11Nov

驚異の軽量化を実現した15アルデバラン。
しかしその代償は、あまりにも大きいものだった!?
軽さと引き換えに失った、決定的な要素を考えます。。。
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アルデバランでは駄目なのか?
皆さんこんにちは、KenD(けんでぃ)です。
さて、先日15アルデバラン51を手放した件についてお話しました。
その最大の理由は、「アルデバランが担っていた3/8oz前後の領域が、16メタニウムMGLでカバーできるようになったから」。
しかしそうであれば、次のように思った方もいらっしゃるかもしれません。
「どちらでもカバーできるのだったら、別にアルデバランでも構わないのでは?」・・・と。
ロッドほどではありませんが、リールも最後は個人の好みが色濃く反映されます。
ですから優劣を決めるのは難しいですが・・・個人的な意見としては、自分なら圧倒的に16メタを支持します。
というわけで、今回はその理由をお話してみたいと思います。
犠牲にされた”剛性”
何といっても15アルデバラン最大のウリは、135gと言う超軽量化に成功した事でしょう。
一昔前では考えられない数字で、持てばすぐ分かるほどに軽いと私も感じました。
しかしそれでいて、回してみると意外なほどカッチリとした巻き心地。
サイレントチューンなどの最新機構が効いているのか、精度が高くてカタカタとした隙間感が無い印象でした。
(スプール側にベアリングが設置されたのが特徴。この機構は素晴らしいと思います!写真は16メタ)
これは買いだ!と入手してフィールドへ。
しかし実際にクランクを巻いてみてビックリしました。
あのシッカリ感は何だったのだ!?と驚くほど、巻き心地が悪く感じたのです。
色々巻いてみると、特に引き抵抗が強めのクランクなどでその傾向が明らかに。
マイクロモジュールギアが搭載されていないから巻き心地がシルキーじゃない・・・とかそういう話ではありません。
この巻き上げトルクの無い感覚は、単純にボディ剛性が低いのではないか?と疑う事になったのです。
(ボディ剛性と巻上げトルクについては、下記の記事をご覧ください↓)
そしてあらためて調べて分かった事は、「ボディ本体の樹脂化」。
おそらく軽量化のためでしょうが、サイドプレートだけでなくボディ本体にもCI4という素材が採用されていたのです。
(ちなみに前モデルの09アルデバランはマグネシウムボディ+樹脂製サイドプレート)
※追記:もっと正確に言うと、15アルデバラン→フレームmg+ギアボックスカバーCI4+サイドプレートCI4
09アルデバラン…フレームmg+ギアボックスカバーmg+サイドプレート樹脂
…との事です。
リールカスタムマスターF氏、ありがとうございました!
本モデルから採用された「HAGANEボディ」の名称から、何となくボディ剛性が上がったようなイメージを持っていましたが・・・。
実のところ、メタルボディの旧モデルよりも剛性が低下しているのではないかと言うのが私の率直な感想でした。
(剛性感は数値化が難しいので、絶対にそうだとは言い切れないのですが)
軽けりゃいいってもんじゃない
そしてさらに決定的な問題として、「そもそもそんなに軽い必要があるのか?」という疑問があります。
以前も記事にしたのですが、リールは軽ければ軽いほど良い・・・と言うものではないと考えています。
大切なのはロッドとのマッチングであり、その意味で135gは軽過ぎると感じたのです。
軽量性に特化する事で、引き換えに剛性を失った15アルデバラン。
ライトリグを撃つ釣りには悪くないのかもしれませんが、巻くという意味では「無し」だと感じたのが率直な感想です。
3/8oz前後の軽めのクランク用と考えたのは、完全に私のミスチョイスだったと感じています。
(5gクラスのシャッド程度であれば問題ないかもしれませんが、それだと16アルデバランBFSの領域かと・・・)
と言うわけで09アルデバランを買い戻そうか?と思っていたところ、16メタのMGLスプールが思いのほか優秀。
ほぼ完全にノーマルアルデバランの領域をカバーしてしまうため、もう全部こっちでいいや!となってしまったのが実際のところです。
というわけで同じように軽量プラグの使用を検討している方には、強く16メタニウムMGLをお勧め致します。。。
(ただし、完全なベイトフィネス用途としての16アルデバランBFSの価値はまた別だと思いますが)
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