3May
ジャイアント・ペンシルで、本場アメリカのトーナメントを制覇!!
真正面からパワーフィッシングを挑んで、しかも「勝つ」大森プロのスタイル。
スーパースプークの”重さ”が、歴史の扉を開いたのかもしれません・・・
キング・オブ・ペンシルベイトの重み
大森プロの歴史的な勝利から一夜、未だ興奮の冷めやらぬKenDです、こんにちは。
本日は快挙を演出した立役者、ヘドンの「スーパースプーク」について書いてみたいと思います。
(heddon HP より)
さてこのスーパースプーク、ペンシルベイトの王様「ザラスプーク」のサイズアップバージョンという位置付けのようです。
とはいえ実は、私自身はまだ使った事がありません(苦笑)。
しかしバスマスターのLIVE映像を見ている限りでは、すごく水平浮き で、しかも 水押しが強そうなアクションだなと感じました。
水を切るルアー、水を押すルアー
これを見ていた時、自分の中で「何かに似ている・・・」という不思議な感覚を受けました。
水平に浮いたボディの側面で、水を強く押しながら安定してドッグウォークする姿。
あっ、と閃いたのは、去年琵琶湖で使って良い思いをしたO.S.Pの「ヤマトJr.」でした。
ところでそれ以前、自分の中でペンシルベイトの代表選手はラッキークラフトのサミー100でした。
サミーは垂直に近い浮き姿勢から、水を切って逃げるようにスイッ、スイッ、とダイブ&ウォーキングしてくれます。
その軽快でクイックな動きは、小魚が水面でパニックを起こして逃げ惑う姿そのもの。
一時は、「ペンシルベイトはサミー100だけで充分!」・・・とすら思っていました。
しかし前述のYAMATOを使い始めた事で、少しづつ考えが変わって来ました。
ボディサイドでジャッ、ジャッ、と強く水を押し、重々しく動くそのアクションに、ビッグバスがもんどり打って反応してきたのです。
誤解の無いよう書き添えておくと、サミーはとても良く釣れるルアーです。
というよりもたぶん、とにかく釣ると言う意味ではこちらの方が上かもしれない。
しかし明らかに、サイズという面で見るとヤマトJr.の方に軍配が上がったのです。
これはどういう事かと考えた結果、自分の中での結論は水を「切る」動きと、「押す」動きの差、という所に落ち着きました。
これまでもジャークベイトなどで散々書いてきましたが、このトルクのある重い動きこそが、ビッグフィッシュの側線に強くアピールする「大きなベイト」の波動を出しているのではないかと考えています。
(まだ読まれていない方は、ぜひ下記の記事を読んでみて下さい。)
その点で行くと、スーパースプークの浮き姿勢はもうガチガチの水平姿勢。
LIVE映像を見ているだけで手首が壊れそうな(苦笑)、強い引き波を立てる重量感あふれるアクションを見せています。
しかし他の選手が揃ってサイズアップに苦しむ中、大森選手だけは超ナイスコンディションのビッグフィッシュを次から次へと連発。
最終日は何と25lb3oz(11.4kg)の圧倒的トップウェイトに、何と3kgクラスのモンスターまで捕獲!!
このビッグフィッシュ乱舞の大逆転劇を演出してくれたのは、広大なフラットでのスーパースプークの抜群のアピール力と、ビッグフィッシュ・キラーアクションだったのかもしれない・・・。
そんな事を想像した、今回のエリート戦でした。
(他にスイムベイトでもたくさん釣ってはいますが。ちなみにスイムベイトはバスプロショップスのXPSという情報も・・・)
アメリカン・パワーフィッシングで正面撃破!!
しかしそれにしても、大森プロは本当に凄いなと思います。
何が凄いって、こういう「アメリカ的な釣り」で本当にアメリカのプロに勝ってしまうからです。
どうしても日本出身の選手は、ドロップショットのような「アメリカ人はあまりやって来なかったフィネスな釣り」的な勝ち方が多くなりがちだと感じています。
(初年度でFLWを制した深江プロとか。もちろんそれも凄い事なのですが・・・)
けれども大森プロの場合、クラシックでのクランキングやシャローのフリッピング、そして巨大トップウォーターやスイムベイトをブン投げるガチのパワーフィッシングで、本場アメリカのプロと真正面からガチンコ勝負!!
そしてしかも勝つという、もう私のようなアングラーからしたら倒れそうなくらい痛快なスタイルなわけです。
そんなホンモノの“世界基準”のバスプロ、大森貴洋プロ。
再び動き出したT.O.伝説のストーリーを、DeeeP STREAMではこれからも全力応援していきたいと思います!
(何度でも載せちゃいますけど、この背中が超絶カッコイイんですよ・・・w)
※ウィニングパターンの”シャッドスポーン”について追記しました!
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