15May
コスパ抜群でファミリーもOKな、3列ディーゼルSUV。
安価にボートを牽引するなら、もはや選択肢はこれしかない!?
釣り車に最適な、最新モデルを徹底比較します!
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ディーゼル3列シートSUV対決
皆さんこんにちは、ディープストリームのKenD(けんでぃ)です。
コスパに優れ、ボートを牽引でき、しかもファミリーカーにもなる“3列ディーゼルSUV”。
全部入りの欲張りな釣り車選びとして、ランドクルーザープラド(トヨタ)対CX-8(マツダ)の対決をラジオでお送りしてきました。
当ブログのテーマは釣りですので、車の話はあくまでサラリとと思っていたのですが・・・。
予想外に反響やご質問が多く寄せられ、文字化のリクエストも何件か頂きました。
というわけで今回は簡単ながら、シリーズのまとめを一気にお送りしたいと思います。
1.タフネス性能(牽引能力)編
・プラドは頑丈なラダーフレーム採用
→ (モデルにもよるが)最大牽引能力約2500kg
(©gazoo.com)
・CX-8は一般的なモノコックフレームだが、CX-5では無く北米CX-9がベースのため割と強い
→ 国内公式発表は750kgだが、海外では2000kgがアナウンスされている
(©carsguide.com ※ラジオ中では3500lb≒1500kgとお話しましたが、その後2000kgの表記を見つけました)
→ ファクトリーウォーレンから、最大3500lbまでの社外ヒッチメンバーが販売されている
・他にもトランスミッション等、プラドの頑丈さは折り紙付き。
・CX-8の耐久性は未知数だが、重いボートを牽引した場合これまで色々な車種が故障して来た
(特に日産系のCVT車は駆動系がやられやすいとの情報アリ)
・参考までに、ボート+トレーラーの重量750kg以下の牽引免許不要艇を14万km牽いた私のフォレスター(SH5ターボ5MT)はまだ一度も壊れていない
▼結論:タフネス性能は プラド>CX-8
※軽い船の場合はCX-8で問題ないと思われるが、中型以上のバスボートならプラドが安心
2.エンジン性能編(パワー・燃費)
・カタログスペックはほぼ同等
・車重の差(?)により、実走のパワー感はCX-8が勝る
・実燃費はCX-8の方が40%程度良い。どちらも高速・長距離走行は得意だが、街中では極端に悪化する
(CX-8の実例:高速17km/l前後、郊外路20km/l前後、牽引13km/l前後、都市部11km/l前後)
・プラドは定期的に尿素水(アドブルー)の補充が必要(1000kmごとに1l程度消費)
・CX-8の方が騒音が少ない
・マツダのディーゼルは特に初期型で多くの故障(ススが詰まる)が発生しており、エンジン交換の例も。
(マイナーチェンジ後はDPFのプログラムが改善されたり色々したらしい。とはいえ短距離走行が多い場合は注意?)
▼結論:エンジン性能は プラド<CX-8
3.走行性能編
・前提としてどちらもFun to Driveな車ではない。重量級SUVとはそういう乗り物と言う理解が必要?
・CX-8はオンロード中心のクロスオーバーSUVで、重厚な高級車と言う趣。
→ 発進時は重さを感じるが、一度走り出してしまえば軽快にすら感じられる動力性能
高速走行時はどの車速域からでもぐいぐい加速していく
→ 750kgクラスのボートを牽引した場合、どんな状況でもトルク不足は感じられない
→ 60km/h以上で抜けるような高速コーナーでの身のこなしは良好
→ 2速以下に落とすようなタイトコーナーが連続するワインディングでは、ロールの大きさが露呈する
→ 静粛性は高く、ロングドライブは非常に快適。180km/hまで設定できる(らしい)自動運転機能も非常に秀逸
→ 2019年10月のマイナーチェンジ後は“オフロードトラクションアシスト”が付き、悪路でのスタックが減少(したらしい)
→ 最低地上高は200mmとかなり高く、意外とオフロード走行もいける
→ 牽引時は車重が軽い分、(船が重いと)安定感が低くなる可能性も
(都会的な見た目によらず、意外と冠水スロープにもじゃぶじゃぶ入っていけたりします。。。)
・プラドはオフロード用のクロカン4WDであり、舗装路の走りは割り切りが必要
→ 車重のせいか、どの車速域でものったりとした重さが感じられる
→ 重心が高いためかロールが激しく、段差やワインディングではゆさゆさと横に揺さぶられる
→ ディーゼルらしい騒音や振動があり、長距離運転時の疲労は少なくない
→ 220mmの最低地上高やデパーチャーアングル等に優れ、河原を横断したりモーグル走行も可能
→ オプションで電動デフロックも用意され、未舗装スロープのスタック等に強い
→ 悪路の走破性は最高だが、舗装路では普通乗用車のドライバビリティに遠く及ばない
→ 牽引時は車重が重い分、船が重くても安定感が高い事が期待できる
(これ実際に見てきましたけど凄かったです。。。必要かどうかは別として)
結論:オンロードの走行性能は プラド<CX-8
オフロードの走行性能は プラド>CX-8※未舗装スロープや林道等で使うならプラドが必要かも。それ以外ならCX-8が遥かにラク
4.室内スペース&ユーティリティ編
・どちらも8ft弱のワンピースロッドを天井に吊るせるほど室内長は長い
・荷室は3列シートをたためばどちらも広いが、たたまないと非常に狭い
・ただしミニバンほどの室内スペースは期待できない
・CX-8のリヤハッチは一般的な跳ね上げ式だが、プラドは横開きなので雨の日に困る
・3列目をたたんだ場合、プラドは幅と高さがあり、奥行きはCX-8の方が長い
→ プラド・幅約1380mm,高さ約900mm,奥行き約1000mm
→ CX-8・幅約1020mm,高さ約780mm,奥行き約1200mm
・両車とも2列目まで倒すとフラットになるが、奥行きはCX-8の方が長い
→ (前席を動かさない場合の長さ)プラド・約1800mm、CX-8・約2000mm
→ 車中泊にはプラドの天井の高さが魅力的だが、長身の場合はCX-8の方が快適かも
※CX-8は6人乗りのキャプテンシート仕様だとフルフラットにならないので注意が必要
・プラドの3列目シートは非常に簡素な緊急時用。CX-8は子供や女性くらいまでなら実用的な広さ
・CX-8のインテリアは素晴らしく上質。目隠しでメルセデスやBMWと言われても私には差が分からない(苦笑)
→ 標準装備のサンシェードや各所のシガーソケット、スマホとの連携機能などユーティリティも秀逸。オプションのBOSEの音質も良い
・プラドの内装はクラシカルな感じで、「昭和の高級車」のテイストが好きな人には魅力的かも
結論:ユーティリティは プラド=CX-8
インテリアの質感は プラド<CX-8※室内の使い勝手は一長一短。人によって意見が分かれるかと。。。
5.装備・コストパフォーマンス編
・車両本体価格はプラドの方が60~70万円程度高い
・20万km走る場合の燃料代はプラドで約170万円、CX-8で約110万円と約60万円の差が出る
→ 軽油100円/l、カタログ燃費通りで試算した場合
・自動車税や重量税、任意保険料、タイヤ&オイル等のランニングコストはプラドの方が高い
・カーナビなど大物のオプションが高く、プラドは最終的な支払価格が高くなるケースが多い
・最初からほとんどの装備が入っているので、CX-8はオプション料金の上乗せが少ない
(例:XDプロアクティブ4WD7人乗り・BOSEオプション有りで最終支払額405万円程度)
・本体価格、ランニングコスト共にCX-8の方が圧倒的に低い
→ ただし、もし途中で予想外の故障が起きたりした場合は全く事情が変わる事も
・しかしプラドはリセールバリューが圧倒的に高いので、3年乗って100万も値落ちしないことも
→ 特に黒、サンルーフ有り、本皮シートが中国市場での人気が高いらしい
・3年毎にプラドの新車に乗り換えるといった裏技を利用すれば、かえってCX-8よりトータルの出費が安くなる可能性も
→ 3年でプラドが壊れる事はまず考えられないので、故障リスクもほぼゼロに出来る
→ しかしリセールバリューが今後も維持されるかは分からないので一種の投資になる
→ このスキームでは最初に新車を一括で購入できる資金力が必要になる
結論:コストパフォーマンスは プラド<CX-8
※ただし、新車3年乗り換えと言うスキームを使えばプラドが逆転する可能性も
6.KenDの結論
・スタックしやすい未舗装スロープやオフロードで使う場合 → プラド
・フルサイズの重いバスボート(2000kg以上)を牽引する場合 → プラド
・家族で3列シートを常用する場合 → CX-8
・小型バスボートまでの軽い船しか牽引しない場合 → CX-8
→ その場合CX-5と言う選択肢もあり
・中型までのバスボートを牽きたいがファミリーカーとしても使うKenDの場合 → CX-8
→ 故障リスクに不安はありますが、妻の意向も大きかったです(汗)。
→ ちなみにプラドは盗難リスクが極めて高いのもマイナスポイントでした。本格的なセキュリティシステムもありますが高い!
結論:オフロード使用や重量ボート牽引ならプラド。それ以外ならCX-8がおすすめ
・・・というわけで、早足にまとめてみましたが膨大な量になってしまいました(汗)。
どうしてそうなるの?と思われた場合は、各リンク先で詳細を聴いてみて下さい。
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