アメリカBASSトーナメント参戦を目指すアマチュアバサー、KenD(けんでぃ)の奮戦記をお送りします。。。

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:[D] 嫌いなのに手放せない – ゲーリー素材の”強さ”の話

耐久性が低く、破損しやすい“ゲーリー素材”
しかしこれでしか釣れない場面は、確実に存在する!?
その強さを痛感した、ある日の出来事をシェアします。。。

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ゲーリー素材への苦手意識

みなさんこんにちは、ディープストリームのKenD(けんでぃ)です。
以前から書いておりますが、私はどうも“ゲーリー素材”が苦手・・・。
世界100万人(?)のゲーリーファンを敵に回したくはないのですが(笑)、できるだけ使いたくないというのが本音です。

それはなぜか?と言えば、ごくシンプルに破損しやすいから」です。
キャストを繰り返すうちに頭が裂けたり、あるいはフックポイントが露出して使用不能になりやすい。
個人的にワームには、一匹釣れるまではもってくれる耐久性が欲しいなぁと感じているのです。
頭が裂けることでフッキングする面があるので、魚が釣れたら破損するのは仕方ないと思いますが)

ファットイカとか泣けるほど消耗しません???)

それは経済的に辛いからと言う面もありますが、一番気になるのはリズムが崩れる事」
特にカバー撃ちなどでは次々と手早く撃っていきたいわけですが、ワームが破損するとその流れが途絶えてしまいます。
ボックスからパッケージを探し、新しいものを取り出して針を刺し・・・としているうちにボートが流され、ふと気づいたら入りたいラインに他の人が入っているとかもう・・・(泣)。
というわけでZOOMなど、針持ちの良い素材の方が気に入っているというわけです。

しかしゲーリー素材には、“これでしか釣れない”というシーンがある・・・と感じているのも確かなところ。
というわけで今日はそれをあらためて痛感した、ある1日の経験を振り返って見ます。

 

ペアトーナメントから見えるもの

さて先日、近松選手が劇的な逆転チャンプを決めた“BATNET2017最終戦”にノンボーターとして参加してきました。
しかしボーターの選手が選んでくれた渾身のエリアが、なぜか完全に沈黙・・・。
超一級の場所にもかかわらず、2人で色々投げまくったのに全くバイトを得られなかったのです。

ノーシンカーからダウンショットスモラバロングカーリーのフリーリグまで色々試したのですが全く反応ナシ。
これは困った・・・と言う事でふと思いついてセットしてみたのが、マルチカーリーロング8.5inch“(ティムコ)でした。
それまでオールドモンスターをセットしていたフリーリグに、そのまま付け替えてみたのです。

すると終了間近にして、何ともミラクルな3連発!!
ただし3kg強とサイズが上がらなかったため、トーナメントの結果には貢献できませんでしたが・・・。
同じ時、同じ船から同じポイントを攻めるペア戦だからこそ、「ルアーによる反応の違い」がクッキリと見えた貴重な経験となりました。

(すいません画像はイメージですw)

 

マルチカーリーの自発的アクション

ところでこのマルチカーリーロングですが、いわゆるロングカーリーと呼ばれるカテゴリーのワームです。
その一つの特徴は、このジャンルでは珍しくゲーリー素材(と思われる高比重マテリアル)が使用されている事。
水噛みの良さそうなテール形状も相まって、フリーフォールでの艶めかしいテールの動きが印象的です。

以前から散々書いておりますが、ゲーリーマテリアルのキモはこの「自発的アクション」にあるのではないかと考えています。
重い自重と柔らかな素材で、カバーに引っ掛かりつつ滑り落ちていく時に出る自然な動き・・・。
ラインテンションを抜いたフリーフォールが生むDo Nothingのアクションが、タフな魚に口を使わせる最後の切り札になるのではないでしょうか。

そして細長い形状をしたマルチカーリーは、その中でも特に艶めかしい動きを出す事に成功していると感じます。
頭が裂けたりテールが千切れたりと使いにくいのであまり好きになれないのが本音なのですが・・・。
やはりオールドモンスターだけで良いわけではなく、タフな時はゲーリー素材が手放せないとあらためて痛感した出来事でした。
(でも、サイズは選べない感じになる気がしますけどね)

 

※追記

読者の方から、「マルチカーリーロングはもう廃盤では?」という悲劇の情報を頂きました(泣)。
同じ平村プロが設計しているフリックカーリー(ジャッカル)がアクションが近い・・・らしいので、入手できない場合はそちらを試してみるのも良いかもしれません。
(ただし私は使用経験がありません、悪しからず・・・ていうか本当に廃盤なんでしょうか!?)


(成尾さんのFBより)

 

 
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    • ベノワ
    • 2017年 6月 26日

    海のライトゲームやロックフィッシュをやってる人たちのなかでは困ったときのガルプ!というのと近い感じで困ったときのゲーリーワームというのはあるのですね。

    どちらも千切れやすいがそれに目をつむってでも使う価値があるのだなと思いました。
    私はゲーリーワームは、深江プロがテキサスリグでのFAホッグ(フィッシュアロー×ゲーリーのコラボワーム)は最高と言っていたので使ってみたいなぁと思ってますw

    • 海だとガルプが鉄板なんですね!
      FAホッグ使ってみたいです~。

    • GⅡスプーン
    • 2017年 6月 26日

    はじめまして。いつも興味深く拝見させていただいてます。私がゲーリーが好きではないのが、壊れやすいことですが、ケンDさんと少し理由が違うのが、回収が出来ないことです。ゲーリー素材はその高い比重のため、沈みますよね。環境面で問題です。沈んだワームはバスが食べることもあるので、永遠にバスに悪影響を与える可能性があります。ワームの釣りは否定はしませんが、環境面で悪影響を与えることを理解してやるべきと考えます。

    • いつもありがとうございます!
      確かにご指摘の通り、固定でブヨブヨになったゲーリーワームって良く見ますね・・・。
      そうした環境面への配慮もしばしば忘れがちになるので、あらためてご指摘頂き感謝です<(_ _)>

    • 仲山
    • 2017年 6月 27日

    ティムコのサイトにはまだ残ってますね
    http://www.tiemco.co.jp/products/groups/view/619

    • ありがとうございます!本当ですね(^^♪
      と言う事はただ品薄なだけでしょうかね・・・。

  1. 2017年 8月 03日
  2. 2018年 8月 30日

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