アメリカBASSトーナメント参戦を目指すアマチュアバサー、KenD(けんでぃ)の奮戦記をお送りします。。。

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[D] KenDは見た! – ”王者の釣り”の驚くべき正体 –

国内タイトルを総なめにした、スーパーグランドスラマー北大祐
しかし絶対王者の理論は、ショックなほどシンプルだった!?
釣り人生の根幹を揺るがされた、衝撃の1日をレポートします!

notice : Please select your language and translate by “Google Translator”on the sidebar(or selectbox below).Thank you!

スーパーグランドスラマー、”北大祐”の釣り

皆さんこんにちは、ディープストリームのKenD(けんでぃ)です。
さてさて今回は特別篇!
何と2016シーズンのタイトルを総なめにしたスーパーグランドスラマー北大祐選手の釣りを間近で見てくることに成功しました!!

北選手と言えば、バスをルアーのパワーで引き寄せる「引っ張る釣り」がその信条。
バサーオールスタークラシックでは、クランクスピナーベイトを巻き通して信念の優勝劇を見せてくれました!

現代日本のタフなフィールドで、ストロング・スタイルを貫き通しての栄冠・・・とくれば、もうその釣りが気になって仕方がないに決まっています。
と言うわけで新年早々、チャンプ北プロのガイドを受けに真冬の琵琶湖へ一直線!
(それにしても、チャンピオンに直接ガイドしてもらえるというのはスゴイ事だと思います・・・)

気になるスーパー・グランドスラマーの釣りは、果たしてどのようなものなのか?
どこまでも広がる期待感を胸に、ベタ凪の琵琶湖にバスボートは滑り出しました・・・。

(ちなみに、ガイド時に「ディープストリームを見た」と言って頂くと・・・何も無いと思います(爆)

北大祐プロのガイドはコチラ

 

“本質”だけのシンプルな理論

そして目の当たりにした絶対王者の釣りは、想像を超えるものでした。
どう凄かったのか?を言語化して伝えるのが非常~に困難なのですが・・・。
まず第一にド肝を抜かれたのは、「こんなに考え方がシンプルなのか!」と言う事でした。

日本一のプロなのだから、日本一色々な事をマニアックに考えているのだろう・・・思い込んでいた私。
しかしその理論は、驚くほどあっさりと明快なものだったのです。

例えばルアー・アクションの「強さ」の話。
北選手のタックルボックスを丸裸にして話題になった、クランク特集がBasser誌に掲載されていました。
しかし実を言うと、「自分が思っていた強さの順番と、結構違うなぁ・・・」と不思議に思っていたのです。

(ちなみに北選手のボックスが明かされた2017年1月号は、永久保存版だと思います!!)

 

そこで「イヴォークってほぼウォブル寄りで、かなり強いアクションじゃないですか?」
・・・等々、ここぞとばかりに北選手に直球質問。
しかしそこで返ってきた答えは、予想を遥かに超越するものでした。

「そもそもウォブルとかロールとか、あまり細かい事は気にしていないですね」

(ブリッツMAX-DRはディープクランクにしてはウォブルのはっきりした・・・ってあれれ???)

この時のショックを、皆様お察し頂けるでしょうか。
暇さえあればルアーを泳がせ、「うむむ・・・これはウォブル対ロールが6:4くらいだな」とか知恵熱が出そうなくらい考えまくってきた私w
そのオタク人生の全てが、この瞬間全て「ムダ」と水泡に帰したのです(爆)。
(すいません、ちょっと大袈裟ですw)

しかしそれでは、一体何を基準にルアーの強さを見ているというのでしょうか?
その答えは、シンプルにルアーの引き抵抗だとの事。

つまりウォブルになるにせよロールになるにせよ、ルアーの「水押しの総和」が引き抵抗になるわけです。
と言う事は結果として、ルアーのアクションの強さと言うのは引き抵抗を基準にすればよい・・・。
アクションの比率がどうであれ、結局はこのシンプルな考え方に行き着くというわけなのです。

とにかく一事が万事この調子で、とにかく全てにおいて考え方がスッキリと系統立っています。
それは一見するとあっけないほどシンプルに見えるのですが・・・
年間300日(!)という圧倒的な釣行経験によってそぎ落とされた、本当に大切なエッセンスのみが凝縮しているからなのだと感心させられました。
(それに比べて、「木を見て森を見ず」な私は何と無駄な事を色々考えている事か・・・orz)

この日はとにかく、釣果よりも「考え方」を教えてほしいとリクエストさせて頂きました。
(せっかくトッププロの釣りが見られるのですから、こうした「レッスン」的なガイドも良いのではないかと。。。)
そしたらもう1日中、目から鱗が落ちっ放し(笑)。

私:「ターンオーバーでアオコっぽいのがぐちゃぐちゃになった時って、ホント釣れないですよね?」

北さん:「ターンはむしろ釣れると思いますよ。バスが反応する波動のストライクゾーンが”狭く”なるだけじゃないです?」

・・・等々(笑)。

(元気なギルも。ベイトフィッシュについての考え方も、根本から全然違っていて衝撃を受けました。。。)

自分がこれまで積み上げて来た(と思っていた)、ちっぱけなセオリーは見事なまでにこなごなに粉砕www
「果たして自分は、今日までバス釣りをやって来たと言えるのだろうか・・・」という、釣り人生で最も深い混迷に陥った1日となりました。
しかし本当に良い意味で、キャリアの転機になる重要な経験が出来たと確信しています。

(そして「北大祐理論」で獲った至高の1尾!)

というわけでその詳細を色々と書きたいのですが、ここまででたぶん全体の2%ぐらいの内容(笑)。
全部書くと一冊の本になってしまうと思うので、「北大祐理論」についての成書を本気で刊行して欲しいと思います。。。
(青木プロも出版している事ですし、読みたい人は多いと思うのですが???)

 

絶対王者が見つめる未来

2度のTOP50チャンピオンバスアングラーオブザイヤーエリート5優勝、ジャパンスーパーバスクラシック制覇、そしてバサーオールスタークラシック・ウィナー・・・。
ありとあらゆる国内タイトルを総なめにした”スーパー・グランドスラマー”は、この先一体どこを目指すのか?
釣行の最後に、2017年に向けて北選手が見つめる先を教えて頂きました。

私:「国内タイトルをすべて制覇した今、次の目標は何でしょう?最多勝?それとも小森選手の持つ年間タイトル3回記録でしょうか?」

北プロ:「記録というよりは、“1回1回のトーナメント”を大切にしていきたいです。チャンピオンという事は、試合に臨むにあたって何の関係もありません。日本一厳しいメンバーがしのぎを削るTOP50で、本気で競い合う1日を心から楽しみたいと思っています」

ハイプレッシャー極まるトップ・トーナメントで、「巻いて勝てる」数少ないオールラウンダー・北選手。
毎年優勝を重ねる本物のトーナメント・プロの風格が、その物静かな口調にみなぎっていたように感じられました。

※ちなみにハイシーズン中はトーナメントで忙しいそうですので、ガイドを受けたい方は冬場がチャンスみたいですよ!!

 
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