22Jun
ハイエンドロッドを喰う高性能で、独走を続けるエクスプライド。
そこに真っ向勝負を仕掛ける、本格派ロッドシリーズが!?
想像を超える低価格ロッド、”フルレンジ“の凄味に迫ります。
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想像の斜め上を行く完成度
皆さんこんにちは、ディープストリームのKenD(けんでぃ)です。
さて先日は、ソリッドティップのMHというスペシャルロッド、“フルレンジC67MH/SL“(テイルウォーク)について取り上げました。
他にはあまり無い特殊なスペックと言う事で、初めてこのシリーズを買ってみたわけですが・・・。
実売1万円台中盤と言うお買い得価格にも関わらず、良い意味で予想を裏切る素晴らしい完成度でした。
というわけで、さらにC65MHも買い増し(笑)。
挙句の果てには、C63M/Gも注文中・・・とドはまり中ですwww
なかなか店頭に置いていないので、それどこの竿???とご存知ない方も少なくないでしょうが・・・。
今回は想像の斜め上を行くスゴさの“フルレンジ“シリーズを紹介してみたいと思います。
明確なコンセプト
さて昨今のバスロッド市場は、劇的な“低価格化”が大きなトレンドになっている事と思います。
おそらくはシマノのエクスプライドシリーズが火をつけたこの流れ・・・。
4、5万円するハイエンドロッドを使い込んでいたベテランの方々にも、「これで充分じゃないか!」と驚かれたアングラーが少なくないのではないでしょうか。
(しかも、さらに安いゾディアスも素晴らしい完成度ですからね・・・)
と言うわけで最近は、エクスプライド&ゾディアス&ワイルドサイドの3択状態になっていたわけですが・・・。
このフルレンジも、負けず劣らず素晴らしいロッドシリーズだと感じました。
何が良いの?といったらこれはもうズバリ、“コンセプトが明確に定まっている”という点だと思います。
この手の低価格ロッドシリーズと言うのは、あれもこれも出来るという汎用性の高い設定になっている事が多いように思います。
それは良く言えば“バーサタイル”なのですが、裏を返せば“中途半端”であるとも言えます。
ですから「自分の釣り」にベストな1本が欲しいと願う、尖ったスタイルを持つ上級者の方にとっては、満足できるロッドが少なかったのではないでしょうか。
(フリッパーとかクランカーとか、超フィネスフィッシャーマンとかw)
そしてまさにこの点に、一石を投じたのがエクスプライド&ゾディアスの両シリーズ。
低価格にも関わらず、フリッピンロッドやグラスクランキンロッドなど、スペシャルなスペックがズラリと並んでいます。
ここが他の低価格帯ロッドと決定的に異なる点だと思うのですが・・・。
驚くことにフルレンジのラインナップには、ある意味でさらにマニアックな番手が揃えられているのです!
(いやー、一度公式HPを見てみて下さい。驚きますよwww)
グラスコンポジットはもとより、6ft以下の超ショートロッドから2.5ozのパンチングスペシャルまで、良い意味で流行を完全に無視しているとしか思えないスペックが勢ぞろい(笑)。
きっとあの釣りに使いたいんだろうなぁ・・・と言うシーンが明確にイメージできる、まさに製作者が「自分が欲しいから作った」ロッドなのだろうと感じられるのです。
ロッドとは結局”味付け”である
このフルレンジシリーズには、おそらく目新しい技術や特殊な素材は何ひとつ使われていないと思います。
しかしC65MHで1/2ozフットボールを使った時の、操作性の快適な事と言ったら!
例えば5~6万円以上するハイエンドロッドの”66M”的なバーサタイルロッドよりも、遥かにジグを動かしやすいのではないでしょうか。
(詳しくは、もっと使い込んでレビューを書いてみたいと思いますが)
そんなわけで今や、ロッドにおいて大切なのはご大層な名前の付いた最新技術では無いのではないかと感じています。
リールとは違い、大事なのは“技術”よりも”味付け“。
だからこそ高価な一本のロッドより、目的とする釣りに適したロッドを数多く揃える方が、釣果に直結するように思うのです。
(もちろん、ハイエンドロッドをたくさん揃えられれば何の問題もありませんがw)
ちなみに補足として、アクの無いすっきりとまとまったコスメも個人的に気に入っています。
デザインは完全に趣味の問題なので難しいのですが、私も20代の若者では無いので、あまり派手なカラーパーツを多用してあるのはちょっと気恥ずかしい・・・。
その意味でシンプルながらも品のあるフルレンジの外観は、この手の低価格シリーズでは抜群に好ましく見えます。
(安っぽさはほとんど感じられません。アンサンドフィニッシュですが、かえってPEが張り付きにくくて助かります)
というわけで明確なヴィジョンをもって産み出された、“フルレンジ“シリーズのロッドたち。
そのロッドの持つ使命を理解して使いこなせれば、非常に強力な右腕となってくれる事でしょう。
この価格帯で独走状態にあるゾディアス・エクスプライドに真っ向勝負を挑む、大本命の対抗馬となる本格派シリーズではないでしょうか。
(ちなみに、X状のテープ補強はバットのみ。まあ飾りと考えて良いかと・・・)
※問題は情報が少ない&実物に触れにくい事だと思いますので、買った番手についてはレポートしていきたいと思います!
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コメント
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ちょっと気になっちゃいますね!
今月(来月かも知れません)出るジャッカルのBPMも安いので気になってたのですがフルレンジも良さそうですね!
フルレンジ、すごく作り込まれたシリーズだと思います!
すごくコスメも含め高品質で使いやすいロッドシリーズだと思います。
ストレートグリップも使いやすいですし、穂先までX巻きが入ってない?のもみそかなと(^^)
ただとんがったラインナップがあるのもいいんですが例えば610mみたいなバーサタイルなロッドもないと売れないのでは…?と勝手ながら心配なロッドシリーズだったりもしますw
そうなんですよー、正直言ってビジネスを考えたらあまり売れてないシリーズなのではないかと思います・・・(;^ω^)
というわけで応援の意味も込めて、紹介させて頂きました!
いつも楽しく拝見しております。
私もテイルウォークのロッド気になっていたところです。
以前エクスプライドのHロッドを使っていて、硬さが気に入らず売ってしまいました。
是非、今後C65MHのブランクとエクスプライドのブランクの硬さは張り具合など、率直なご意見を聞かせていただきたいです。リクエストですみませんが、よろしくお願いします。
いつもありがとうございます!
エクスプライドのハイパワーXって、どうしても先固さが出やすいのかな?と思っていまして、好みが分かれますよね(;^ω^)
フルレンジシリーズは穂先のXテーピングを使用していないのと、たぶんそもそもの設計思想でティップが柔らかめのラインナップが多いと思います。
ただし、C65MHに関してはフットボール竿らしく穂先まで「パリッ」とした弾性率高そうな張りがあり、ティップにしなやかさが欲しい場合はお気に召さないかもしれません。
もっと実物に触れる機会が多いと良いのですが、よろしければ参考にして下さい!
なるほど!
とても参考になりました^^
弾性が高めとなると、お察しの通り私の探しているテイストとはちょっと違う感じですね。
他の方が書き込みをしていたジャッカルのBPMに期待してみます!
参考になれば幸いです(^^♪