10Jul
見当外れの場所でガバっ!勢い余ってルアーをバシっ!・・・ポッパーの釣りには、ミスバイトがつきものですよね。
思わず叫んでしまう様な悔しいミスを減らし、フッキング率を上げるにはどうすれば良いのか?
今回は、そんな状況にお勧めのポッパーと、ちょっとしたチューニングのお話です。
★POP MAX(メガバス) スペック
フローティング
サイズ:70mm
ウェイト:1/2oz
重心:固定重心
サウンド:ラトルあり
純正フック:前後 #4?(リヤフックはフェザーあり)
スプリットリング:前後 #3(?)
●飛距離抜群、圧倒的存在感の大型ポッパー
ポップマックスはMAXの名の通り、国内サイズとしてはおそらく最大クラスのポッパーです。
ウェイトは1/2ozなのですが、それ以上に大きいのがボディの存在感。
お腹側が少し潰れたような扁平ボディになっており、下から見上げた時の表面積は圧倒的です。
(比較対象はコーリングペッパー:左)
もちろんキャスタビリティは素晴らしく、向かい風をものともせずに飛んで行きます。
コーリングペッパーなど3/8ozクラスのポッパーと比べると、ナイロン20lbなど太めのライン使用時では特に大きな差が出ると思います。
●ポップ音はやや控えめ。静止時のラトル音は大きい
大柄なPOPマックスですが、そのボディに比べるとカップの大きさはやや控えめに感じられます。
カップ内に水が抜ける穴?があるのも影響しているのか、想像するほど派手なポップ音はしない印象を受けました。
ただ、左右に転がるよう設定されたラトル音は結構大きく、アクション後のストップ時にはっきりとアングラーにまで聞こえてきます。
●水平浮き・高いアイポジションでやや潜りやすい
浮き方は水平浮きに近い感じです。
ペンシルのように首を振らせると、スプラッシュして飛沫を上げながら、やや強く水を押してアクションしてくれます。
水平浮だからダイブはしないのか?と思いきや、アイポジションが思いっきり上(カップの12時の位置)にあるため、結構潜りやすい印象です。
●アクション多彩で直進性は低め
そんなわけで、ドッグウォークしたりダイブ、スプラッシュさせたりと多彩なアクションに対応してくれるのですが、その代り直進性は低めに感じます。
という訳で、コーリングペッパーの様な「大きくて深いポップサウンド」を安定して出すのはやや苦手なように思います。
関連記事:【ポッパーでディープを釣る、コーリングペッパーの能力】
●最大のメリットは、「ミスバイト率の低さ」?
ではどこがこのルアーのメリットなのか?というと、最近、「ミスバイト率の低さ」にあるのではないかという気がしています。
ポッパーには、場違いな場所に出たりとか、勢い余ってルアーを弾き飛ばすようなミスバイトがありがちだと思います。
しかし、あくまで私の経験上での話ですが、POP MAXではそうした事が起こりにくいような印象があります。
ある程度重さがある(弾き飛ばされにくい)こと、そして下から見たボディの面積が大きい(的が大きく外しにくい)こと、そしてフックサイズが大きい事が、要因としてあるのではないかと推察しています。
(ちなみに純正フックは♯4?ですが♯3でも余裕で浮きます)
●「直結方式」で、フック絡みとミスポップを回避
一時はこよなく愛していたPOP MAXですが、大きなポップ音を安定して出しにくい事から、ここ数年はコーリングペッパーに主役の座を明け渡していました。
しかし以前も記事にした「直結方式」を用いる事で、直進性の低さをカバーし、安定したポップ音を出しやすく出来る事に気付いてからは、再び出番が多くなってきています。
関連記事:【プラグの糸絡みを減らし、深いサウンドを引き出す「直結方式」】
しかも直結にするとフック絡みが大幅に減少するので、#3という大型フックでもストレスなく常用できます。
この事により、他のポッパーと比べてフッキング率が明確に高いように感じています。
▼キャスタビリティとフッキング率に優れた、フルサイズポッパー
そんなわけでPOPMAXは、向かい風などキャスタビリティが必要な時、そしてミスバイトが多発する時に威力を発揮するフルサイズポッパーとして、ローテーションの中で欠かせない存在になってくれています。
大きさに食い渋るようなコンディションでは不利でしょうが、ウィードやカバーにきっちりと絡めたり、ややマッディな状況下ではかなり使えると思います。
あまり人気が無いのか?最近では安売りされている事も多いようですので、ぜひ一度試して頂きたいお勧めポッパーです。
※更新情報と時事ニュースをお届けしますので、ぜひFacebookページへのいいね!& twitterのフォローをよろしくお願いします。
関連記事
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。