9Dec
これまでテキサスの独壇場だった、ヘビーカバーを攻め落とすスナッグレス・ネコ。
しかしバイトは多いものの、すっぽ抜けも多発してしまう?
フッキングミスを減らすための、フック選びのコツを考えます。。。
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ヘビー・カバーネコリグのアドバンテージ
皆さんこんにちは、ディープストリームのKenD(けんでぃ)です。
少し間が空いてしまいましたが、以前カバーネコリグの記事を書いておりまして・・・。
前回はライトカバーを攻めるための、“サワムラ式”を紹介いたしました。
ですので今回は、よりキツいカバーに1/8oz(3.5g)以上のヘビーシンカーで撃ち込んでいく場合について書いてみたいと思います。
一般的に言えば、ネコリグで3/16oz(5g)や1/4oz(7g)なんて使う???と疑問に思われるかもしれませんが・・・。
「そこはテキサスでしょ!」と誰もが思うような場所に、ネコリグを入れられればさらなるバイトが引き出せると実感しています。
ちなみにここまで重くなってくるとネイルシンカーでは限界があるので、私はマルチパーパスシンカーを使っています。
同じウェイトでもワームの頭に重量が集中するので、カバーの突破力はかなり上がると思います。
スワンプのような細身のストレートであれば、“ツイストロックのばねスリムS”で固定すると綺麗に収まるので試してみて下さい。
スナッグレスネコの弱点
さて葉の生い茂った濃密なブッシュ等が相手では、さすがにガード付きマスバリのちょん掛けでは太刀打ちできません。
こうしたヘビーカバーで根掛かりを回避するには、“スナッグレス・ネコリグ“が欠かせないと思います。
専用フックをワームに埋め込むこの方式であれば、テキサスとは言わないまでも劇的にスタックを減らすことが出来ると感じています。
しかしこのセッティングの泣きどころは、いわゆる“スッポ抜け”が多いという事です。
カバーに引っ掛かりにくい分魚も掛かりにくいというのはある意味当然ですが、貴重なバイトはなるべく逃したくないもの。
というわけでロッドを変えたりフッキングを工夫してみたり色々試したのですが、あまりミスを減らす事が出来ませんでした。
“掛かる”スナッグレス・ネコ用フック
こういう場合に一番重要なのは大抵フック・セッティングなので、各社のネコリグ用フックをほぼ全部試してみることにしました。
その結果としての個人的な感想は、「オフセット方式は根掛かりしにくいが魚も抜けやすい」という事。
使用感は非常に快適なのですが、やはりどうしてもフッキング率は高くないように感じたのです。
(ちなみに使っているのはスワンプクローラー。カットテールのようにもっと素材が柔らかければ良いのかもしれませんが、カバーでの耐久性が・・・)
一方で一番掛かると感じたのが、元祖スナッグレス・ネコ用フック“NSSフック”。
かなりエントリーアングルの広いマスバリで、これなら針先を埋め込んでもしっかりフックポイントが立ってくれます。
しかしMHロッドに16lbのヘビー目なタックルは想定されていないのか、フッキングで針が伸びてバレてしまう事が多発したのです。。。
なかなか上手くいかないなぁと悩んでいたところ、フォロワーさんからOSPの”スクラム“というフックを教えて頂きました。
これはNSSフック同様に掛け重視のマスバリなのですが、ワイヤーの線径が余裕で2回りくらい太い!
ここまでゴツければさすがに曲がる事も無く、やっとフッキング率に満足する事が出来たというわけです。
(ただしロッドが柔らかかったりすると、逆に刺さり切らなくてバレるかもしれません)
それからリギングの方法にもコツがあって、針先を上にする“順付け“の方がフッキング率が高いと思います。
ただしカバーの突破力を優先するなら”逆付け”の方が良い気がするので、ここは使い分けが必要かと。
ちなみにヨレが気になる場合は、カシメルスイベルの#8くらいを使うのがお勧めです。
(これが”順付け”左右にズレにくいワームキーパーも秀逸です。。。)
ちなみにオフセットでなくマスバリを使う方法には、「ワームの可動域が多くなる」というメリットもあります。
フックで固定される部分が少なくて済むので、ネコリグらしい大きな動きを損ないにくいというわけです。
なおオリジナルのスワンプであれば、フックサイズは#1くらいで良いと思います。
というわけで、スナッグレス・ネコリグでフッキング率を上げるための方法について書いてみました。
セッティングがハマっていないとなかなか難しい釣りではありますが、その威力には正直驚かされるものがあります。
最近なかなかカバーで魚を獲れなくなった・・・とお悩みの中~上級者の方は、ぜひ試してみると良いのではないかと思います。
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