9Mar
THE KEEP CAST 名古屋2014(去年までの名古屋バスフェスタ)に行ってきました。
今年からはソルトウォーターも加わり、バスだけでなくルアーフィッシング全体の祭典、といった感じになったようです。
テクナGPのジャークベイトロッド(TF-GP64CMJ)が見たかったのですが・・・。
ところで琵琶湖でのトップ&ジャークベイトロッドとフロッグロッドって、実はかなり似たベクトルにあるロッド同士なのではと考えています。
長さとかパワーが違うだけで、求める方向性は似通っているというか。
要素の1つ目は、強力なトルク。(リフティングパワー)
南湖の濃いウィード周りで2kg以上を獲るためには、最低でもMHクラス、ガチのマットカバー上のフロッグならXHクラスのトルクが必要になってくるように思います。
そして2つ目は、ルアーの動かしやすさ。
特にトップとフロッグに関しては、ロッドが硬過ぎるとルアーが動き過ぎてしまって、水に絡ませるような滑らかな動きが出しにくい気がします。
でもしなやか過ぎると、ワンテンやルドラなど大型のジャークベイトをキレ良く動かしたり、カバーに引っ掛かったフロッグを外したりし辛いので、ティップには張りが要ります。
・・・と考えると、ティップはやや強く張りがあるものの、ロッド全体がしなやかにベンドするテーパーと弾性が必要かと。
3つ目は、疲労の少なさ。
操作し続ける釣りなので、1日中続けるのは体力的にかなり辛いです。
というわけで、出来る限りタックルは軽く、そして短い方が楽。
そして最後は、高い破断強度。
特に50lb以上のPEを使ったヘビーカバーのフロッグでは、ジグ&テキサスロッドを兼ねたソフトティップのファーストテーパーロッドでは、破損の危険性が心配です。
(こうしたライトカバー用のフロッグロッドの方が世の中には多い気がしますが、琵琶湖のウィードマット上ではキツいと思います)
・・・こう考えていくと、結構矛盾し合う要素が一杯あって難しいです。
で、短くてもトルクとしなやかさを出すためには、低弾性でパラボリックなテーパーが有効。
でも、低弾性を素材を厚巻きして頑丈にしたロッドは、重い・・・という具合に。
スパイラルX?とかいう技術のおかげで、軽いんだけど粘る、という珍しいブランクが実現できたとの話を、開発担当者の方から直接伺うことが出来ました。
失礼な話ですが、シマノは機械屋さんであって、あくまでメインはリールのメーカー・・・というイメージが自分の中にありまして、ロッドについてはこれまで関心を払ってきませんでした。
釣り具総合メーカーだからってことでラインアップはしているけど、そんなにコアなアングラーが開発しているわけじゃないよね・・・みたいな。
でもジャッカルが加わったりしている影響もあるのか、そんな先入観を見事に打ち壊すマニアックなロッドを作ってくれているみたいです。
書いちゃってよいのか分かりませんが(笑)、担当者の方と、TAV-GP611CMLP+Jについて熱く語り合うことが出来たのは非常に貴重な体験でしたw
本気でやりこんでる人が作ってくれているというのは嬉しい事ですし、そういうロッドは欲しくなりますよね。。。
で、フロッグに使えそうかな?と思ったのは、ポイズンアドレナシリーズの170H-SB。
本来はビッグベイトなどスイムベイト用のロッドらしく、レギュラーに近いパラボリックなテーパーと粘りが理想に近い感じです。
特筆すべきはその軽さで、高弾性の軽量ロッドを振っているかのような軽快なフィーリング。粘るブランクスでこれは驚異と言って良いのではないでしょうか。
これなら集中力を切らさずに1日振り切れそう。
懸念としては、もう少しダルくしなやかじゃないとフロッグを動かし辛くないかなー、という点ですが、これは実際フィールドに持ち込んでみないと何とも言えません。
後はあまりに軽いので耐久性に不安が残りますが、X状に巻きつけたシートで折れの原因となる「ブランクの潰れ」を防ぐため、想像以上に破断強度は高いのだとか。
http://tv.shimano.co.jp/movie/promotion/promotion2013_fs_spiralx/
後はいくらブランクスが強くても、ガイドがシングルフットなのも心細い点です。
となると、そういうモヤシっ子がフロッグをやろうとするには現実的な選択肢なのかもしれません。
というわけで買おうか本気で悩み中・・・。
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