20Jul
抜群のキープ力を誇る”コイル式フック”。
元祖・パイルドライバーの牙城を、“ハイパートルネード“は崩せるのか?
初期掛かりと貫通力を両立させる、セッティングの妙をシェアします。
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ベスト・オブ・コイル式フック?
皆さんこんにちは、ディープストリームのKenD(けんでぃ)です。
さて私、いわゆる「コークスクリュー式(コイル式)フック」の愛用者。
“パイルドライバー“に、“ツイストロックのばね“を移植したセッティングを頻用しています。
これによってワームの頭が裂けにくく、快適に釣りを続けることが出来ます。
唯一の弱点である「すっぽ抜け」も、バネを切る事でキープ力を調整可能・・・。
(具体的な方法は、上のリンクを参照)
カバーに入れたりスキップさせたりといった、ハードな釣りには手放せないフックとなっています。
そして長らく、フック本体はパイルドライバーが一番だと考えてきました。
ツイストロックは太軸で貫通力が高くないし、ピアスフックはカバー侵入時の抵抗が大きい様な気が・・・。
総合力で言うと、元祖・コイル式フックの性能はまだまだ色褪せていないと感じていたのです。
しかし今シーズンからテストしてきた、FINAの新しいスクリューロック式フックが予想以上に素晴らしい完成度でした。
と言うわけで今回は、満を持してリリースされた“ハイパートルネード“のレビューを書いてみたいと思います。
フッ素コートで貫通力UP!
さてこのハイパートルネード、まずは流行りのフッ素コートが施されたフックです。
他のフックでも証明されているように、摩擦抵抗が減る分貫通力が大幅に向上。
段ボールで試してみた限りでは、パイルドライバーを上回る貫通力を発揮してくれました。
ただしちょっとフックポイントの角度が鈍く、パイルドライバーのような「ロングテーパー」は採用されていません。
ポイントの角度が狭いロングテーパーにすれば、もっと貫通力が上がっただろうにと思うのですが・・・。
(針先の耐久性を上げたかったのでしょうか?その狙いが分かる方、ぜひ教えて下さい!)
またワイヤーの線径はさほど太軸では無く、特に2/0以下だと非常に細く感じます。
ウルトラバイブスピードクロー等で撃つ時にこれくらいの番手を使用するのですが、カバーが濃いとかなり不安・・・。
ベジテーションに引っ掛かった際に伸びる事も多く、もう少し太軸でも良かったのでは?という気もしないでもありません。
(ただし、4/0以上は適度かなと思います)
ストレートフック寄りの形状
そしてこのフックの非常に面白い所は、ちょっとストレートフック寄りの形状になっているという点です。
どういう事かと言いますと、例えばパイルドライバーはフックポイントがほぼ真っ直ぐアイの方を向いています。
針先がアイを向くのが角度的に一番フッキングパワーのロスが少ないので、貫通力の向上を狙ったのだと思われます。
しかし魚の口の内壁に対してフックポイントが平行に近い角度になるため、代償として「すっぽ抜け」が多くなる形状と言えます。
ちなみに真逆なのがストレートフックで、深い角度で刺さるために、フックポイントが口内に立ちやすいというメリットがあると思います。
さてそうした目でハイパートルネードを見てみると、フックポイントがやや外向きに開いています。
ストレートフックとまではいきませんが、パイルドライバーよりも深い角度で針先が刺さる形状です。
こうなると普通は貫通力が犠牲になるわけですが、そこをフッ素コーティングで補うことにより、初期掛かりと貫通力を両立。
コーティングの利点を上手く活かした、絶妙のセッティングが施されていると感心させられました。
ちなみにそうしたフック形状ですので、オフセットフックのようなスキンセットはあまり向かないように思います。
ですので針先を完全にワームの中に埋める、ストレートフックに近い刺し方にすると良いのではないでしょうか。
一度も針先を出さないでフックアップするの?と心配になるかもしれませんが、皮一枚残しておけば根掛かりもフッキング率も心配ないと思います。
ハイパートルネードロック???
最後にウリの“ハイパートルネードロック”というネジですが、個人的にはツイストロックのばねの方が好きです。
ZOOMのワーム位なら良いけれど、ゲーリー系のように脆いワームだとキープ力が少し足りないように感じるからです。
この点、真っ直ぐ刺せてキープ力を調整できる、ツイストロックの方が使いやすいように思います。
というわけでフッ素コートの利点を生かし、初期掛かりと貫通力の両立を果たした“ハイパートルネード“。
これにツイストロックのばねを組み合わせたセッティングが、今後私の中でのスタンダードになりそうです。
小さい番手は軸の太さが不安ですが、4/0以上ならついにパイルドライバーを超えるフックが出た・・・と感じています。
ちなみにサイズ展開も、1/0~7/0までと非常に豊富。
この手のコークスクリュータイプのフックが好きな方には、ぜひ試してみて頂きたいと思います。
(ただし、単価が高いのが玉に傷!!)
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そういえば、今年はまだタコ釣ってなかったなぁ… #タコエギ #タコ釣り #餌木によってそんなにバイト率は変わらない気が… #重さはヘッドのナス型オモリで調整すると楽 #ところでまだ釣れてるのかな???
収縮チューブは、二股にしてからあぶると良さそうです… #自作ワームキーパー #収縮チューブ #接着剤も忘れずに #結構しっかり止まります #2mm径位が適度かな…
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コメント
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2018年 5月 17日
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2018年 7月 11日
ハイパートルネードのロックはワインのコルク抜きからヒントを得てコイルの円が同じところをえぐらないのでキープ力はかなり強いのでは?と思っていましたが意外な結果だと思いました。
話は飛びますがKENDさんウルトラバイブスピードクロー使ってるんですね。リトリーブではあまりカーリーアームが震えないと聞いたのですがどうなのでしょうか?
そのうち取り上げてもらえると嬉しいです。
構造的には強いはずだと思うのですが、たぶんコイルの線形が細い&素材が柔らかい事の影響があるのではないかと思います。
まあそれでも、ほとんどの場合充分なキープ力だとは思いますが・・・。
それからウルトラバイブスピードクローは結構好きですよ!
私の場合は殆どフォールゲームで使うので、リトリーブで使った事はありません。
初めまして!
ハイパートルネードロックは強すぎる為、ノーマルパイルドライバーで一匹釣れた後の付け替えで利用しております!
質問ですが、パイルドライバーコークスクリューヘビータイプとノーマルタイプの使い分けなどはいかがでしょうか?
ご質問ありがとうございます(^^♪
私はヘビーも含め、パイルドライバーのコークスクリューは使用していません。
悪くは無いと思うのですが、ツイストロックは真ん中に棒がついているので、真っ直ぐ刺しやすくて気に入っているからです♪
このフックは監修者のイヨケンさんがユーチューブで詳しく語ってますよ!FINAのフック特集ムックで、イヨケンさんと川村光太郎さんの対談です。6話くらいある長編ですが…笑
フックポイントの角度は、けんディさんの読み通り頑丈さ重視の為のようです。
イヨケンさんがハートテールにフックセットして、一回ミスってもうこれいらない、のシーンは必見です。笑
これ↓でしょうか?じょうほうありがとうございます!
https://youtu.be/NF0RfpmPDXs
ハイパートルネードのコイル形状こそゲーリーのような脆い素材に向いてますよ。
ツイストロックはワカサギ釣りで使うドリルと同じように穴をあけてしまうのでコイル内側の素材だけがすっぽ抜けてしまいます。
ハートテールや6インチセンコーのスキッピングでもワームを壊さない優れた形状です。
なるほど。。。たしかに全て違う部分にコイルが噛みますもんね!
もう少ししっかり使い直してみます!