25Nov
続々と広がる、釣り人による清掃活動の輪。
しかしそれをネットにUPするのは、何だかどうも鼻に付く!?
“ゴミ拾い活動”アピールの功罪を考えます。
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釣り人による清掃活動
皆さんこんにちは、KenD(けんでぃ)です。
さて最近、釣り人によるゴミ拾い活動の輪が広がっているようです。
おそらく一番歴史が古く(?)有名なのが「53pick up!」活動さんですよね。
そして人気youtuberのまるりんさんのところでは、ごみを拾うとルアーがもらえるキャンペーンも・・・
釣場を守ろうクリーン企画!
釣場のゴミを拾った方にこれらルアーを差し上げます!
これらもゴミとして拾ったものですが、まだ使えます。
マスキータンデム+モービルリグも付けちゃいます!
これ以上釣禁を増やしてはいけません!釣禁の原因のひとつがゴミ。拾わなければ減りません!
参加条件は pic.twitter.com/FKDsbyVjsb— まるりん (@anglermarurin) 2016年11月4日
先日はプロアングラーのキムケンさん始め有志の方々も、兵庫県の野池清掃活動をされたのだそうです。
(キムケンさんブログより)
ちなみに釣りを許可して下さっている地元の自治体の方々も、「釣り糸の放置にはかなり迷惑している」との事。
こうしたゴミや迷惑駐車のトラブルによって、次々と有望なフィールドが釣り禁止になってきた歴史は忘れてはならないと思います。
だからこそ、こうした活動が広がっている事は本当に素晴らしい事ではないでしょうか。
※手軽なゴミ袋ホルダーを作ろうという企画も進行中だそうです。。。
片手でできるとか凄くイイ! https://t.co/xgojD9XMiw
— kazumasa okumura (@kazumasaokumura) 2016年11月15日
それ、アピールする必要あります?
しかしこうした活動に対して、ネット上には様々な見方があるようです。
比較的多く見られたのは、「ゴミ拾いは良いとして、それをネット上にアップする必要があるでしょうか?」・・・というもの。
つまり静かに黙々と、やるべきことをやりさえすれば良いのでは?という意見なのだと思います。
(まあ、ネットなのでもうちょっと表現はキツかったりしますがw)
私個人としては、手放しに「良い活動だなぁ・・・(*’ω’*)」と思っていましたので、やや意外に感じましたw
しかしよく考えて見ると、なるほど日本人的なご意見だなぁと・・・。
つまり謙譲の美徳と言うか、和の価値観的には「漢は黙ってゴミ拾い」でいいじゃないかと。
確かにそう言われてみれば、分かるような気もするのです。
ゴミ拾いアピールの功罪
では実際に、ゴミ拾い活動をアピールする事による功罪はどうなのでしょうか?
まずは一般の方々に、「釣り人はゴミ拾いをしていて感心だなぁ」と感じて頂けるメリットはあると思います。
そう思って頂く事で、野池などを管理している地元の方々に感情をほぐして頂く事にも繋がるのではないかと。
しかし逆に、上の意見ではありませんが「わざとらしくアピールしてるけど、元はと言えば釣り人自身が出したゴミでしょ?」と思われる危険性も無いとは言えないでしょう。
今度は別の視点から考えてみます。
私自身は大きな清掃イベントに参加した事はありませんが、釣りに行った前後で目に留まったゴミを拾う事はあります。
その時面白い現象に気付いたのですが、「誰かがゴミを拾っていると、そばでゴミを捨てにくくなる」という効果があるように感じたのです。
私の住んでいる田舎の水辺では、ビニール袋にまとめたゴミを丸ごと投げ捨てるお爺さんとかたまに目にします(苦笑)。
しかし面白い事に、ゴミを拾っていると何となく気まずそうにしながら捨てずに帰って行ったりするのですwww
このようにゴミ拾いには、「ゴミのポイ捨てを抑制する効果」があるのではないかと思うのです。
ですから活動を公にする事は、ゴミを捨てている人に対する無言のプレッシャーになり得るのではないでしょうか。
こう考えると、ゴミ拾いアピールにはデメリットを上回るメリットがあるのではないかという気がしてきます。
日本的な美徳からすると、何だか鼻に付くという意見も確かに分かります。
しかし失われゆくフィールドを、我々釣り人は何とかして守らなければならない・・・。
この一番重要な目的のためになるのであれば、ネットにアップするのも、黙って拾うのも、色々なスタイルがあっても良いのかなと言う気がします。
極論すれば「自分は捨てないから拾わない」という選択肢も含めて、とにかく釣り場にゴミが残らないようにする事が大切なのではないか。。。
そんな風に思う今日この頃でした。
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コメント
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はじめまして。
ご指摘のとおり、
こういう活動はフィールドを提供してくれる人達に対する外向きのアピールと
釣り仲間に対してゴミを捨てないように牽制する内向きのアピールの2つの意味があると思います。
こう言った活動に対して偽善や自己満足という言葉を投げかけてくる人もいるかもしれませんが、
実際問題として、それは的はずれな意見のようにも感じます。
個人的に最もしっくりくる言葉は自分たちが遊べる場所を守るための”自己防衛”ではないのかなと、そう思います。
はじめまして、コメントありがとうございました!
ご指摘の通り、2方面へのアピール効果が期待できますね(^^♪
色々な意見がありますが、まさしく釣り場の「防衛」が急務だと思います!