18Mar
PEラインとリーダーの、結束の基本となるFGノット。
しかし使っている最中に、なぜかスッポ抜けてしまう!
そんな悩みの原因と、対処法を紹介します。
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PEのノットが難しい!
皆さんこんにちは、ディープストリームのKenD(けんでぃ)です。
最近は、バスオブジャパン開幕戦のプラで池原ダムに通っている日々ですが・・・。
慣れないリザーバー環境に翻弄されながらも、このフィールドの魅力にどっぷり漬かっております。
当然大して釣れないのですが、新しい釣りに悪戦苦闘するこの時が、もしかしたら一番楽しいのかもしれませんね。
さて以前からしつこくシェアしてきましたように、私は数年前からバスフィッシングでもPEラインをメインにしています。
シンキングPEの登場とロングリーダーの組み合わせが、PEの可能性を飛躍的に広げたと考えているのですが・・・。
最近ではジワジワと広まってきた実感があり、仲間が増えて嬉しく思っている次第です。
そんな昨今、トライして下さったフォロワーの皆様から「(PEとリーダーの)ノットが上手く出来ないんですけど・・・」という質問を多くいただくようになりました。
私は元々浜名湖のソルトをやってきたので気にならなかったのですが、確かにバスフィッシングオンリーのキャリアを積み上げてきた方には結構なハードルでしょう。
という訳で今回は、最も一般的な結束方法と思われるFGノットの注意点をシェアしてみたいと思います。
釣りの最中にすっぽ抜ける!
さて寄せられる悩みの多くは、「釣りの最中にノットがスッポ抜ける」というもの。
手順通り結んだはずなのに、キャスト一発で大事なルアーがはるか彼方へ・・・。
確かに私もソルトを始めた頃、そんな悲しい思いを幾度となく経験したものです。
こうした現象が起こる原因は、摩擦系ノットであるFGのキモである「編み込み」と「締め込み」が不十分なためだと考えています。
ノットの具体的なやり方は他のサイトで確認して頂きたいのですが、決して手順通りに結んだから強度が出るというものではないのです。
編み込みは”均一”に!
さてまず最初のポイントである編み込みについてですが、ここでのコツは“均一に”ラインを巻き付けるという事に尽きると思います。
出来る限り「等間隔」で、かつ最初から最後まで「同じテンションで」リーダーにPEを編んでいくのが非常に重要。
ラインがどこかで折り重なって玉になってしまったり、テンションが緩い場所があったり、また間隔が開いてしまっている場所があるのはNGです。
最初はなかなか上手く出来ないと思いますが、これはもう練習あるのみです。
とはいえ慣れるまで釣りにならない・・・というのは悲しいので、お勧めはノッター等の器具を利用する方法です。
ハピソンのラインツイスターや、第一精工のノットアシスト等が代表的な製品です。
それから編み込みの回数も非常に重要なのですが、少な過ぎるのはもちろん多過ぎるのも良くありません。
これはなぜかと言うと、次の段落で解説しますが締め込みが甘くなってしまうからです。
私の場合オードラゴンの0.4~0.8号で19回、1.0~1.2号で17回、1.5~2.0号では15回編みつけています。
かなり少なめと感じられるかもしれませんが、必要十分な強度は出ていますので心配ありません。
(根掛かりした時に引っ張ると、FGノットでは無くルアー側のノット部分で切れます)
また少なめに編んだ方が、ノットが小さく出来るのでガイド抜けが良いという利点も見逃せないと思います。
締め込みは「最後まで」!
次に最も重要な締め込みについてですが、これはまず「ラインを3本とも引っ張る」のがキモ。
リーダーとメインラインの2本を引っ張るだけでは、全体を締め込むことが出来ないのです。
ですからPEの端っこ部分を歯で噛むなどして、必ず3本同時に引くようにしてみて下さい。
しかしそれでもPEの編みつけ回数が多過ぎると、ノットが最後まで締め込めない事があります。
基本的にPEの色が変わった部分は締め込めていると判断できますが、下図のように先端部分だけ締め込みが甘い部分が残ってしまうことがありますが・・・。
個人的に釣行時のすっぽ抜けの犯人は、ズバリこれではないかと思っています。
上のように締め込みが甘い部分が残っていても、結んだ直後は締め込んだ部分で強度が出るので「まあいっか」となってしまいがち。
しかしこの緩んでいる部分が、使っているうちにノット全体に徐々に伝線していってしまうのです。
するとやがて全体の締め込みが緩い状態になり、大事な場面ですっぽ抜ける・・・という悲劇につながってしまうというわけです。
というわけでまとめますと、FGノットをスッポ抜けさせないコツは「ノット全体をきっちり締め込む」事に尽きます。
そしてきっちり締め込むためには、まずは綺麗に均一に編み込むこと。
それから巻き回数を調整して、最後まで締め込める編みつけ数に抑えておくことが決定的に重要です。
これは使うラインの種類や太さによって変わりますので、ご自分のセッティングでどのくらいが適当か、ぜひ試してみて頂きたいと思います。
(決してたくさん編みつければ強度が出る。。。というわけでは無い事に注意が必要だと思います)
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コメント
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一昨年からPEスピニングに挑戦し、KenDさんの記事を読んでベイトもロングリーダーシステムに取り組み、今や全てのタックルをPEにしてしまいました。(4本しかないんですけどね。)
私は村上晴彦氏の組み方を参考にしていますが、0.6号〜3号まで編み込みは15回で統一しています。
練習は相当しましたが、現場で組んでもスッポ抜けは無いですよ。
おお、PE仲間嬉しいです(^O^)/
そうですね~、確かに15回くらいでほぼ大丈夫かと思います。
中には10回のみ!というつわものの方もいらっしゃるそうなので、編み込み回数に関しては色々再検証してみたいです!
SCノットもオススメです。工程が少ないので現場で手がかじかんでいても楽ですよ。
逆作用ピンセットがあるとさらに早くキレイに組めます。リールメンテにも便利です。
※自分はシーバスとショアジギからのリターン組です。
コメントありがとうございます、SCノットの方、早速チェックさせて頂きました(^^♪
確かに手早くて良さそうですね。
少し結び目が大きく(長く)なりそうなことが気にかかりましたので、少ない巻き回数でも出来るのか試してみたいと思います!
自分は10年前からギアラボのEZノッターというのを使っています。これはバネでテンションを架けながらノットを組むもので慣れればまずすっぽ抜けはありません。値段はネットで5千円前後です。こいつの面白いとこはメインラインがナイロンでもFGノットが組めることでトラウトの釣堀でピンクの2ポンドナイロンの先にクリアーのナイロン4ポンドをつけたりできるところです。おすすめです。
情報ありがとうございます!
EZノッターは知りませんでした・・・今度探してみたいと思います(^^♪
コメント失礼します。締め付け後のハーフヒッチはどんな感じでしょうか?真っ先にココにほつれが発生してトラブルにつながってる気がしています。僕はリーダーを入れず、peのみ2回ハーフヒッチですが皆様はどんな感じなのでしょうか?
コメントありがとうございます!
これもご質問が多かったので、またあらためて記事にしてみたいと思います(^^♪
いつも楽しく拝見しています。
私の場合は結束箇所にバリバスの『結びにシュ!』スプレーをかけるとすっぽ抜けしなくなりました。編み込みを10回で済ませても大丈夫で、釣り場でノット編む時の時間短縮にもなりました。
ただ、パンチングなど負荷のかかる釣りではなくPE0,8号でスピニングでの釣りの話なので、それが万能とは言えませんが…。
また、スプレーした箇所が少しベタつく感じはあるので好き嫌いは出るとは思います。
いつもありがとうございます!
PEにシュッ!をするとすっぽ抜けしにくくなるというのは意外でしたΣ(゚Д゚)!
ちなみにノットを作り終わった後に吹くのでしょうか???
ややこしいんですが、「PEにシュッ」ではなく「結びにシュッ」という商品なんですよ(^_^;)
使い方はおっしゃる通り、結んだ後にシュッとするだけです。
PEにシュッも使って、結びにシュッも使って、フィッシュフォーミュラも使って、スプレーが増えて困っております笑
失礼しました、「結びにシュッ」でしたか!・・・勘違いしておりました(;^ω^)
これまた気になる製品、早速チェックさせて頂きたいと思います♪