17Jul
タフな魚の口をこじ開ける、最終奥義シミーフォール。
“縦のプラッギング”のキモは、バイブレーションをセンコーにする事だった!?
プラグを変幻自在に使いこなす、エリートプロのテクニックを公開します!
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バイブレーションを”センコー”にする奥義
皆さんこんにちは、ディープストリームのKenD(けんでぃ)です。
前回の「バス釣りレッスン101」では、プラグの基本としてのバイブレーションの使い方を紹介いたしました。
しかし決して活性の高いバスをサーチするだけではなく、むしろ最も釣りづらいタフな魚も攻略できるという事で・・・。
今回はスピーディな横の釣りとは対照的に、スローな”縦のバイブレーション・テクニック“について伺いたいと思います。
バイブレーションのもう一つの使い方は、ロッドワークで縦の動きを織り交ぜるリフト&フォール。
横の速い動きを食い上げられない低活性なバスでも、鼻先まで落としてバイトさせてしまうイメージかな。
これは冬~早春の低水温期の定番メソッドなんだけど、意外と真夏にタフった時も効くからぜひ試してみてほしい。
日本では一般的に、プラグ=巻き物=横の釣りという考え方が強いのではないかと思いますが・・・。
なぜそれで釣れるのか?という、具体的なイメージが沸かないアングラーも多いように思います。
あえてプラグで縦の釣りをするメリットは、一体どのあたりにあるのでしょうか。
バイブレーションは“シミーフォール”と言って、フォール時に細かく震えながら落ちる動きが出るんだよね。
言ってみればワームが細かくバイブレーションしながら落ちるのと同じだから、プラグでセンコーのフォールをやっていると考えればいいと思うよ。
でもワームには反応しないタイプのバスが釣れるし、トレブルフックだから一瞬のショートバイトも絡めとれるメリットがある。
シャッドの時も言ったように、ワームに反応しない激タフな魚がプラグだけに反応するという事は結構あるからね。
(シミーフォールって何?という方は水中映像をご覧ください。。。)
ハードルアーでのリフト&フォールというと、メタルバイブが思い浮かぶ方も多いと思います。
それが冬の定番であることを考えれば、バイブレーションでもタフコンディションに効くのが納得できる気がしてきますが・・・。
逆に言えばリフト&フォールで使う際、メタルバイブを使ってはダメなのでしょうか?
もちろんリフト&フォールだけならそれもアリだけれど、応用できるアクションの幅が違う。
メタルバイブではスピーディに横方向にリトリーブしたり、スローにフォールさせたりできないからね。
それから後で話すけど、バイブレーションはフォールが感じ取れるからカバーをタイトに攻められるよ。
カバーをタイトに攻めるプラッギング
というわけで横の動きに反応しない魚に対して、スローな縦の動きが効くことがあるという事ですが。。。
トレブルフックのついたルアーで、このリフト&フォールを行うのは決して簡単ではないのではないでしょうか。
特にウィードなどある程度のカバーがある状況の場合、操作する際のポイントを伺います。
コツはロッドワークでリフトした後、ラインを張らず緩めずにして若干テンションフォールをさせる事。
そうすると手元にフォール時のブルブルが伝わってくるので、着底やウィードへのコンタクトが感じ取れる。
そこですかさずリフトすれば、ボトムのゴミなどを拾わずスムーズに動作を繰り返すことができるわけ。
ただしフォールが分かりにくいバイブもあるし、ロッドなどタックルセッティングも決まってないと分かりにくいけどね。
深いところでビッグスプーンをリフト&フォールする感覚に近いから、まずはそっちで練習してみても良いかもしれない。
(ちなみに深い所をリフト&フォールしたいなら、代わりに同じ感覚でビッグスプーンを使うと良いらしいです。。。)
確かにプラグでもコンタクトが軽ければ、きれいにカナダモ等のウィードを切って引くことができると思います。
しかしあまりにベタッと落としてしまうと、藻ダルマになってワンキャストが終了してしまいかねないわけで・・・。
フォールの振動とボトム(ないしはカバー)へのタッチを敏感に感じ取り、瞬時にリフトさせられるかがこのテクニックの鍵になりそうです。
だからこのテクニックをマスターすれば、ボトムやウィードの凹凸を超タイトに舐めさせることが出来るようになるよ。
上級者になればリトリーブと組み合わせて、ウィードフラットを横に引いてからエッジの壁に沿って落とし込んでいくような応用も可能。
一投の中で縦と横、ファストとスロー、そしてフラットかエッジかというバスのポジションまで広く探ることが出来るというわけ。
そこで釣れたバスの反応を見て、今日はウィードエッジでスローな縦の動きが効く、という風にパターンを絞り込んでいけたら一流だね。
個人的にプラグの釣りの基本は、魚より上を引いて食い上げさせることだと思っていたのですが・・・。
アングラーの腕次第でスピードやレンジのみならず、ワームのようにカバーをタイトにも攻められるというは驚きでした。
一つのルアーで、これほどまでに攻め方のバリエーションが豊富なプラグというのは他に類を見ないのではないでしょうか?
例えばクランクだと潜るレンジが決まっているけれど、バイブレーションはアングラーの操作次第で自由自在に動かせる。
その意味でクランクがオートマならバイブレーションはマニュアルで、上級者ほど使用頻度が高くなる傾向があるね。
4.5mくらいまでのウィードやプアカバーを釣るなら、これほど便利で手っ取り早いルアーは無いと思うよ。
結論としてバイブレーションを使いこなすこと無しに、決して一流のプラッガーは名乗れないね。
(2019クラシックを制したオット・デフォーも、キーベイトはバイブレーションだったようで・・・)
というわけでカバーやボトムを感じながら、バイブレーションを意のままに操るタイトなリフト&フォール術。
そこから横の動きとのコンビネーション技など、エリートプロのバイブレーションテクニックを垣間見る貴重なお話だったと思います。
しかし一般アングラーには決して簡単では無さそうですので、次回は道具立てなどセッティングの要点を確認していきます。
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