アメリカBASSトーナメント参戦を目指すアマチュアバサー、KenD(けんでぃ)の奮戦記をお送りします。。。

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:[D] カバー撃ち、”次の一手”

バスフィッシングの王道と言えば、何と言っても「カバー撃ち」
しかしただ撃つだけでなく、その後のワンアクションで大きく釣果が変わる事も?
星の数ほどバリエーションがある、カバー撃ちの宇宙について考えます。。。

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カバー撃ちのアクション

皆さんこんにちは、ディープストリームのKenD(けんでぃ)です。
さてバスフィッシングの王道と言えば、何と言っても「カバー撃ち」かと思いますが・・・。
今回はこのメジャーなメソッドについて、フォロワーの方からご質問を頂きました。

ジグやテキサスのカバー打ちで質問があります。
前から疑問に思っていたのですが、雑誌やネット等でカバー打ちについて調べても、[こんなカバーが狙い目!]的な情報は沢山あるのですがカバーに入れてからの動きについては何故かほとんど見受けれません。
カバーに入れてから表層を狙うのか、ボトムまで沈めるのか?
アクションはするのか、放置さすのか?
調べてもなかなか出てきません。
もちろん、その日のバスの状態や水深で狙い方を変化させるのは理解しておりますが。
KenD様のご意見、考え方を伺いたいです。

つまり撃った後にどうするか?という「次の一手」に関する、非常~に鋭い質問かと思います。
というわけで回答していきたいと思いますが、ただ、まずはどう撃つか“が最も重要という事だけは最初に念押ししておきたいと思います。
カバーの奥に入れるのか、それとも手前を狙うのか?距離を取るのか、それとも近づくのか?着水音は抑えるのか、あえて音で寄せるのか?下流に入れるのか、上流から流し込むのか?シェードに入れるのか、逆光で見せるのか?・・・等々、こうした撃ち方ですでに勝負の大半が決まるという事を確認した上で、その後のアクションについて考えて行きたいと思います。

★カバー撃ちのアクション・バリエーション
・落とす=フォーリング
・跳ねさせる=ボトムバンピング
・泳がせる=スイミング
・置く=ステイ
・揺する=シェイキング
・上げる=リフティング
(?)

 

落とす

さてまず最も代表的なのが、「落とす=フォーリング」アクション。
カバー撃ちが縦の釣りと呼ばれるゆえんであり、着水後ラインを緩めたままボトムまで落とすのが基本だと思います。
個人的には半分以上が、このシンプルなファーストフォールでの釣果ではないかという感覚です。

(これはもうファーストフォールでバックリ喰っています)
 
ただし単に落とすと言っても、その落とし方だけで一冊の本が出来るくらい奥が深いと思います。
いきなり落とすのか、または一度カバーに乗せてから揺すり落すのか?ゆっくりフワっと落とすのか、それともストンと素早く落とすのか?真っすぐ落とすのか、カーブフォールさせるのか、それともバックスライドさせるのか?フリーフォールさせるのか、テンションフォールさせるのか、はたまたシェイクしながら揺すり落とすのか?水平姿勢で落とすのか、スパイラルフォールさせるのか?ドロップショットやフリーテキサスでスピードに変化をつけるのか?・・・等々、ちょっとここでは書き切れません。
2018年8月号のBasser誌のフォール特集が非常によくまとまっていますので、詳しくはコチラをご覧になると良いでしょう。

(例えばこちらの動画では、一度マットに乗せてから揺すり落としています)

 

跳ねさせる

次にメジャーなのが、落とした後にボトムで「跳ねさせる=ボトムバンピング」アクション。
大前提としてすでにフォール~着底でバスがルアーを見ていて、それでも食い切らない時に追加する+αの要素と考えるべきでしょう。
ちなみに宮崎友輔選手は、フォール後にピッ!と短く鋭くセンコーのテキサスを跳ねさせていました。

こちらも素早く跳ねさせるのか、それともシェイクに近い形でゆっくりトントン動かすのか、はたまた大きく跳ね上げさせるのか?・・・等々バリエーションは多々あります。
ただしバンク撃ちの場合、あまり手前までしつこく誘う事はないと思います。
大抵の場合はカバー際がキーとなるので、移動距離を抑えたワンアクションかツーアクションくらいまでが一般的ではないでしょうか。

(こちらはボトムにウィードが生えているので、着底後大きくホップアップさせています)

 

泳がせる

それから最近マイブームなのが、着底後に「泳がせる=スイミング」というアクション。
基本的にカバー撃ちはの釣りなのですが、そこにの要素をハイブリッドさせるというわけです。
実は横の動きにしか反応しないという事は良くあって、落とした後にスーっと手前にリフト&フォールさせるだけでかなり釣果が変わる経験もしました。

それなら素直に横の動き、つまりスピナーベイト等を巻いた方が早いのでは?と思われるかもしれません。
しかしジグ・テキサスほどタイトには攻められませんので、カバー際で長くアピールする事は不可能です。
最近流行りのジグスト等が有効なのは、このようにストライクゾーン内にとどめたまま横に誘いやすいからではないでしょうか。

(こちらは2022年4月号のBasser誌必見です!)

 

置く

そしてちょうど今くらいの時期に有効なのが、着底後に「置く=ステイ」というアクション(?)。
個人的にはじれったくて超苦手なのですが、ポストのスローなバスには絶大な威力を発揮する時があります。
ちなみにこの手の釣りをする時は、必ずセンコーに代表される高比重ワームを使うようにしています。

 

揺する

それから最近特に増えてきたなと感じるのが、「揺する=シェイキング」アクションです。
枝やマットなどのカバーに絡めて、その場で時間を掛けてシェイクし続けます。
フォール一発でズドン!と喰ってこないバスに対しても、パワーフィネス等のメソッドが非常に効く事があるのを実感しました。

 

こちらもトントンとゆっくり揺するのか、それとも細かくマイクロピッチでシェイクするのか?等色々やり方があります。
また最初にボトムまで落とし切らず、まずは水面直下から徐々にレンジを下げながら探っていくという方法も。
さらに言うと水深が深かったり、爆風で底荒れしている時には全く底を取らない事もあり得ます。

(カケヅカさんのディープの中層フリッピングなんて、全くボトムをとらないですからね・・・)

 

上げる

それから最後はボトムまで落としてから、逆に上方向に「上げる=リフティング(?)」というアクション。
これはマイナーかもしれませんが、実はかなり効く場面が多いと感じています。
未体験の方は枝やマットに掛けてボトムまで落とした後、回収前にスッと上に逃がして一瞬止めてみて下さい。

(ここでは上に逃がした後、マット直下で一度止めた時にバイトしています)
 
もちろんこれとフォールを組み合わせた、リフト&フォールも非常に有効です。
こちらは一般的なメソッドかと思いますが、しかし丁寧に操作出来るか否かで天と地の差がつくテクニックでもあります。
カバーにしっかり絡めつつも、枝やウィードを揺すり過ぎることなく1つづつ慎重にクリアさせるのが大切だと思います。

 (この時はファーストフォールで喰わず、枝をクリアして落とし直してからバイトしました)

・・・というわけでざっくりとまとめてみましたが、細かく分ければアクションのバリエーションは星の数ほどあります。
ハッキリ言ってこれだけで一生が終わるくらい、カバー撃ちは宇宙だと言っても過言ではないでしょう。
これだけやればOKという正解は無いですので、ぜひ色々試して自分の引き出しを増やしていただければと思います。

※と言うわけで当サイトでは、フォロワーの皆様からのご質問を受け付けております。気に入って頂けましたら、ぜひシェア&リツイート頂けるととっても嬉しいです。。。。

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    • maco
    • 2022年 5月 14日

    KenD様
    コメントの返事を記事にしていただきありがとうございました!
    正解のないカバー打ちを自分なりにトライアンドエラーしながらテクニックを身につけたいと思いましたし、自分の引き出しを増やすことを今後の釣りの楽しみにしたいと思いました!

    • いえいえ、参考になれば幸いです(^^♪
      色々とトライしてみて下さい!

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