29Mar
今や標準エレキと言えるほど、普及が進んだウルトレックス。
マイナートラブルは減ったものの、恐怖の高額修理が潜んでいる!?
致命的故障を防ぐための、“ベアリング交換“を紹介します。。。
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ウルトレックスのアキレス腱
皆さんこんにちは、ディープストリームのKenD(けんでぃ)です。
ここ数年ものすごい勢いで普及した、GPSアンカーエレキ“ウルトレックス”。
今やレンタルボートにまで搭載され出しており、もはや現代の標準エレキと言っても過言ではない程になっています。
(こんな高いエレキが普及するとか、良く考えると恐ろしい事ですが・・・)
初期モデルはワイヤー切れなどが多発したのですが、マイナーチェンジを繰り返してだいぶトラブルは減ってきました。
心配していた浸水も、シャローでぶつけたりしなければそこまで気にならない印象ですが・・・。
最近ウルトレックス・ユーザーを震え上がらせている故障が、「ベアリングの腐食」です。
問題となるのは、ステアリングサーボモーターハウジング内のベアリング(下の写真参照)。
長期使用しているとだんだん腐食して来て、錆び汁が出てきたりギーギー音が出てきたりします。
私のはちょうど2年くらいで茶色い液体が出てきましたが、酷使しているガイドさんの場合は1年ちょっとで発生する事もあるそうです。
しかし以前も書きましたが、ベアリング単体で部品供給されていないため、ハウジング丸ごとASSY交換(部品だけでも8~9万!)になってしまうのです。
ところが調べを進めていくと、どうやらそれだけでは済まないかもしれないという事が分かってきました。
ベアリングが完全に壊れた場合、無理にヘッドを左右に回そうとすると大きな負担がかかります。
それによりメイン基板までもが壊れてしまうことがあるようで、これまた部品代だけで5万くらいはかかるとの事。
作業代などを含めれば、下手をすると一発で20万近いヘビー級の修理になってしまう危険性があるようなのです(泣)。
(メイン基板まで破壊してしまうとか、もはやウルトレックスの爆弾と言っても過言ではないかと・・・)
社外ベアリング交換というウラ技
修理代20万はあまりにも痛すぎるので、どうにか予防出来ないかとアレコレ探っていたところ・・・。
フォロワーさんから適合しそうな社外ベアリングを教えてもらったりもしたのですが、そもそも自分で打ち替え作業をする自信が全くありません(汗)。
下手に失敗するとハウジングのASSY交換になるかもという恐怖もあり、なかなか踏み切れないでいたのでした。
そんなある日、琵琶湖プロガイドの近松さんのyoutubeチャンネルで、SDGマリンで施工した社外ベアリング交換作業について知りました。
聞けばいつもお世話になっているエレキの修理屋さんでも対応してくれるとの事で、早速エレキを外して持ち込み。
何とその日のうちに、まっさらなベアリングに交換して頂いて持ち帰ることが出来たのでした。
(ただし錆びこそ出ているものの、まだまだ動作は普通にしてくれるレベルでした。中の球が転がり出てきたら完全に死亡w)
その後まだ一回しか使用していませんが、ガタも無く完全に動作は正常。
純正と比較して耐久性などがどうなのか?は全く未知数ですが、少なくとも錆びたベアリングよりは100倍快適です。
ベアリング代3000円+作業代18000円=21000円かかりましたが、20万かかる故障が防止できると思えば安いものだと思います。
大変ありがたい交換プログラムを用意してくれたSDGマリンさん、そしてエレキの修理屋さんには感謝感激。
すでに錆び汁や異音が出てきているようであれば、予防的に交換してもらうことを強くお勧めいたします。
※ただし国内正規品の場合、保証等が受けられなくなったりするかもしれませんので各自ご確認ください
(そして少しでも再発を遅らせるため、耐水グリスをたっぷり詰めておきました。。。)
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