15Jan
浸水による故障報告が、しばしば聞かれるウルトレックス。
バッチリ対策したはずなのに、衝撃の大量浸水!?
判明した意外な盲点を、皆様に注意喚起します。。。
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ウルトレックス、ついに浸水!
皆さんこんにちは、ディープストリームのKenD(けんでぃ)です。
先日、ウルトレックスを導入してからちょうど2年が経ちまして・・・。
定期の点検をしてみたところ、何と大量の浸水を発見してしまいましたΣ(゚Д゚)!!
(焦り過ぎてその時の写真は無し。24Vモデルは浸水し辛いと聞いていたのですが・・・)
色々な方に教えて頂いた防水対策を施し、これまでほとんど浸水する事は無かったのですが・・・。
一度あったような結露レベルではなく、今回はモーターハウジング内から完全にドバドバと水が出てきました(泣)。
というわけで今回は注意喚起として、明らかになった意外な原因をシェアしてみたいと思います。
※ついでにワイヤー切れ対策も参考までに!
Oリング破断!!
さて結論から書きますと、今回の浸水の原因は「Oリングの破断」でした。
エレキのモーターハウジングは2本の長~いボルト(スルーボルト)で止まっており、根元に防水用のスルーボルトシール(写真2番)があるのですが・・・。
このうち1本が切れてしまっており、OリングではなくCリングになってしまっていたのです(滝汗)。
それでは当然浸水してしまうわけですが、一体なぜそんな事になってしまったのか・・・。
私は3か月ごとにエレキを開けてチェックをしており、そのたびにシール類を新品に交換しています。
ですから経年劣化という事は考えられず、まさかそこが原因とは夢にも思っていませんでした。
(ちなみに開けてチェックしたら、パッキンは必ず新品交換した方が良いらしいです)
急いでエレキの修理屋さんに持ち込んだところ、理由はおそらく「ボルトの締め過ぎ」だとのこと。
つまりスルーボルトを強く締めてしまったために、ゴム製のOリングが潰れ過ぎて切れてしまったというわけです。
プロはトルクレンチで適切な締め付けトルクを管理しているのだそうで、そんな落とし穴があったのかと打ちひしがれました・・・。
こまめなチェックも良いですが、素人がやるのはリスクもあると思い知らされた次第です。
浸水しても意外と動く
しかしかなり大量の水が入っていたにも関わらず、正直使っていて何も異常は感じていませんでした。
実はかなり浸水しても平気で動いてしまうらしく、おかしいと気付く頃には手遅れレベルになっている事が多いそうで・・・。
やはりある程度の頻度で、定期点検をする必要性は感じました。
ですから修理の程度としては軽めで、ブラシ周りの部品交換&研磨程度で済みました。
工賃込みで4万円程度かかりましたが、フルに2年間酷使したことを考えれば不幸中の幸いだったかなと思います。
エレキの修理屋さん、手早く作業して下さりありがとうございました!
★交換した部品
・ブラシ(減ってた)
・ブラシハーネス(錆びてた)
・ブラシプレート(錆びてた)
・アーマチュアコアベアリング
・スルーボルトシール
・オイルシール
・Oリング※コミュテータ研磨もしてもらいました
というわけで思わぬ落とし穴のあった、ウルトレックスの浸水問題ですが・・・。
老舗なだけあって部品が国内に広く流通しており、やはり故障時の安心感は大きいなと思いました。
次回はもう一つ問題となった、ステアリングモーターハウジングからの錆び汁についてお伝えしたいと思います。
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コメント
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配管をつなぐ部品で『フランジ』というのがあります。フランジもボルトで締めるのですが、基本的に一気に締めこまずに少しずつ対角に締めて偏りを無くします。締め方が偏ると片方が締まり過ぎてその分対角のボルトの方は浮き気味になり、その隙間から漏れに繋がります。そもそも締めつけボルトが2本しかないのがおかしいんですよww モデルチェンジするなら4本にすべきでしょうね!
なるほど、両方を少しづつ締めればよいのですね!
(確かに車のホイールもそうですもんね)
仰る通りそもそも構造的に大問題で、どう考えても最低3本は要るだろうとツッコミたい気分です(笑)。