24Dec
嫌になる位バレやすい、ソルトの王者「シーバス」・・・
バラシを減らす秘策は、意外にも”淡水用フック”にあった!?
シーバスの生態から、フックアウトのメカニズムを考えます。
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シーバスはなぜバレやすいのか
皆さんこんにちは、KenD(けんでぃ)です。
毎週土曜はソルトの日・・・と言う事で、今回はシーバスとバラシについて考えてみたいと思います。
さてご存知の通り、シーバスと言うのはバスに比べて非常にバレやすい魚です。
ソルトを始めた頃、そのあまりのバレやすさには閉口しました。
以来、ラインやロッド、リールのギヤ比と言ったセッティングを色々と工夫してきました。
しかしそもそも、どうしてシーバスはそんなにバレやすいのでしょうか?
今回はその根本的な理由について考えてみたいと思います。
シーバスの口は、「硬くて脆い」
バラシに悩むようになってから、シーバスのフックの掛かりをまじまじと観察するようになりました。
そこで気付いた事は2つ。
「フックが刺さり切っていない」
「針穴が裂けて広がっている」
といった現象が、バスよりもだいぶ高い頻度で起こる様に感じたのです。
これは一体なぜなのか?
ある遠征先でシーバスのスペシャリストの方と語り合った際、偶然にも同じ意見に達しました。
それは・・・シーバスの口は、“硬くてもろい”からではないかと言うものです。
バスの口は比較的厚くて柔軟性があるのに対し、シーバスの口は薄くて硬い。
だから針先を貫通させるのが大変な上、もし刺さっても針穴が裂けやすいのではないかという結論に至ったのです。
(全く違うフィールドで釣り込んでいるアングラーの方と、同じ意見に達したのは非常に面白い経験でした・・・)
貫通力重視のフックセレクト
ではこれを踏まえて、どうやってバラシを防止すれば良いでしょうか?
その答えは、「なるべく魚を走らせない」「ラインテンションを一定に保つ」の2点。
つまり針が刺さった部分に、急激に大きな力をかけないのが最も大切だと思います。
具体的には、まずロッドをよく曲がるしなやかなものにする事。
(竿が硬いと、魚が違和感を感じて暴れやすい)
そして、ある程度伸びのあるラインを使う事が有効だと考えています。
(古臭く感じるかもしれませんが、ナイロンのアドバンテージはかなりあるかと)
しかしこのようなタックルセッティングにすると、どうしてもフッキングパワーは弱くなってしまいます。
つまりフックの貫通力が落ちてしまうわけで、特に遠くで掛けた時は「刺さり切らない」バラシが発生しやすくなりました。
そこで先日のHOT最終戦で私が採った秘策は・・・“ピアストレブル”を使う事でした。
それって淡水用でしょ???と驚かれるかもしれません。
確かにコーティングがソルトに対応していないため、錆は発生しやすくなります。
しかし新品がその日のうちに錆びて駄目になる・・・と言う事はありませんので、貫通力を重視してセレクト。
普段使うトレブルSP-MHに比べ、バーブまで刺さり切る確率が格段に上がったと思います。
(このフックでソルト用を出してくれれば一番良いのですが・・・)
そんなわけで、コストがかさむので一概にはお勧めできないのですが・・・。
ここぞという釣りの際には、柔らかいタックル+ピアストレブルのセッティングをぜひ試してみて頂きたいと思います。
(ストラクチャー撃ちだと、どのみち針先が鈍るのですぐにフックを交換してしまうでしょうし)
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