10Mar
早春の大定番、“ルドラのポンプリトリーブ”。
しかしそれを超えるルアーが、クラシック制覇を果たしていた!?
隠れた名作、「フラップスラップ」の実力を解き明かします。。。
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気難しい春バス攻略
皆さんこんにちは、ディープストリームのKenD(けんでぃ)です。
いよいよ待ち焦がれた春到来・・・と言う事で、ソワソワと落ち着かなくなってきたアングラーの方は多いのではないでしょうか。
春、スポーニング、ビッグバス炸裂!と妄想ばかりが膨らむ季節ですが(苦笑)、実際には厳しい現実に打ちのめされる事も少なくないと感じています。
そんな気難しい早春のバスを攻略するために、定番となっているジャンルがジャークベイト(あるいはミノー)ではないでしょうか。
個人的には大好きなルアーなので年中使いますが、春に効果的なのは確かだと感じています。
そして低水温期に特に有効なアクションが、「ポンプリトリーブ」ではないかと言う話を去年シェアさせて頂きました。
この時はルドラの例だったのですが、その後さらに強烈に効くルアーを発見・・・。
と言うわけで今回は、早春の気難しいバスに効く“フラップスラップ“を紹介してみたいと思います。
隠れた名作”フラップスラップ”
ところでメガバスの“フラップスラップ”、皆さんはご存知でしたでしょうか?
私は知ってはいたものの、恥ずかしながらあまり真剣に試したことがありませんでした。
しかし昨年、悲願のクラシック制覇を成し遂げたエドウィン・エバースのウィニング・ルアーの1つだった事を知り、少しづつ使い込んできたのです。
(MEGABASS HPの特集より)
ソルトも含めて1シーズン使ってきた結論としては、「かなり強烈に釣れる」。
米国トーナメントではワンテンと並ぶ名作として知られているそうなので、何を今さらと言われそうですが・・・。
数もサイズもバランスよく釣れ、タフな状況にも強い優秀なルアーだと感じました。
▼フラップスラップ(メガバス)スペック
サイズ:77mm
ウェイト:3/8oz
潜行深度:1.0~1.5m
潜行角:浅め
アクション:タイト
ウェイト:固定重心
サウンド:サイレント
浮力:弱めのフローティング
純正フック:前後#6
スプリットリング:たぶん前後#3
フックアイ:前後とも縦向き
ところでこのルアー、一体ジャンル的には何なの???と思われるかもしれません。
一般的にはフラットサイドクランクに分類されるのかなと思いますが・・・。
個人的には、ジャークベイト(ミノー)に近いのかな?と感じました。
というわけで、そのアクションの特徴と効果的な使い方を考えてみたいと思います。
カギは”止める”アクション?
このフラップスラップ、タイト目のアクションと強いフラッシングを兼ね備えた、まぁいわゆるフラットサイド的な動きと言って良いのではと思います。
しかしここでキーになる特徴が、「止めた時の動き」。
止めているのに動くとは何ぞや???と思われるかもしれませんが、先日のワンテンの記事でもシェアした、ジャークベイトにおけるキー・アクションだと考えています。
そしてフラップスラップではポーズ時のアクションを増幅させるため、「クランクシャフトバランサーシステム」という構造を採用しているとの事。
ボディ内部でクランクしたシャフトが横転運動を起こす事で、止めた時に自発的にパタパタと揺れ動くのだそうです。
この手のご大層な名前の付いたシステムというのは、(へそまがりな私としては)どうも眉唾な感じがしてしまうのですが・・・。
フラップスラップに関して言う限りでは、確かにストップさせた時のバイトが極めて多いと感じたのです。
(MEGABASS HPより)
ハイピッチでタイトアクション、さらに「止めて」誘うのが得意・・・と来れば、これはもうポンプリトリーブで使わない手はありません。
というわけで板オモリでサスペンドチューンしてルドラの代わりに使ってみたところ、これが面白いようにバイト量産!
ルアーのサイズ的に当然かもしれませんが、明らかにルドラよりバイトが得やすいと感じました。
まぁ、そもそもジャンルが違うのでルドラと比較するのはナンセンスとも言えるわけですが・・・。
個人的には、意外と似たシチュエーションで投入できるルアーなのではないかと感じる次第です。
(もちろんサイズを狙う意味で、ルドラの意義が薄れるわけではありません)
ちなみにトウィッチではその場でつんのめるような感じで、個人的にはあまり好きな動きではありませんでした。
ですから“ジャーク”ベイトとして使う場合は、私はやはりワンテンの方が好みです。
しかしミノー系よりも圧倒的にレスポンスが良く、泳ぎ出しが素早くスローでもキッチリ泳ぐフラップスラップは、ストップ&ゴーに最適なルアーではないかと思います。
そして低水温期にやや深めのレンジを狙う際は、2m前後まで潜る“ダイビング・フラップスラップ“がさらに効果的だと感じています。
泣き所は軽めのボディによるキャスタビリティの悪さで、フロロなら出来れば12lb以下に落としたいというのが率直な感想。
MGLスプール採用の16メタニウムMGLだとだいぶ投げやすいですが、リール的には13メタニウム+夢屋BFSスプールに12lb-50mを組み合わせるのが個人的なベスト・セッティングです。
(ちなみにロッドはワイルドサイドWSC66MLを合わせています)
というわけで、ストップ&ゴーで最高のパフォーマンスを発揮してくれる”フラップスラップ”。
実は春だけでなく、夏のウキウキパターンでも活躍するのはここだけのお話wです・・・。
未体験の方には、ぜひその威力を知っておいて頂きたい隠れた名作(と言っては失礼?)だと思います。
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コメント
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2017年 4月 14日
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2017年 6月 14日
フラップスラップ、本当によく釣れるルアーだと思います!
速巻きのフラットサイドとしても、ジャークベイトとしても、非常に優秀です。
ポンプリトリーブで使ったことないので、早速サスペンド仕様にして試してみます。
個人的には、フラップスラップのことはそっとしておいて欲しかったw
申し訳ありませんでした!
あまりに釣れるので、嬉しくなってついつい・・・(;^ω^)
早巻にも対応してくれる、懐の広さも魅力ですね!!
このルアーはものすごくゆっくり巻いてもフラフラ揺れてフラッシングするのがいいなあと思います。
ベイトタックル用のシャッドだと思えばくるくる回転しないので割と投げやすいです。
ただ根がかりしやすいので使いどころを選ぶルアーですね。
ベイトタックル用のシャッド、確かに言い得て妙ですね(^^♪
私もクランクだと思って使ったら根掛かりして辟易しましたが、平べったいジャークベイトだと思うようにしてから良さに気付きました!
早速サスペンド仕様にして試してみましたがスローリトリーブでのレスポンスが悪くなってしまいますね(浮力を殺すので致し方ないですが)。
サスペンド仕様のロングポーズとノーマルのレスポンス、どちらを取るかは悩ましいところです。
早速お試しありがとうございます!
スローリトリーブのレスポンスは、どうしても少し悪くなってしまいますよね・・・。
フロントフックアイの少し前あたりにつけてみても駄目でしょうか?
お腹側と背中側に分散させてウェイトを貼ってましたがkenDさんのセッティングも試してみます。アドバイスありがとうございます。
ちなみに英語でググってみるとランディ・ブロウキャットのセッティングが出てきました。彼はお腹側全体にウェイトを貼ってシンキングにして使ってるようです。
エバースはフックに針金を巻いてますね。
ルアー本体に貼るのとフックを重くするのとで動き出しに差が出るのかも検証してみようと思います。
こちらこそ情報ありがとうございます!
フックにウェイトを付けるのは泳ぎのピッチが落ちそうな気がしますが、あえてそれを狙ってたりもするのかもしれませんね・・・。
私ももうちょっと色々試してみたいと思います!