1Sep
実はメリット満載の、“フットボールでのカバー撃ち”
弱点のカバー回避性能を、見事に克服するジグを発見!
“バウヘッド“が最強である理由を分析します。
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最強のカバー用フットボール
みなさんこんにちは、ディープストリームのKenD(けんでぃ)です。
さて少し期間が開いてしまいましたが、以前“シューティングボール”について紹介させて頂きました。
このルアーから学んだ「フットボールでのカバー撃ち」は、今となっては自分の右腕的なメソッドの1つとなっています。
しかし実を言うと、近年はシューティングボールの使用頻度は激減していました。
なぜなら、カバー撃ちに非常に適した他のジグを見つけたからです。
と言うわけで今回はカバー最強フットボール、”バウヘッド“について書いてみたいと思います。
“フックが選べる”という巨大なメリット
さてこのバウヘッド、初めて見た方は何これ!?と驚かれるかもしれません。
なぜならこのジグは、ヘッドとフックがスプリットリングで繋がる「ジョイント式ジグ」だからです。
しかしこうしたジョイント式のジグは、個人的に非常に気に入っています。
例えば私の一番好きなスイムジグ、“Jクラスター”もこのタイプ。
そして“ベイトフィネスジグ(ハイパー)”も、やはりジョイント式になっています。
なぜこのジョイント式タイプのジグが好きなのか?と言えば、一番の理由は「フックが選べるから」です。
ワームと言うのは組み合わせるフックによって、アクションや沈下速度、フッキング性能がまるで違ってしまう・・・。
極端に言えば違うフックを使うという事は、違うワームを使う事に等しいとすら思うのです。
ですから「このワームって、良くスライドするよね」と言う場合・・・
厳密に言うならば、「このワームって、〇×の#5/0を合わせるとよくスライドするよね」という必要があるのではないでしょうか。
(はい、マニアで申し訳ありません)
それくらいワームにとってフックと言うのは重要だと思うのですが、普通のジグだとサイズの選択肢がありません。
もうちょっと太軸なら・・・とか、もっとゲイプが広ければ・・・など、妥協しながら使わざるを得ない場面が多いように感じます。
こう考えていくと、ワーム毎に最適なフックが選べるジョイント式ジグのメリットと言うのは、実は巨大ではないかと思うのです。
(もちろん針先が鈍ったら、遠慮せずにどんどん交換できるという利点もあります)
実はフットボール・テキサス!?
そしてジョイント式ジグが普通のジグと決定的に違うポイントは、「フッキング・メカニズム」にあると考えています。
これは以前記事にしたのですが、ジグとテキサスではフックポイントのベクトルが全く違います。
ジグは深い角度で刺さるのですっぽ抜けにくい一方、テキサスは貫通力で勝る・・・。
そしてこのメカニズムで分類すると、ジョイント式ジグは“ジグでは無くテキサス”の仲間だという事が出来ると思うのです。
つまりこの事は何を意味するかと言うと、ジョイント式ジグはブラシガードタイプに比べてカバーのスリ抜け性能に勝るという事です。
ですからバウヘッドのカバー回避性能は、シューティングボールよりも遥かに高いと言って良いのではないかと思うのです。
(もちろんスッポ抜けに対してはシューティングボールの方が強いわけで、その辺りは使い分けが必要かと)
ですからこのバウヘッドにラバーを巻いて、ジョイント式ジグとして使うのがここ数年のフェイバリットとなっていました。
カバー撃ちだけでなく、琵琶湖でエッジ沿いの薄いウィードに引っかけながら使うリアクションジグにもピッタリ。
あえて引っ掛かりやすいヘッド形状で小さなウィードを探し、外してから垂直にフォールさせ、そして着底後はジョイント部から倒れ込むアクションで食わせの間を作る・・・。
ちょっと書くのやめておこうかなと思うくらい(笑)、非常に気に入ったセッティングでした。
見た目の奇抜さにちょっと抵抗があるかもしれませんが、試してみなければ損!なくらい、非常に合理的なジグだと思います。
(興味のある方が多ければ、ラバーの巻き方とかもシェアしてみたいと思います)
唯一の弱点”スキッピング”
そんなバウヘッドを愛用していたので、ここ数年はすっかり普通のフットボールジグを使う機会が減ってしまっていました。
しかしもうこれだけでイイじゃない・・・と思っていたある日、1つの重大な欠点に気付いてしまいました。
それは何かというと、ジョイント式ジグはスキッピングがやり辛いという事でした。。。
基本的に琵琶湖ばかりだったので気付いていなかったのですが、今年はリバー&リザーバーにも挑戦しています。
自然とオーバーハングへのテクニカルキャストをする機会が増えたのですが、もう恥ずかしいほど全くスキッピングさせられない・・・。
どれだけキャストが下手になったんだとへこみましたが、原因の1つはジグのタイプにあったというわけだったのです。
腕が下手なので何を使っても上手く投げられるわけでは無いのですが、通常タイプのジグとの違いは明白。
久しぶりにシューティングボールを投げた時、ああ、こんなにスキップさせやすいのか・・・と感動したものです。
というわけでスキッピングを多用するシーンでは、通常タイプのジグのメリットが際立つと感じた次第です。
(ちなみにスキッピング能力だけで言えば、ロングシャンクのリアクションフットボールの方がさらにやりやすいかと。。。)
というわけで、おそらく唯一にして最強のカバー用ジョイント式フットボールジグ(というかテキサス)、“バウヘッド“。
もっと一般化しても良いジャンルなのになぁと、個人的には残念に思います。
最初は見た目に抵抗があるかもしれませんが、喰わず嫌いをせずにぜひ試してみて欲しい一品です。
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コメント
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KenDさん
はじめまして!
いつも楽しく、そして興味深く拝読させていただいています。
最近転勤したこともあり、メインフィールドを琵琶湖から霞ヶ浦に移し、よりカバーを意識した釣りをしています。
今回の記事を拝見し、たしかに多少のカバーであれば、あえてアーキータイプのジグを使わない釣りの方が合理的かもと思い始めました。
そのため私もバウヘッドによるカバー撃ちにトライしてみたいと強く思ったのですが、いかんせんラバーの巻き方が分からず、、、
是非記事にしていただければと思います。
よろしくお願いします!
いつもありがとうございます!
ご転勤大変な事と思いますが、霞ヶ浦を攻略できるのは大変羨ましいです(^^♪
(実は、個人的に行ってみたいレイクNo.1ですw)
バウヘッドへのラバーの巻き方の件、了解いたしました。
ご興味を持って下さる方がいらっしゃって嬉しいです!!