7Jul
プラグの釣りで大きなストレスになる、フロントフックへの糸絡み。
それを激減させる小技を考えてみましたので、シェアします。
そしてトラブル軽減だけでなく、深いポップ音を引き出せるという思わぬ副産物も・・・。
関連記事:【プラグの釣りの大敵 – フロントフックの糸絡みを減らす方法を考える】
●フック絡みが激減する、「ライン直結」
通常、プラグを使う場合はスナップもしくはスプリットリングを使う事が殆どではないかと思います。
しかしこれを省いてアイにラインを直結する事で、実はライントラブルが激減すると感じています。
原理的には、ラインが上下左右に動く自由度が下がるためと考えられます。
百聞は一見に如かず、まずはやってみて下さい。
きっと劇的なトラブル軽減効果が実感できる事と思います。
●大きなデメリット
しかし、「ではどうして純正でスプリットリングが付いているのか?」という疑問が沸いてきます。
それはこの直結方式だと、「横方向へのルアーの動きが著しく制限される」からだと考えられます。
つまりアイの結節部の可動性が低いため、
・クランクなどの巻き物 → ウォブル幅が小さくなる
・ジャークベイト → 横方向へのダートが狭くなる
・ペンシルべイト → ドッグウォークで左右に首を振りにくくなる
といったデメリットが生じてしまうはず・・・というわけです。
●欠点を逆手に取った活用法
じゃあ直結方式、使えないじゃないか!・・・と思われるかもしれません。
しかし、「動きの自由度が制限される」ことを逆手に取った活用法があります。
それは・・・ポッパーでの使用です。
具体的には、深く・広いレンジに届く「低くて大きいポップ音」を出すシチュエーション。
関連記事:【ポッパーでディープを釣る、コーリングペッパーの能力】
安定してこうしたポップ音を出すには、「ポッパーのカップが真っ直ぐにアングラー側に向いている」必要性があると考えています。
つまりルアーが横を向いてしまうと、カップで受ける水が減って、ピチャッ、といった軽い音になりやすいと思うのです。
(そうしたアクション自体が良くないという事では無く、あくまで低く大きな音を出したい時には、という事です)
▼「直結方式」は、直進性を高め、ライントラブルを減らす
このようにラインをアイに直結して使用する事で、直進性を高め、ライントラブルを減らすことが出来ます。
その代りアクションの自由度は制限されてしまうので、いつでも使える小技とは言えません。
しかし今回紹介したポッパーでの活用法など、その特徴を生かせる方法がきっと他にもあるのではと思います。
メリットとデメリットを天秤にかけて、上手な活用法を見つけて頂ければ嬉しく思います。
(そして、良い方法が見つかったら私にも教えて下さいw)
追記:ちなみに【プラグの釣りの大敵 – フロントフックの糸絡みを減らす方法を考える】で取り上げた、「ナイロンラインを使用する事で、フローティングジャークベイトでの糸絡みを減らせるか?」という課題について、実釣テストを行ってきました。
ワンテンハイフロートで使い比べた結果では、ナイロン20lbにするとフロロ14lbより明らかにフロントフックの糸絡みが減少しました。
理論的に正しいかはさておき、結果論としてはフローティングジャークベイト=ナイロンはありかな、というのが現時点での個人的見解です。
ご参考までに・・・
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