13Aug
本場アメリカのトップシリーズで、戦い続けるイヨケン選手。
世界に挑む相棒は、コントラスト重視の”アクションコパー”。
「何を見たいか」に行き着いた、エリートプロのカラーセレクトを考えます。
(©Seigo Saito)
危機迫る日本人選手たち
皆さんこんにちは、KenD(けんでぃ)です。
さて2016バスマスター・エリートシリーズ第8戦、ポトマック・リバー戦がキックオフしています。
初日のリーダーは、弱冠30歳のジャスティン・ルーカス!
以前よく試合が開催されていた関係から、FLW移籍組が強さを発揮しているそうです・・・。
しかしレギュラー戦残り2戦となり、いよいよ深刻さを増してきたのが日本人選手の「残留」問題。
何と大森選手以外の4選手全員が、70位以内の自力残留圏に残れていません。
(詳しくは、「ナニブロ」さんに詳しいまとめ記事がUPされています。必見!↓)
そして特に深刻なのが・・・生涯順位などでの救済の無い“イヨケン”こと伊豫部健選手。
ここで是が非でも上位に食い込まなければ、もはや来年に希望を繋ぐことが出来ません。
(「Fish it easy!」の名言は、私にとって座右の銘になっています・・・)
今回はイヨケンさんが”世界”と戦うためにチョイスしたカラー、「アクションコパー」の特徴を考えながら、その奮闘にエールを送りたいと思います。
“コントラスト”で攻めるアクションコパー
さて前回は、ローライト時に無敵の強さを発揮する“イーズグリーン”にスポットライトを当てました。
そして前々回は、晴天時に最高の解像度を誇る“トゥルービュースポーツ”。
そして今回は、これらと並ぶ代表的な3大カラー(?)とも言うべき、「アクションコパー」の特徴を見ていきたいと思います。
さてこのカラー、スペック的には偏光度99%、可視光線透過率30%と、「トゥルービュー系と何が違うの?」という感じです。
その最大の違いは・・・青色の波長だけをあえて抑える事で、”コントラストを高めた”点にあるそうです。
(ちなみに、コントラストって何?・・・という点に関しては下の記事を参照ください)
その高いコントラスト性能は、実釣にどう役立つのでしょうか?
このレンズカラーを溺愛し、世界最高峰トーナメント「BASSMASTER エリートシリーズ」を戦う相棒としているのが、上にも書いた伊豫部プロ。
そのメリットが、以下のように語られています。
「見える」を突き詰めていくと、色が大きく関係していることがわかります。
(現実世界の色に近い)トゥルービューは、ちょっとスモークがかってるじゃないですか。
だからバスの背中が周囲と同化してる気が、どうしてもする。アクションコパーを使うことによって、視界が赤茶系になる。
でも、魚、そして地形を見比べた時、確かにトゥルービュースポーツでは見えないものが、アクションコパーだと浮き出てくるっていうシーンがあったんです。
つまり、実際の色味や正確な視界を再現するのに最適なのは確かにトゥルービュー系である、と。
しかし「本当の見え方」よりもっと大切なのは、「自分の見たいもの(つまりバスやストラクチャー)が浮き出て見えるか」にある・・・。
それが世界と戦う中で、イヨケンさんが行き着いたカラー選びの結論だという事ではないでしょうか。
三大カラーと個人差の調整
というわけで、高解像度のトゥルービュー、ローライトのイーズグリーン、そしてコントラストのアクションコパーという、3大メジャーカラーの特徴をチェックしてきました。
しかしこのカラー選び、最終的には「個人差」に行き着くというのが本当のところではないかと思います。
それは各アングラーのフィッシングスタイルにもよりますし、瞳の色など身体的特徴にも影響される事でしょうから。。。
ですのでこれらの代表的カラー以外にも、微妙に特性を調整した様々なカラーラインナップが存在しています。
そしてその中から最適な1枚を選び出すには、「実際に水中を見てみる」事に勝る方法は無いのではないかと思います。
今回、私は大阪にあるTALEX直営ショールームに伺ったのですが、そこには何と水槽の用意が・・・!
実際に水中のウィードや魚を見ながら、全てのレンズカラーを試せるというのは非常に画期的な体験でした。
そして理屈抜きに、自分が最も快適に見えると感じたのが「イーズグリーン」だったというわけです。
そして参考までに、自分が普段使っている偏光グラスを持ち込んで比較テストもしてみました。
その製品もかなりの有名メーカー品だったのですが、見え方の差は歴然。
あまりに明確な違いに、正直言ってショックを受けたというのが本音です。
おいおい本当かよと思われてしまうかもしれませんが、だからこそ是非、これは実際に体験してみてほしいと心から思います。
偏光レンズという物が、これほどまでに性能差のある製品ジャンルなのだと知るだけでも充分価値があると感じるからです。
試してみた結果として、買わなくても怒られないと思いますので・・・(たぶんW)。
と言うわけで、偏光レンズカラーの選び方について何回かに分けて書いてきました。
次回からは、レンズの素材・形状に注目してさらに掘り下げていきたいと思います。
(何とまあ、まだ続いていきますw)
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コメント
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2016年 8月 13日
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2016年 9月 23日
はじめましてナニブロです。
いつも楽しく拝見しております。Facebookをチェックしていたら、貴殿のような有名なページにナニブロが登場したので驚きました。私のようなジャンクなブログをご紹介頂き大変恐縮です。
ありがとうございました。
P.S.リンクがエラーですw
コメントありがとうございました!
とんでもありません、こちらこそいつも楽しく拝見させて頂いております(^^)
そしてリンクミス、大変失礼いたしました!訂正いたしましたので、ご確認頂ければ幸いです。
同じ琵琶湖アングラーとして、米国トーナメントフリークとして、これからも互いに楽しく更新を続けられればと願っております。
それでは今後とも、よろしくお願いします(^^)
リンク確認いたしました。
こちらこそ、よろしくお願いします。m(_ _)m