アメリカBASSトーナメント参戦を目指すアマチュアバサー、KenD(けんでぃ)の奮戦記をお送りします。。。

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:[D] 究極の(?)ライト・カバーネコリグセッティング

カバー撃ちのゲームチェンジャーと言えば、何と言ってもカバーネコ
近年急速に普及したこのメソッドには、実は2種類のタイプがある!?
ライト・カバーネコリグの究極、“サワムラ式”を研究します。。。

notice : Please select your language and translate by “Google Translator”on the sidebar(or selectbox below).Thank you!

カバーネコには2種類ある?

皆さんこんにちは、ディープストリームのKenD(けんでぃ)です。
さて最近個人的に研究しているのが、“カバーネコリグ”
食わせ能力の高いネコリグを、ややこしいカバーに撃ち込むという戦法です。

(Basserの2018年6月号は必見かと・・・)

しかしだんだんとやり込んでいく中で、どうもカバーネコと呼ばれるものには2種類あるような気がしてきました。
1つはライトカバーに対して、1.3~2.3gくらいの軽いシンカーでアプローチしていくもの。
そしてもう一つはテキサスを使うようなヘビーカバーに、3.5g以上のヘビーシンカーで撃ち込んでいくものの二つです。

色々やってみた上での個人的な感想は、この2者はフックを始めとして全然違うリギングが必要ではないかという事。
特に後者に関しては、オフセットフック等を埋め込むいわゆる「スナッグレスセッティング」が不可欠と感じました。
というわけでライト・カバーネコリグヘビー・カバーネコリグ(スナッグレスネコ)”の2タイプに分けて、カバーネコについて考えてみたいと思います。

 

究極は”サワムラ式”か?

さてそれでは今回は、まずライト・カバーネコリグのセッティングについて書いてみたいと思いますが・・・。
使いどころはチップ系浮きゴミブッシュの枝の先端、あるいは葉っぱのついていないオダや立ち木・倒木など。
早い話が1/16oz前後のシンカーウェイトでも、ちょっと揺すり落せばリグが入っていくようなライトカバーを対象と考えています。

しかしカバー自体はごちゃごちゃとややこしいので、普通のガード付きマス針では根がかりし過ぎて使いづらい・・・。
そんな「リグは入るけど、出てこない」状況にベストなセッティングだと感じたのが、サワムラ式カバーネコリグ
あの沢村幸弘選手が考案した、ガード付きマス針のフックポイントをワーム内に埋め込むという斬新なセッティングです。

(©karil)

ネコリングセッター アップ!

この方式には多くのメリットがありまして、まずは普通のマス針セッティングよりも明らかに根掛かりにくい
特にゴロタや巾着など、厄介な沈み物に対して強いという印象です。
ところがそれでいて、オフセットのスナッグレス方式よりもずっとフッキング率が高いと思います。

それからフックのアイがワームに近いため、抵抗が少なくカバーの突破力が高いという特徴もあります。
さらにフックを刺すポイントが一か所のため、ワームのアクションが殺されにくいというメリットも見逃せないでしょう。

逆に弱点も挙げてみますと、ヘビーシンカーや大型ワーム・高比重素材の場合はワームが千切れやすいと思います。
3.5g以上のウェイトで大型ワーム、あるいはカットテールなど塩の多いワームを使うとすぐにフックポイントが出てしまうのです。
あくまでもライトカバーで、軽いシンカーにスワンプなど身持ちの良いワームを使うのにベストなセッティングではないでしょうか。

 

タックルセッティング

最後に具体的なタックルセッティングですが、まずシンカーはトリガーネイルシンカー(カンジインターナショナル)がお勧めです。
横に飛び出たワイヤーがかなり強烈に効きますので、かなりのカバーで使ってもまず滅多に抜けません
またシンカーの頭を少しワームの外に出しておくと、低重心になってカバーの突破力が上がります。

ちなみにカバーネコ専用で用意するなら、ジーニアスのスクリューネイルシンカーも優秀だと思います。
ただしこちらは、シンカーを全てワーム内に埋め込むことが出来ないことに注意が必要です。
私はシンカーの接触音を出したくない時にシンカーを埋め込むことがあるため、どちらにも使えるトリガーネイルを愛用しています。

それから最近気に入って使っているフックが、リューギのヘビーガードタリズマンです。
金属ワイヤー製のガードはトップクラスに強力で、耐久性も高いので何匹か釣っても平気。
またフックの線径も太めで、今のところ一度も折れたりしていません。

(スワンプには主に#3#2を使用)

タックルはカバーの濃さや魚の大きさに応じて、いわゆるベイトフィネスからライトめのカバー用ロッドが向いていると思います。
私は次回書くヘビーカバーネコ用と兼ねているため、少し強めのフルレンジC67MH/SLを使っています。

またラインはメインにピットブルG5の#1.2号を30m、リーダーに10~16lb程度のフロロを5~10mほどとっています。
これを16アルデバランBFSに巻けば、軽くても十分にキャストできると感じています。
ちなみにメインはオードラゴンでも良いのですが、1.2号はピットブルの方が強度が高いのでこの用途では気に入っています。

というわけで、これまで試してきた範囲でベストと思われるライトカバーネコリグを紹介してみました。
これは本当に根がかりづらい上にフッキングも良く、さすが沢村プロと唸らされた次第・・・。
一見変わったセッティングかもしれませんが、ぜひ試してみて欲しいと思います。

(ちなみに内径4mmのシリコンチューブを細く切って使っています)

ネコリグ用のシリコンチューブは点滴用の物を切って使うと凄く割安です

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