18May
スキニー系ホグワームの元祖、“ブラッシュホグ”
しかし一世を風靡したワームも、さすがに時代遅れなのか!?
今も最高傑作と信じる、ブラッシュホグの強さを分析します。。。
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ブラッシュホグの再ブレイクは来るか!?
皆さんこんにちは、ディープストリームのKenD(けんでぃ)です。
昨日はあまり役に立たないような記事をUPして失礼いたしました(苦笑)。
まぁそれと言いますのも、全てはこの“ブラッシュホグ“について書きたいがための前フリでございました・・・。
実はこのブラッシュホッグ、昔から結構好きでベビー&タイニーを含めて良く使っています。
しかしゲーリー4インチグラブと並んで、「えっ、今どきブラッシュホグ!?」的なリアクションを取られる事が多いので、ちょっと使っているのをみられるのが恥ずかしいワームの筆頭でもあります(苦笑)。
しかし老舗バスフィッシングブログのRedpepprsさんで、再ブレイク来るか?的に取り上げられていたのに勇気をもらって、私も少し語りたくなってきちゃいましたwww
というわけで今回はスキニー(細身)系ホグワームの元祖、ブラッシュホグシリーズについて考えてみたいと思います。
ベースはストレートワーム
さてこのブラッシュホグ、登場当初は「なんだこの異形のワームは!?」とアングラーを驚かせたと聞きます。
クリーチャー系とでも言いましょうか、とにかくこの独特の形状はかなり斬新なデザインだったようです。
(今ではフォローしたワームがたくさんあるので、特段珍しく感じませんが)
しかしこのブラッシュホグ、基本形は「ストレートワーム」ではないかと考えています。
またKenDがおかしな事を・・・と呆れられそうですが(笑)、ちょっと余分なパーツを無視してボディだけを良く見てみて下さい。
どうでしょう、だんだんと細身のストレートに見えては来ませんでしょうか???
ホグ系ワームと言うと、今日ではバルキーなボディを持つデザインがむしろ主流のようにも感じます。
それと比べると、ブラッシュホグのボディは明らかに細いと言って差し支えないでしょう。
そしてこの「細さ」こそが、ブラッシュホグの特徴を良く表す重要なポイントだと思うのです。
高い”侵入力”
ところで濃いカバーにワームを滑り込ませる場合、最も入りやすい形状はストレートワームと言う事で異論は無いかと思います。
つまり細身で引っ掛かりやすいパーツが無い事が、ヘビーカバーに入れ込むうえで有利な条件と言えるわけです。
その意味でブラッシュホグは、他のバルキーなワームに比べて非常にカバーに入りやすいと考えています。
これは芝系のマットや浮きゴミマットなど、ルアーを貫通させにくいカバーに対して特に効果的。
隙間の狭いところにも、上手くツルッと侵入してくれると感じているのです。
(そして根元のリング?みたいな部分を切ると、さらに入りやすくなります。。。)
これは細身のボディ以外に、各部のパーツにも工夫が凝らされていると感じます。
サイズ的にも控えめで、あまりバタバタ動かないアーム(パドル?)部分は、途中で引っ掛かりにくくするためのデザインかと。
(アクション的には着底時に一瞬ポワン、と開いてから閉じる動きが出るくらいで、あまりブラブラ動かない)
そしてフォール時に波動を出すWカーリー部分も、ストレートな部分が多く細長い形状が取られています。
カールしている箇所自体は小さく控え目な上、厚みがあって硬め。
こうした工夫が、カバーへの巻き付きを最小限に押さえているのではないかと思うのです。
そんなわけでブラッシュホッグは、硬めの素材もあってカバーへの「侵入力」が非常に高いワームになっていると思います。
だからなのか?は分かりませんが、本格フリッパーであるシャロー道のHidekiさんも、マット・パンチングに(ベビーブラッシュホグを)愛用しているとの事。
私もパンチショットでのカナダモドーム撃ちで、昨年の夏はかなり働いてもらいました。
高いフッキング率
そしてこの細身なボディが生むもう1つのメリットは、「フッキング率の高さ」ではないかと思います。
ヘビーカバーに撃ちこむバルキーなワームですと、フッキング時のすっぽ抜けが悩みのタネ・・・。
その解消のためにストレートフックを用いる方も多いかと思うのですが、ブラッシュホグに関してはオフセットフックでもフッキング率がかなり高いのではないかと思います。
逆に言うとフックポイントが露出しやすいので、ピックアップ時はバルキーワームよりも引っ掛かりやすいと感じます。
ですから「回収力」という意味では、太いワームには一歩譲るというのが率直な感想です。
(なので、あえてストレートフックよりもオフセットの方が良いような気が・・・)
それから細身のボディは、シェイク時の動きのしなやかさにも貢献していると思います。
スキニーなボディの先端に重量のあるアームがついているために、カバーに引っかけてシェイクするとブラブラと先端が揺れ動くことに。
そしてこの動きを重視する場合は、少し小さめのフックを合わせるとさらに効果的なようです。
(ちなみにHidekiさんはオリジナルにキロフックハイパー2/0、ベビ―ブラッシュホグに1/0をセッティングしているそうです)
永遠の1軍ワーム!ZBCブラッシュホグとベビーブラッシュホグ
ブラッシュホグは時代遅れなのか?
そんなわけで、細身のボディが生み出す「侵入力」、「高いフッキング率」、そして「しなやかな動き」。
様々な要素が高度に融合した、対カバー用ホグ系ワームの傑作だと感じています。
しかしそれをベースとして、数々のワームが生み出されてきた事は前回書いた通りです。
例えばその一つとして有名なのは、ご存知エスケープツインでしょう。
ブラッシュホグよりもデフォルメされた大きなアームと、ソフトな素材はさらに豊かな動きを出す事に成功しているように思います。
(Kakedzuka.comより。あんまり知ったかぶりするとカケヅカさんに叱られちゃいますねwww)
けれども、ではブラッシュホグはもう時代遅れなのか?と言えば、私は決してそうは考えていません。
国産のフォロワー製品は、より繊細なアクションを生み出す事に成功しているとは思います。
しかしその代償として、カバーへの引っ掛かりやすさや素材の脆さによる壊れやすさといった弱点も・・・。
結果として、ヘビーカバーでは「侵入力」や「回収力」でブラッシュホグに劣るように感じるのです。
これは比較的ライトなカバーが多い日本のフィールドに適応して、「食わせ能力」を重視した結果の進化なのだろうと思います。
しかしヘビーカバー攻略ウェポンとしてのブラッシュホグの価値は、少しも色褪せてはいない・・・と私は信じています。
そしてそれをこよなく愛用するHidekiさんの活躍は、その威力を見事に証明していると言えるのではないでしょうか。
(琵琶湖のPRIDE50で年間優勝に貢献したと聞いています・・・ていうか自分で証明しろよ!というツッコミは勘弁して下さいwww)
"ネガカリノタテ"って、確かに根がかりにくいですね… #shimano #根掛かりの盾 #チヌ #クロダイ #ロックフィッシュ #専用ワームを使うとさらに #純正フックはプラッギンシングル27 #2番
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コメント
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2017年 5月 19日
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2017年 6月 07日
KenDさんのブログには、よく触れて欲しくない話題が登場するのですが、最近のマーゲイといい、今回のブラッシュホグといい、これまた触れて欲しくない話題でしたw
でも、登場から何年たっても、釣れるルアーはやっぱり釣れますね!
他社のものに比べて、コストパフォーマンスが高いのも、ありがたいですw
いつもいつも本当に申し訳ありませんっ!(汗)
ともあれやはり、釣れるものはいつまでたってもよく釣れるのかなと・・・(;^ω^)
遠慮なく使えるコストパフォーマンスと、安定供給も重要な要素だと思います!
私も触れて欲しく無かったですねwタイニーブラッシュホッグはスモラバのトレーラーに最適ですね!
皆様本当にすみませんでしたwww
やはり(今となっては?)シークレットベイト化していたんですね・・・(;^ω^)
スモラバのトレーラーはやってみたことありませんでしたが、よさそうですね!
いつも楽しみに読ませて頂いてます。
今回も面白く、そしてとても危機感を覚える内容でした笑
霞オダ撃ちやヒシモ野池とかでブラホ小をメインで使いますが、総合力ではこれに勝るものはないかと感じます。
言われてみれば、丈夫な割にはフッキング良好ですね笑。今回の説明で腑に落ちたので、ますます愛用しちゃいそうです。
いつもありがとうございます!
あぁ~、ややこしいオダ撃ちや野池のヒシモなんて、まさにブラッシュホグを売って下さいとばかりの最適なカバーですね(^^♪
私は霞水系で釣りをした事が無いのですが、なんだか情景が目に浮かぶようです。
そして「丈夫な割にはフッキング良好」、まさにその通りだと思います!
これからも一緒に愛用していきましょう(^^♪
今回の記事とても面白かったです、私はバス釣り復帰したばかりで人気ルアーの移り変わりで驚くこともしばしばありますが、ブラッシュホグは色褪せませんね。
私はブラッシュホグのフォロー系のワームでは臭くて釣れそうなバイズクローをよく使っていましたが今は新品はあまり見ないですね…
いつもありがとうございます。
バイズクローは本当に見なくなりましたね・・・(;^ω^)
流行り廃りがある中で、スタンダードとして存在し続けてくれることがとても大切なように感じます。