12Sep
まるでイケスから魚を取り出す如く、50UPを量産するパンチショット・マスター。
同じようなエリアで釣っているのに、なぜ独り勝ちになるのか!?
今一番強いトーナメンターの1人、冨本プロの強さの秘密を明かします。。。
notice : Please select your language and translate by “Google Translator”on the sidebar(or selectbox below).Thank you!
琵琶湖最強パンチショット・マスターの秘技
皆さんこんにちは、ディープストリームのKenD(けんでぃ)です。
少し時間が空いてしまいましたが、先日琵琶湖で”アングラーズサミット2017″へ参加・・・。
そこで同船させて頂いた“パンチショット・マスター“冨本タケル選手の、驚愕の技を目の当たりにしたのでした。
冨本選手と言えば、数々のタイトルを欲しいままにしている”戦うプロガイド”。
今、琵琶湖で最も強いトーナメンターの1人として、この界隈では知らぬ者の無い存在と言えるでしょう。
しかしそのパンチショッティングの技術は、個人的に非常に意外なものだったのです。
・・・といったところで前回の記事が終わっていたため、「え、出し惜しみ!?」とクレームが殺到(笑)。
というわけで今回は、もう少しそのキモについて突っ込んでみたいと思います。
なぜ冨本プロだけに釣れるのか?その秘密の一端を、出せるギリギリまでご紹介します!!
パンチショットはサーチベイトである
さてこれまで私は、冨本プロは「秘密のピンスポット」をたくさん持っているのだろうと思っていました。
ですからちょっと人目につきにくい、例えば浚渫の台地にある小規模なアイソレート・ウィードのような場所を釣っているのではと想像していたのです。
しかし当日、朝イチに向かったエリアは・・・なんと広大なフラットエリアのど真ん中だったのです。
もちろんそこは地形的に流れの当たる大場所(一級ストラクチャー)であり、かつ良質なオオカナダモなどのウィード(一級のカバー)が繁茂するなど、条件は整っていたのですが・・・・。
いきなり周囲を取り囲まれる船団戦となった事に、個人的には驚きを隠せませんでした。
そこが冨本プロの見つけ出したスイート・スポットだったとしても、もはや周囲の選手に思い切り場所バレしている中で、一体どうやって釣り勝つというのか?
意外なドッグ・ファイトとなった事に、出だしから戸惑いを隠せなかったというのが本音だったのです。
そして一箇所目に入った、ここ最近爆発していたというピンは沈黙。
やはりこれだけ連日叩かれていては、場所が潰れてしまうのではないか・・・という心配が的中します。
しかし冨本プロが発した次の意外過ぎる一言が、電撃のように脳裏を突き刺したのです。
「よし、じゃあ新しく魚を探しに行きます。パンチショットはサーチベイトですから」
こうして中距離のキャスティング・スタイルで、パンチショットを早いペースでリフト&フォールさせていく「魚探しの旅」がスタート。
たくさんストックしてある「秘密のピン」を回っていくような展開を想像していた私としては、完全に予想を覆された格好でした。
しかしそのハイスピード・パンチショッティングが導いた結果は、ご存知の通り見事なビッグフィッシュ連発&5位入賞劇だったのです。
「今」を釣るためのキモ
この日の経験が教えてくれた重要な教訓は、つまりこういう事ではないかと思います。
今やもう、何日も釣れ続くような秘密のハニースポットなど無い。
だから状況に合わせて魚を探す、「今を釣る」アジャスト力こそが強さの源泉である・・・と。
しかしこう綺麗にまとめてしまうと、そんな事はもう分かり切った話でしょ!という印象を受けるかもしれません。
確かにそれが分かったからと言って、突然自分が釣れるようになる訳ではありません。
ではどうやったらそうしたアジャストが出来るようになるのか?と考えると、個人的には「エリアの全体像」と「場所の意味」を把握する事が非常に重要になるのではないかと感じました。
私たちはよく、「どんな種類のウィードが良いのか?」「ウィードは高さがある方が良いのか?」「ハードボトムの方が良いのか?」等々、“良い要素”を短絡的に求めがちではないかと思います。
しかし冨本プロはそうした決めつけを一切行わず、刻々と変化する風の強さや風向・流れの当たり方・陽射しなどを見ながら、「この状況なら、こっちだ」と、細かく探るポイントを修正して小移動を繰り返していました。
そして移動する先々でバイトを量産・・・「今、ここでマグナムクランクでしょう!」という”予言”の後、SKTマグナムが引ったくられたのには本当にビックリ。
大袈裟では無く、その後姿が釣りの神様に見えたものです。。。
そしてそれを可能にするためには、まずはどこに高いウィードがあって、どこがエッジになっていて、どこにハードボトムが絡んでいて・・・という「エリアの全体像」を大きく把握する事。
そして各々の場所のどこがフィーディングスポットになっていて、どこが回遊ルートになっていて、どこがシェルターの機能を果たしているのか・・・というそれぞれの「場所の意味」を理解する事が、決定的に重要だと感じました。
それが分かっていない限り、状況に応じて臨機応変に動く事は決して出来ないと思うからです。
というわけで今回は琵琶湖のパンチショットマスター、冨本プロの強さの秘密を私なりに分析してみました。
あくまで私の個人的な考えですので、実は全然違っていたりするのかもしれませんが・・・。
もしこれが正しいとすれば、「すぐ近くで釣っているのに、どうして冨本プロばかりに釣れるのだろう?」という疑問にも、確かな理由があったのだと言えるのではないでしょうか。
ではどういう場所がシェルターになって、どこがフィーディングスポットになるの?という疑問が次に沸いてくるかと思いますが・・・。
「どんどん書いていいよ!」と超太っ腹に語って下さった冨本プロですが、さすがにそこまでは申し訳なく(苦笑)。
残されたキモは、冨本プロのガイドを受けて直接教わって頂ければと思います<(_ _)>
(ちなみに私、これまで2回ほど冨本プロのガイドにお世話になっています。出来れば本とか書いて欲しいくらいですね!)
というわけで貴重な経験をさせて下さり、さらには記事化を許可して下さった冨本プロの寛大さに感謝することしきりです。
本当にありがとうございました!
(ちなみに予約時に、「ディープストリームを読みました」と言って頂いてもオマケはついてこないと思われますw)
※ぜひFacebookページへのいいね!& twitter・Instagramのフォローをよろしくお願いします。
関連記事
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。