アメリカBASSトーナメント参戦を目指すアマチュアバサー、KenD(けんでぃ)の奮戦記をお送りします。。。

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:[D] 遠心 vs マグネット vs DC – ベスト・ブレーキはどれだ!?

大きな進歩を遂げてきた、ベイトリールのブレーキシステム。
各メーカー一長一短な中、最適なブレーキを選ぶコツは?
3大ブレーキのメリット・デメリットを、一挙にまとめて紹介します。

notice : Please select your language and translate by “Google Translator”on the sidebar(or selectbox below).Thank you!

“伸び”の遠心

みなさんこんにちは、ディープストリームのKenD(けんでぃ)です。
今回は、ベイトリールのブレーキシステムについて考えてみたいと思います。
まず私が個人的に好きなのは、シマノ等が採用している遠心“式ブレーキです。

遠心のメリットはよく言われることですが、何と言っても「キャスト後半の伸びだと感じています。
特にピッチングなどショートキャストの際は、あと数十cm・・・がスーっと伸びる感覚がとっても快適。
遠心に慣れてしまうと、マグネットに持ち替えた時思ったより手前に落ちてしまって苦労したりします(汗)。

(遠心はスプール回転が落ちると、ブレーキ力がほとんど抜けるという特徴があります。。。)

昔はいちいちサイドプレートを開けてブレーキブロックをON/OFFする必要がありましたが、今は外部ダイヤルのみでも調整可能に。
以前はオイルを差さないと異音が出るといった事もありましたが、最新のSVS∞ではメンテナンスの必要性もほぼ無くなりました。
雨の日にブレーキ力が弱まるという難点はありますが、だいぶ使いやすく進歩してきたという印象です。

(ちなみに遠心でトラブルを減らすには、機械式ブレーキを併用するのが超重要だと思います)

 

“軽量”&”トラブルフリー”のマグネット

一方でマグネット式ブレーキには、トラブルが少ないというメリットがあると思います。
遠心と違ってマグネットはブレーキ力が抜け切らないので、リリース直後のバックラッシュキャスト終盤のラインの浮きともに明らかに少ないと感じています。
これは特にベイトPEで重宝する特性だと感じており、これが最近マグを見直し始めている理由です。

どうしても最後の伸びがスポイルされるというネガはあるのですが、最近のダイワ機等ではだいぶ対策も施されています。
遠心力によって磁石の距離が変わるシステムが採用されており、単純なマグとは差が実感できるレベルまで進歩してきたと思います。
もちろん外部ダイヤルで調整可能で、雨に濡れても問題ないのはアドバンテージと言えるでしょう。

(ダイワHPより)

もう一つ重要なのはスプールが軽く出来るという利点で、軽量ルアーのキャスト時は特に有利に働きます。
遠心はスプールにブレーキユニットを付けなければならないので、どうしてもその分回転レスポンスが悪くなってしまうのです。
シマノですらベイトフィネス専用機(16アルデバランBFS)にはマグネットを採用したという事実が、そのメリットを証明していると思います。

 

“遠投”のDC

最後は電子制御式のDCブレーキですが、これはもう“飛距離最強”だと考えています。
17エクスセンスDCを使ってつくづく実感したのですが、私程度のサミングで勝つのは絶対不可能だと白旗を上げました。
特に向かい風などシビアな状況下で「トラブルフリーに遠投」するなら、もはや人間では敵わないレベルに達していると思います。

欠点と言えば価格の高さ耐久性ですが、私のエクスセンスは今のところ一度も壊れていません。
キャスタビリティ的には良いとこどりのベスト・ブレーキという感じで、伸びがあるのにトラブルフリー
正直に言ってしまうと、全部DCにしてしまいたいくらい「楽」なシステムだと思います。

しかしDCも完璧ではなく、スプールにブレーキユニットが付くのでどうしても重くなってしまいます。
重心がスプール軸に近い部分にあるのでそこまで慣性には影響しないようですが、ベイトフィネス用にするのはさすがにきついでしょう。

 

三者三様のブレーキシステム

というわけで、現代の3大ブレーキシステムのメリット・デメリットをまとめてみました。
どれも一長一短で、これが最高というベストブレーキを挙げることはなかなか難しいのですが・・・。
近距離バンクビーターなら遠心フィネスメインならマグネットオカッパリ遠投派ならDCといった具合に、それぞれのフィッシングスタイルにマッチしたブレーキを選んでいただければと思います。

 

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    • hiro
    • 2019年 8月 20日

    アンタレスDC、エクスセンスDCは、やたら塩ガミするというのをネットで見るんですが、じっさいのところどうなんでしょう? 他のベイトリールでもソルト使用では同じですかね? ダイワのマグシールド搭載機ならマシ?

    • はい、実際のところベイトリールはどれでも必ず内部に浸水してしまうので、塩噛みは避けられないというのが私の結論です。
      マグシールド搭載機も使いましたが、結局同じだと感じました。。。

    • ニゴイ3号
    • 2019年 8月 20日

    ぼくも遠心大好きです!コンクBFS以外はバンタム、クロナークとすべて遠心です。やはり低弾道での伸びは魅力的ですよね。メカニカルの微調整で風には対応できてるんで、そこまで不便さは感じておりません。上位〜下位機種にも搭載されてるのも魅力です!

    • そうなんです!やはり遠心を快適に使いこなすコツは、メカニカルのちょうせいにあるかと・・・。
      やはり使い込んでいらっしゃる方は意見が合致しますね!!

    • フカ
    • 2019年 8月 20日

    私は固定マグネットブレーキが好きです。
    リールが水没しようが、オイルが切れようが確実に効いてくれます
    以前はSVSが好きでしたが、メンテナンスのままならない海水主軸の釣り旅を続けるうちに、固定マグネットブレーキのリールを重宝するようになりました
    PEライン+超軽量スプールが前提になりますが、慣性力による惰性回転のみを制動するブレーキセッティングが決まった固定マグネットのキャストフィールは、遠心にも勝るとも劣らない物です

    • 仰る通り、どんな状況でも安定しているのがマグの利点ですよね!
      実は私も、PE+浅溝スプールにしてからというものマグを見直し始めていまして。。。
      そのあたりについても書いていきたいと思いますので、今後ともよろしくお願いします。

    • しがない釣り人
    • 2019年 8月 24日

    記事の内容からは外れちゃうかもですが私はアブの上位機種に載ってる遠心マグの複合ブレーキが好きですね〜マグのストップ力を最低限にして立ち上がりは遠心の軽さ、終速の所でじんわり効くマグのおかげでトラブル性は抑えられる…というよく言えばいい所取り、悪く言えばどっちとつかずの機構なんですが(苦笑)確かにマグオンリーのリールと比較すると、飛距離が伸びたな、と感じますよ!

    • 情報ありがとうございます!
      実はマグ・遠心複合機を使ったことが無く、どんなフィーリングなのかな・・・と興味津々でした。
      機会があればぜひ触ってみたいと思います(^^♪

    • lkw
    • 2020年 8月 30日

    ベアリングが摩耗すると、振動が発生することがあります。 dcブレーキに問題が生じたか? Googleの翻訳のためにぎこちないかもしれませんね

    • ベアリングの摩耗は大きな要素ですよね!
      最近は消耗品と割り切って、定期的に交換するよう心掛けています(^^♪

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