30Apr
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それでは前回記事の続きです。
似通ったスペックの、シマノの巻き物用グラスコンポジットロッド4機種。
・エクスプライド 170M-CR
第一回は、ポイズングロリアス 170M 「C7」についてです。
世にも珍しい「ワンピースの継ぎ竿」
フィッシングショーでシマノのロッド担当の方から話を伺ってきたのですが、C7はベリー~バット部は完全なカーボンロッドで、ティップ部分のみグラスを継いだ構造になっているそうです。
グラスコンポジットロッドと言うと、普通はグラスのメインブランクスに対して、バットなどにカーボンを補強していく手法が取られるそうです。
その意味では非常に特殊と言うか、おそらく他に類を見ない挑戦的な製法と言えそうです。
狙いは「感度」と「フッキングパワー」
ではそのメリットはどこにあるかと言うと、
・クランクの動きが手に取るように分かる「感度」
・フッキングパワー
の2点を狙っているようです。
(下記の加藤プロの解説動画をご参照ください)
メインブランクスの大部分をカーボンで作れば、グラスメインよりも飛躍的に感度が向上するのは容易に想像できます。
実際に、フィッシングショーでルアーの振動を体験できるデモが行われていたのですが、確かにハッキリ差が分かる位ルアーのアクションが手元に伝わってきました。
それからフッキングパワーですが、これも「ここから先はカーボン」と明確なファーストテーパーに作れるので、通常のコンポジットロッドより向上させられるのは想像に難くありません。
実際、下記の動画では秦プロがスピナーベイトをしっかりとフッキングさせています。
(春の時期は1/4~3/8oz程度のスイムジグにも使っているそうです)
巻き物ロッドに感度は必要なのか?
このように、C7は(巻き物的)高感度とフッキング性能を両立させた意欲作と言えそうです。
問題は、巻き物ロッドに感度は必要なのか?という点に行き着くのではないかと思います。
正直、以前は巻き物用ロッドに感度は不要と考えていました。
ノリの良さと、バラシにくさこそが大切だと。
しかし最近、感度も必要という考え方に変わってきています。
なぜなら、ウィードに触った、ストラクチャーに当たった、という感触が分からないと、外せないほどウィードに深く掛けてしまったり、障害物に根がかりさせてしまいやすいと思うからです。ルアーのブルブル感が良く伝わっていれば、動きの変化でストラクチャーへのコンタクトを察知して「止める」という小技を使いやすいですし、魚が喰ったままこちらに走ってくるような「消えるバイト」も取りやすいと思います。
「千鳥り」と言ったルアーアクションの変化を理解しやすいメリットもあり、巻き物にもできるだけ感度はあった方が良い、というのが現在の自分の考え方になっています。
それでも大切な「ノリ」と「バラシにくさ」
しかしそれでも、自分は「ノリ」と「バラシにくさ」が優先する要素だと考えています。
これは特に、速めにリトリーブし、かつフックアウトしやすいクランクベイトの釣りでは大切になってくると感じています。
乗せやすさに関してはロッドのベリーが重要と考えていますので、C7の製法でも上手に設計されてクリア出来ているのではと思います。
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