23Aug
様々なゲームに広がる、キャスティングでのベイトPE。
しかしポイントを押さえていないと、トラブル多発で釣りにならない?
専用機ナシで楽しめる、使い方のコツ・総集編です。
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“ベイトPE”は使いにくい???
皆さんこんにちは、ディープストリームのKenD(けんでぃ)です。
私はここ数年、バスフィッシングにおいて“ロングリーダーPEシステム”をメインにしています。
ほぼ全タックルPEと言うと、よく「ベイトPEって使いにくくないですか?」と驚かれますので・・・。
今回はトラブルレスなベイトPE運用法について、情報をアップデートしてみたいと思います。
“押し投げ”をしない
ベイトPEを使い始めてまずぶつかる壁は、おそらく「投げ切れ」ではないかと思います。
比重の軽いPEはスプールの慣性が低いので、決してバックラッシュしやすくはないと考えていますが・・・。
あまりにも伸びが少ないため、勢いよくバックラするとラインが切れてルアーが飛んで行ってしまうのです。
これを防ぐ一番有効な方法は、これまでの経験上キャスティングの仕方にあるというのが現時点での結論です。
テイクバックでしっかりとロッドを曲げたら、あとはブランクが曲がり戻る力を利用して優しくフォロースルー。
後半の”伸び”で飛ばすイメージで、あくまでも「引いて投げる」意識が大切だと思います。
(これはPEに限らず、ベイトキャスティングの一般的な基本かと思いますが)
逆にルアーを押し出す際に力を入れて、”ピュッ”とティップを鳴らすような投げ方は良くありません。
こうした「スピニング投げ」をしてしまうと、スプール回転の初速が上がり過ぎてしまうからです。
投げ切れは大抵キャスト直後に起こるのですが、早過ぎる初速にブレーキが追い付かなくなってしまうのです。
(投げ方のコツについては、この動画が分かりやすいかと・・・)
マグネットブレーキがトラブルレス
とはいえなかなかうまく投げられない・・・とお悩みの方もいらっしゃると思います。
そんな方にお勧めなのが、“マグネットブレーキ“式のベイトリールを使う事。
マグは最初から少しブレーキが効いているので、キャスト直後の初速が上がりにくいというわけです。
さらに良いのはPE用に設計されたDCブレーキで、これだと後半の失速感も少なくなると思います。
誤解される方が多いのですが、必ずしもベイトPEはフロロに比べて飛距離が伸びるわけではありません。
それでも遠投したいという場合は、専用機のエクスセンスDC等を使うのがおすすめです。
ちなみに遠心ブレーキは駄目というわけではなく、セッティング次第で快適に使うことも出来ます。
ポイントはメカニカルブレーキを併用する事で、キャスコンゆるゆるの状態はNG。
遠心が効き出す前に、しっかりとイニシャルの制動力をかけておくのが大切だと思います。
糸噛み対策に”浅溝スプール”
次に悩まされる問題が、上糸が下糸に喰い込んでロックしてしまう“糸噛み”現象だと思います。
特に根掛かりを引っ張って外したりした後に起こりやすく、次のキャストで投げ切れしてしまう事に・・・。
そんな悲劇を減らすには、太糸(3号以上)を巻くのが確実な方法だと思います。
ただし細糸を巻きたい場合もあると思いますので、そんな時に活躍するのが“シャロースプール“。
下糸をたくさん巻くから糸噛みが生じてしまうわけで、最低限のライン量に抑えておけば発生を防げます。
ちなみにオードラゴン1.5号をAvailのシャロースプールに75mほど巻いた範囲では、ほとんど糸噛みは起こりませんでした。
なお最強の対処法は専用のナロースプールを使う事で、これなら多少噛み込んでも投げ切れにはなりにくいです。
遠投する関係等でたくさんのラインを巻く必要がある場合は、やはりエクスセンスDCを使うのが良いでしょう。
ただし上に書いたように、浅溝スプールを使って糸巻量を抑えれば専用機でなくともOKだと思います。
“スパイラルガイド”が超快適
それからロッドに目を向けますと、PEラインはコシが無いためガイド絡みが多発してしまいます。
これを軽減するには“スパイラルガイド“が有効で、特にロッドを上に構える場合は効果絶大。
ジグ・テキサス系のロッドは、必ずスパイラルにリセッティングして使うようにしています。
(ガイドの付け替えも、意外とやってみると難しくないですよ!)
ちなみにガイドの径に関しては、あまり小さ過ぎない方が快適だと思います。
最近はマイクロガイドの竿が多いですが、場合によってはリーダーの結び目が引っ掛かってしまう事があります。
特にロングリーダーPEの場合は影響が大きいので、なるべく結び目の小さいノットがおすすめです。
というわけで、ベイトPEを快適に使うためのコツをざっと復習してみました。
最初は面倒かもしれませんが、いったん慣れてしまえば戻れないほど便利なPEセッティング。
必ずしも専用機が必要なわけではありませんので、ぜひ気軽にトライしてみて下さい。
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