるのに隣の仲間は爆釣。
釣り方はストレート系ワームのウィード引っ掛け放置。
ちなみに風がある時は釣り仲間は苦戦してました。
人それぞれ得意な釣りがありますからね。
スタイルで天国と地獄ですね。
なるほど、「放置」ですか・・・私の一番苦手なジャンルです(苦笑)。
確かにそのアングラーのスタイルによっても、釣れる天候は変わってくるかもしれませんね!
記事投稿お疲れ様です!
雨パワーですか…自分もどちらかと言うと体調的な意味でのマイナス効果で痛い目を見た事の方が多いですね(苦笑)
中規模の河川と、それに強く影響を受けるフィールドを主体に釣りしてる身としては、冷たいにせよ暖かいにせよ雨は悪くないと思います。(ぶっちゃけ降り始め、降り終わりがいちばんオイシイんですけどね)リザーバー系のポイントが雨でプラスに働く事が多いのは、ベイトの観点で考えると流れを凌いでじっとしていられる場所が少ない為に、いつまでも外をさまよいがちだからなのかな、と。端的に言うと雨で活性が上がるのは、ローライト化でプレッシャーが下がる事と、もうひとつ流れというストラクチャーの発生によりバスがベイトを追い込めるチャンスが生まれることが要因なのかなと自分は考えているので、リザーバー=いつまで経ってもベイトが定位できる隠れ場所が少ないフィールドでは他のフィールドで雨の降り始めに起こるベイトの移動によるバスの活性アップが継続的に起き続ける事が多いからなのではないかな、と思ってます
コメントありがとうございます!
確かに人間的にはツラいですよね(笑)。
雨による流れの発生が起こるフィールドでは、それによる影響が非常に大きいというのは納得です(^^♪
以前、今江克隆プロとラリーニクソンが釣りをする動画をみたのですがその中でラリーニクソンは、大雨によるPHの変化について触れていたことを思いだしました。 PHが通常と違う状態になるとバスの行動も変わってしまうというような内容だったと思います。
そして時にはPHが元に戻るまで一週間もかかることもあるとか。。
また雨は水中の有酸素量も増やしますよね特に表層付近では顕著に。人間が想像する以上に流れ水温など含め多くの要素が絡んでいそうですね〜。
バスのみぞ知る!!笑
PHの件は、バスプロの野村選手にも指摘いただきました!
今度PHチェッカー飼ってみようかと思っています(^^♪