アメリカBASSトーナメント参戦を目指すアマチュアバサー、KenD(けんでぃ)の奮戦記をお送りします。。。

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クロダイポッパー2.0時代!「飛んでバレない」ポッピングダック・レビュー

今期、再び浜名湖にクロダイポッパー旋風が吹き荒れています。
そして満を持してメガバスが放った「ポッピングダック」。
新世代ポッパーの実力を、早速実釣テストから解剖します!

●再燃するポッパー旋風!実はトーナメントでも活躍の実力派

浜名湖発祥のエキサイティングゲーム、クロダイ&キビレポッパー。
一時はブームは去った感がありましたが、ここ最近再び熱い注目を浴びるようになりました。

その理由を挙げれば、とにかく楽しい!・・・事はもちろん、実際に「良く釣れる」からに他ならないと思います。
先日の浜名湖オープントーナメント第2戦では、試合本番にポッパーでシングル入賞した選手が何と3名も!
遊びの釣り方とナメてかかるわけにはいかない、本格的な実力派メソッドと言えるのではないでしょうか。

IMG_2056

関連記事:【ポッパーはトーナメントウェポンになり得るか? – HOT第2戦本戦レポート

そんな中、ついに王者メガバスが動きました・・・。
長きに渡る沈黙を破って、ついに最後発となるクロダイ専用ポッパー、「ポッピングダック」をリリースしてきたのです。

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(メガバス公式HPより)

◆ポッピングダック(メガバス)・スペック

フローティング
サイズ:60mm
ウェイト:6.5g
重心:固定
サウンド:ラトルなし
純正フック:前:ST-46♯10、後:ST-46#6
スプリットリング:♯2(?)

●最後発のオールラウンダー。目指したのは敢えての80点主義?

このポッピングダック、開発者曰く「全ての要素を高次元で満たした、欠点の無い80点主義」のルアーだそうです。
あらまぁ珍しい・・・(笑)。

過去のクロダイポッパーを徹底的に分析する事で、とにかく使いやすさを追及したとの事。
最後発ということもあり、徹底して欠点を潰してきた・・・ということのようです。


今期は私も色々なポッパーを使い比べてみて、それぞれの特徴を興味深く感じていました。

IMG_20150824_122140

関連記事:【1軍クロダイポッパーを、一気に比較インプレッションしてみる

もちろんポッピングダックも凄く気になっていたのですが、人気のため品薄で手に入らず・・・。
また来年に試そうと思っていたところ、関係者の方のご厚意で1つ入手する事が出来ました。
催促したわけでは無いのですが、この場を借りてお礼申し上げます。

・・・が、本音のインプレッションを読者に届ける事こそがDeeeP STREAMの使命!!
そう心得ておりますので、心を鬼にして(笑)、厳し~い目でレビューを書かせて頂きたいと思います。

●キャスタビリティは最高レベル

さて、まずはキャスタビリティ。
いきなりで申し訳ないですが、飛距離・アキュラシーともに最高だと思います。

決して提灯記事を書いているわけでは無いですが、RAポップとかより明らかに飛ぶと思います。
キャストの正確性に関しても、最も信頼しているポッピーと同レベルではないかな?と。

別に大きさとか重さがUPしているわけでは無く、同クラスのサイズでこのキャスタビリティ。
比較的カタマリ感のあるボディ形状と、大き目のリヤフックが寄与していると思われますが・・・
80点主義どころでは無く、これは文句なく100点レベルだと思います。

●Wローリングスイベルアイが、確実にバラシを軽減

そしてオリジナリティあふれる独自システムが、こちら。
前後のフックアイに搭載された、ローリングスイベルシステムです。

popping-duck_d01-2

早い話が、フックアイ部分がサルカンになっていて回転する構造。
既に他のルアーなどにも搭載されていますが、バラシは確実に減るというのが私の実感です。

通常の固定アイだと「ひねる」動きが加わった際、フックが抜ける方向に力が掛かってしまいます。
これを避ける事が出来るというのが、バラシが減る最大の理由だと思われます。

しかしこのシステム、実は正直言って好きではありませんでした。
理由はスイベルの耐久性で、何匹も釣ると持たずに折れてしまうのです。。。
ですので、面倒ですがスプリットリングを使わず、トレブルフックをPEラインで結んだりしていました。
(これならスイベル同様、フックが回転しますので)

しかし!ポッピングダックでは高品質の国産「NTスイベル」製のサルカンを採用したとの事。
実際10匹ほど掛けてみましたが、まだまだガタつく感じもありません。
これならイケるかも・・・?

P1020475

関連記事:【浜名湖で道場破り!ワイルドサイドWSC66ML実釣レビュー

ただ、また余計な毒を吐いてしまうとw、強いベイトロッドでガチあわせを入れれば、別に普通のフックシステムでもそうバレないと思います。
これはボトムワインドをしていた時に気が付いたのですが、M~MHぐらいのベイトロッドだとほぼ確実にフックが刺さっています。
ところがMLくらいまでのスピニングタックルで使うと、フックの針先が口の中に引っかかっているだけ・・・という事を多く経験しました。
(ネットインすると、すぐにポロっと外れてしまう)

というわけで、強いロッドで鬼アワセを入れる前提なら、必須のシステムとは言えない気がします。
しかし逆に言えば、浜名湖でメインになるライトめのスピニングタックルであれば、バラシ軽減のメリットは絶大と言えるのではないでしょうか。

というわけで、この点については120点!

●大型フック搭載でも、しっかり浮上

フックサイズは純正で、前:ST-46♯10、後:ST-46#6と大きめになっています。
この「大型フックを背負える」という点も、引きの強いクロダイのポッパーに大切な条件です。

さらにはリヤでそれを見たしつつ、フロントをあえて小型にする事で、しっかりとした浮力を出している点もポイントだと思います。
(糸絡みを避ける目的もあるかもしれませんが)
前後共に大型フックをつけているポッパーだと、風波が強いとなかなか浮かないこともありますので・・・。

しかし個人的意見ですが、やや水深のある場所で突き上げバイトを狙うなら、前側も大型フックの方が良いように感じます。
激シャローで後ろから追ってくる場合はリアフックへのバイトが殆どですが、下から浮いてくる時は前側に掛かる事が多いと思いますので・・・。

まあこの辺りは狙う場所によって使い分ければ良いと思いますし、前後とも大きくする場合は自重の軽いトレブルSP-MH等に換えるのも手だと思います。
というよりST-46は曲がりやすいので、私の場合クロダイには常にガマカツのフックを使っているのですけれど。

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★参考:がまかつトレブルフック標準自重リスト

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●「クロダイが好むアクション」・・・なのか?

そして気になる「クロダイが好む派手すぎない小気味良いポップ音」についてですが・・・正直、良く分かりません(苦笑)。
「最小限に抑えられたアクション中の移動距離」も、それが釣れる要素なのかどうか、私には自信がありません。

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これは単に、私のクロダイポッパー経験値が少ないというだけの問題なのですが、「何が良いアクションか?」って本当に難しいです。
今シーズン色々な動かし方を試してみたのですが、乱暴に言ってしまうと結構何でも釣れてしまうのですよね。

一般には控え目なポップが良いとの事ですが、確かにそういう時もあるけれど、派手に動かしても結構喰う。
そもそもポップをさせた方がいいのか!?まで含めて、正直私には判断が付かない状態です。

 

▼飛んでバレない、で充分。今後の1番バッターは確定

という訳で「80点主義」とされるポッピングダックですが、個人的にはキャスタビリティとバレにくさで他を圧するメリットがあると感じました。
そして私には細かいアクションの差が分かりませんので、正直言ってそれだけで十分です。

今後はRAポップに取って代わり、まず投入するファーストチョイスのポッパーになることは確実。
そして使い込んでいく中で、「この状況はダックじゃないな~」、といった使い分けが見えてきたらいいなと思います。

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ともかく、ひいきで無く使いやすいのは間違いないかと思います。
特にこれからクロダイポッパーを始める方には、ベストチョイスではないでしょうか。

あとはS-talkも使ってみたいですけどね!(こちらも入手困難ですがw)

 

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  1. 2018年 8月 22日

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