アメリカBASSトーナメント参戦を目指すアマチュアバサー、KenD(けんでぃ)の奮戦記をお送りします。。。

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:[D] ”置く” – センコーの正しい使い方 –

古今東西、最後の切り札と言えば“センコーのノーシンカー”
その正しい使い方は、何もせず「置くことにある?
ゲーリー素材に秘められた、“Do Nothing”の極意を体感します。。。

notice : Please select your language and translate by “Google Translator”on the sidebar(or selectbox below).Thank you!

川越ガイド、センコーで連発!

皆さんこんにちは、ディープストリームのKenD(けんでぃ)です。
さて梅雨真っただ中のハイシーズンですが、放流量UPのせいか?大苦戦中。
今年はトップではめられないどころか、スローダウンしたつもりでも私には全然釣れません(滝汗)。

(景気よく釣れるのはギルばかり・・・)

あまりにも釣れなくて悩んでしまうくらいなのですが、やはり釣る人は釣ってくるのがバスフィッシング。
そんな状況の中、センコーでいつも堅実にキャッチするアングラーの存在が気になっていました。
それが元TOP50選手にしてベテラン琵琶湖ガイドGOEこと川越忠之プロです。


 
今年も小鮎等のスモールベイトがメインとなっている琵琶湖で、小さ目のスティックベイトが活躍しているのは知っていたのですが・・・。
頑張ってノーシンカーにしたりキャロにしたりして使ってみるのですが、私にはなかなか釣れてくれません。
そんなわけで釣っている人は一体何が違うのか?を教わるべく、センコー道場の門を叩いてきたというわけです。

 

“置く”という魔法

というわけで、正しいセンコーの使い方とはどのようなものなのか?
ノーシンカーにセットした4インチセンコーを投げた、そのワンキャスト目にいきなり極意が伝授されました。
「・・・あ、動かさずにもっと“置いて”おいて下さい。。。」

(川越プロ、終始淡々と静かに指導して下さいます。。。)

私はセンコーをフリーフォールで着底させてから、すぐに次のアクションに入ろうとしていたのですが・・・。
何と川越プロから、何もせずにそのまましばらく放っておくようにと指示が入ったのです。
のほほんとノンビリした時間が延々と流れ、これ本当に釣れるのだろうか・・・と心配になった頃、まずは川越プロにお手本フィッシュが!

往年のパームス・フレイムが鮮やかな弧を描き、元気な40UPが事も無げにランディングされました。

(何このカラー?と思った方は鋭いですね。。。)

本当に何もしなくて釣れるんだ・・・と感激することしきりだった私にも、ラインがスーっ・・・と走るバイトが!

この釣りだけでしかも半日なのに、今の琵琶湖で何と50UPが2本!!

しかも他全て40クラスで5本リミットメイク完了と、まるで魔法を見ているかのような連発劇でした・・・。

 

“Do Nothing”の極意

そんなわけで嘘のような釣れっぷりを目の当たりにしたわけですが、なぜ何もしなくても釣れるのでしょうか?
基本的にルアーアクションと言うのは、横の動き(スイミング)”縦の動き(フォーリング)”点の動き(シェイキング)”の3つに分類されると考えていたのですが・・・。
長時間放置したワームは、そのいずれでもなくただ湖底に転がっているだけのはずです。
その答えは川越プロ曰く、ゲーリー素材だから(動かなくても釣れる)」との事でした。。。

ところでセンコーの極意は、Do Nothing(≒何もしない事)”であるとゲーリー・ヤマモト御大みずからが語っています。
しかしこの言葉の意味は、ラインを張らずにフリーフォールさせていると勝手にワームが微振動してくれる・・・という事だと私は理解していました。
ですから着底後はアクションが止まってしまうので、ボトムに着いたらすぐにリフトしてまたフリーフォールさせるイメージで使っていたのです。

けれどもこの言葉の真意はそうではなく、ボトムに着いてからも完全に放置しておく事こそがキモであるとの事。
青木大介選手も「ルアーは常に動かし続けるべし」と言っているのに、一体何が起こっているのと言うのか・・・。
その時私の脳裏に閃いたのは、これまで積み重ねてきたあるストマック調査の結果でした。

バスの胃の中のベイトを調べ続けていると、一定の確率でワームを飲み込んでいる個体を発見します。
ところが面白い事に、その種類をチェックするとセンコーカットテールである事が圧倒的に多い。
しかもフックが付いていない事から、湖底に落ちているワームを拾い食いしていると考えられるのです。

カットテールなどはあまりにも良く釣れることから、比喩的に「このワームはエサだ」などと言われますが・・・。
この事実は本当に、ゲーリー素材が餌として機能している事を示しているのかもしれません。
だとしたらラインを全く張らずにボトムに放置しておくことは、もしかしたら究極の”アクション”と言えるのかもしれません。

(宮崎選手もテキサス用ワームはスイートビーバーセンコーだけでいいと仰ってましたね。。。)

 

“置き方”の作法

しかし当然のことながら、ただやみくもにセンコーを投げて放っておけば釣れるというわけではありません。
極限までスローな釣りなので、確実にバスが居る場所を絞り込んでおかなければ効率が悪過ぎます。
その意味ではまず置く場所“をどう選ぶかが、このメソッドの最大のキモといえるでしょう。

そして何もせず放置すると言っても、まさか1日中放っておくわけにもいきません。
食わせと効率を両立させるために、どれくらい待つかと言う置く時間も超重要。
さらにはワンキャストの中でも、場合によって待つ時間を変える必要があるとの事でした。

その具体的なコツはさすがに書けないのですが(汗)、言われてみればなるほどと納得する事ばかり。
川越プロは全く格好をつけた言い方をしないのですが、シンプルな真実の凄味は釣果が雄弁に物語っていました。
低料金なショートプランなど利用しやすいコースも色々ありましたので、気になる方はぜひセンコーの正しい使い方「置く」というメソッドを勉強しに行ってみて下さい。

川越プロのガイドはこちら

 

 

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関連記事

  1. Kendさんこんにちは、ついにセンコーの放置プレーがトピックに上がりましたね笑

    以前ゲーリーマテリアルについて生物に詳しい父と話をした時、父があることを言いました。
    その言葉をヒントに、自分でも少し調べたら興味深い事実に行き着きました!
    生物と塩分の関係、淡水魚の体内塩分濃度のことなど。北海道大学の教授の論文などが見つかりました笑
    海水魚は全く逆の仕組みだったり。
    お時間あればURL記入欄に以前アップしたそのことについて書いたブログのURLを貼って起きましたのでぜひ読んでみてください!

    因みにニューヨークに住んでいた頃セントラルパークの池やブルックリンの池ではセンコーはマストアイテムでした笑

    • いつもありがとうございます!
      そしてリンク先拝見させていただきましたが・・・これ神記事じゃないですかΣ(゚Д゚)!!
      参考文献まで添付されているブログはなかなか無いかと!?
      もしよろしかったら、ネタとして紹介させていただいてもよろしいでしょうか???

        • waterlover
        • 2020年 6月 28日

        忙しい時間の中、拙い文章のブログを読んでいただいきありがとうございます!
        神記事だなんて恐縮,,,,,いや素直に嬉しいです!!

        最近は更新していないのブログですが、ああいうトピックってあまり数字伸びないんですよね〜BASSのウイニングルアーの紹介とか道具の話題が簡単に伸びたりして(特にリール)笑 

        KenDさんの好きなように紹介しちゃってください、むしろありがたいです!

        • ありがとうございます!
          ブログ運営はそのあたりが辛いところですよね~(;^ω^)
          では折を見て触れさせていただきたいと思います♪

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