30May
ウォブルやロールに黄金比と、様々に語られるルアー・アクション。
しかしその動きはそもそも、魚にはどう感じられているのか?
アクションを構成する、基本要素をおさらいしてみます。。。
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“ウォブル”は振動覚に訴えるアクション
皆さんこんにちは、ディープクランクのKenD(けんでぃ)です。
さてルアーのアクションを語る際、“ウォブル“とか“ロール“と言ったワードがよく出てくると思いますが・・・。
それって結局どういう意味があるの?と、疑問に思われている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
というわけで今回はその基本的な効果について書いてみたいと思いますが、その前にまずどんな動きをウォブルと呼ぶのか?
それは下図のように垂直方向を回転軸とした、テールやヘッドを左右に振るアクションの事。
ちなみに大きく動く場合はワイドウォブル、細かく震える場合はタイトウィグルと呼びますが、これは程度の差であって動きの質としては一緒だと考えています。
そしてこのウォブルは、主にブルブルとした振動(波動)を発生させるという意味があると思います。
魚には側線という振動を感知する器官がありますので、この振動覚に訴えかける効果が期待できるわけです。
ちなみにラージマウスバスは非常に側線が発達しているようで、盲目のバスでも振動だけを頼りにバイブレーションの早巻きにバイトできるそうです。
“ロール”は視覚に訴えるアクション
一方でロールの方は水平方向に回転軸を持ち、ボディを上下に回旋させる動きの事を言います。
これによってボディサイドとベリーが交互に見え隠れし、特に下と横の色が違うとハッキリした明滅が発生します。
つまりはフラッシング効果によって、魚の視覚に訴えかけるという意味があると考えられます。
というわけでごく大雑把にまとめると、
●ウォブル = 振動(バイブレーション)の発生
→ 魚の側線(振動覚)に訴えかける
→ 濁った場所で有効(な事が多い)●ロール = 明滅(フラッシング)の発生
→ 魚の目(視覚)に訴えかける
→ クリアウォーターで有効(な傾向がある)
と大別することが出来るかと思います。
こう考えるとマッディシャローでワイドウォブルのスクエアビルが定番だったり、琵琶湖のクリアディープでロール寄りのマッドペッパーマグナムが効く理由が納得できるのではないでしょうか。
(いや、ロールでも多少の振動は発生しているはずだ!・・・といった事はここでは省略します)
ウォブンロールと黄金比
それからこの話になると必ず登場するのが、“ウォブンロール“=両者を組み合わせたアクション。
ただ現実的にはほとんどのルアーが、純粋なウォブルorロールだけではなく2つがミックスされています。
そして6:4が黄金比だとか、色々な説が各所で語られている事と思います。
けれども個人的には、唯一絶対のベスト・バランスなんて無いのでは?と考えています。
もしそんな黄金比が本当に存在するのだとしたら、世の中にこれだけ多種多様なルアーが存在するはずがないと思うからです。
その時・その状況にバックリはまる動きと言うのはあるにしても、それは刻々と移り変わっていくものではないでしょうか。
(こんな分かったような事を書くとルアービルダーの皆様に叱られてしまうかもしれませんが・・・汗)
というわけで今回は、ルアーの基本的なアクションについて私見を書いてみました。
これを踏まえて次回は、より具体的な使い分けの話をしてみたいと思います。
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コメント
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>大きく動く場合はワイドウォブル、細かく震える場合はタイトウィグルと呼びますが、これは程度の差であって動きの質としては一緒だと考えています。
ウォブルとウィグルは動きの質の違いを表す言葉ではなかったでしょうか?
頭と尾を振るのがウォブル、頭を軸に尾を振るのがウィグルと理解していました。
コメントありがとうございます!
そ、そうなのですか???
少し調べ直してみます~。