25Apr
多様な状況に対応する、巻き物界の万能選手“スピナーベイト”。
豊富過ぎるバリエーションの中から、どんな基準で選べば良いのか?
ブレードタイプ別の使い分けと、お勧めモデルを紹介します!
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ブレード別お勧めスピナーベイト
皆さんこんにちは、ディープストリームのKenD(けんでぃ)です。
さて前回は質問にお応えして、クランクとスピナーベイトの一般的な使い分けを書いてみましたが・・・。
今回は具体的に、ブレードタイプ別のお勧めスピナーベイトを紹介してみたいと思います。
(ブレードの基本知識については、まずこちらの記事をご覧ください!)
全ての基本は”タンデムウィロー”
さてまず一番の基本となるタイプが、コロラドとウィローリーフの2つのブレードが組み合わされた“タンデムウィロー”タイプ。
両者の特徴を兼ね備えたオールラウンドタイプで、サーチベイトとして最適。
あの大森貴洋選手も、ほとんどこのタイプばかり使っている・・・というお話です。
そしてこのタイプで一番気に入っているのが、BOOYAH(ブーヤー)のベーシックモデル。
後発メーカーらしい隙の無い仕上がりで、フラッシングもバイブレーションもスピナーベイトとして「普通に強い」設定になっていると思います。
国産のイメージで言うとクリスタルSが近いかなと言う感じで、濁りの入ったシャローをスピーディに巻き通すのがお勧めです。
ちなみにウェイトの基準は1/2ozで、ゆっくり巻きたい時やカバーが濃い時は3/8ozを使っています。
スモールスピナベの傑作”ハイピッチャー”
しかし上記のような標準的なスピナーベイトは、日本の多くのフィールドでは強過ぎる事も少なくないでしょう。
ビッグバスだけでなく30cmクラスのバイトも獲りたい!というなら、やはり小型モデルが有効になります。
そしてコンパクト・スピナーベイトの傑作と言えば、何と言っても“ハイピッチャー(O.S.P.)”ではないでしょうか。
小型の割にブレードパワーがあり、フックが少し小さめなことを除けば弱点が思い当たりません。
正直これのタンデムウィローの3/8ozと1/2ozがあれば、日本のほとんどのフィールド状況をカバーできてしまう気さえします。
ドチャ濁りのシャローを攻める”ダブルコロラド”
次に2つのコロラドブレードを装備し、強烈な波動でドロ濁りに強い“ダブルコロラド”タイプ。
抵抗が大きく非常にゆっくり巻けるため、個人的には春のどシャローで重宝するモデルです。
水路から暖かい濁り水が入ってきているアシ原などでは、まずファーストチョイスで使っています。
そしてこれもお勧めはBOOYAH(ブーヤー)の、“Tux N Tails“シリーズ。
もちろんノリーズのシャローロールとかも良いのですが、ブーヤーはワイヤーが太くて丈夫なのが気に入っています。
ビッグバスを抜きあげても耐えてくれますし、個人的にはこの方がヘッドにバイブレーションが伝わりやすいような気がしています。
ちなみにゆっくり巻くので基本は3/8ozですが、強風時などは1/2ozもあると便利だと思います。
(後述するシングルコロラドとの使い分けは、この“浮き上がりやすい”という点かなと)
クリアウォーターの帝王”Bカスタム”
逆にクリアウォーターを釣る時に、絶対持っておきたい名作が“Bカスタム(デプス)”のダブルウィロー。
これについてはもう何度となく語ってきましたが、波動の弱いナチュラルなスピナーベイトとしては無二の存在だと思います。
琵琶湖南湖のオフショアグラスを釣るなら、5/8ozと3/4ozがばっちりハマることでしょう。
晩秋のスローロールの季節には、3/4ozを基準に1ozも持っておくと良いと思います。
意外な使い方としては、クリアシャローのバンク撃ちにも有効だという点です。
タイプはこちらもダブルウィローで、1/2ozを早めに巻くのが個人的なフェイバリット。
特に陽射しのあるタイミングでは、スモークのブレードカラーが劇的に効く事があります。
シングルコロラドを”巻き落とす”
最後に紹介したいのは、日本ではちょっとマイナー(?)かもしれないシングルコロラド。
私自身もシャロー道のHidekiさんに教わってから使い始めたのですが、バンクの傾斜に沿って“巻き落とす“のに超・便利。
ブレードが一枚なので浮き上がりにくく、しかもスローでもしっかり回るのでバイブレーションが感じ取りやすいのです。
(©シャロー道 カッコ良い言い方で言うと、“カーブスローロール”とでも言うのでしょうか・・・)
ブーヤ・シングルコロラドブレード・スピナーベイトでリップラップを攻略!
そしてシングルコロラドについては、ジェイソン・クリスティのカスタムモデル“COVERT(カバート)シリーズ(BOOYAH)がお勧めです。
ヒルデブランドのブレードが装備された上、真っすぐ泳ぐよう左右非対称に設計されたヘッドなど工夫が盛りだくさん。
そして何より豊富なウェイトとブレードサイズのバリエーションは、他の追随を許さないラインナップとなっています。
個人的には#4.5~#5番ブレードと3/8&1/2ozの組み合わせしか使ったことがありませんが、クリスティ得意の#6ビッグブレードと1ozヘッドの組み合わせ等にも今後トライしてみたいです。
※ただしクリスティ選手も、基本は1/2ozのシングルコロラド(ゴールドブレード)だと言ってます。
Q&A with Jason Christie about spinnerbaits
スピナーベイトは巻き物の万能選手
というわけで、タイプ別のお勧めスピナーベイトを紹介してきました。
最後に、使い分けの一覧を下にまとめてみたいと思います。
●基本・・・タンデムウィロー(BOOYAH)1/2oz,3/8oz
→ スピーディなサーチベイトとして●小型・・・ハイピッチャー(OSP)タンデムウィロー3/8,1/2oz
→ 30cmクラスを弾きたくない時●マッディシャロー・・・Tux N Tailsダブルコロラド(BOOYAH)
→ 強い濁りのシャローをゆっくり巻きたい時●クリアディープ・・・Bカスタム(DEPS)ダブルウィロー1/2~1oz
→ 透明度が高い場所や、ミドル~ディープレンジを狙う時●レンジコントロール・・・COVERTシングルコロラド(BOOYAH)3/8~1/2oz
→ ブレイクをダウンヒルで使ったり深めをスローロールする時
唯一シングルウィローだけは最近使っていませんが、遠投できるのでオカッパリ時代はPDLスーパー1/2スピンのシングルウィローを愛用していました。
ともあれウェイトやブレードの使い分けで、様々な状況に対応できる巻き物のオールラウンダーだと思います。
もし一種類だけルアーを選ぶならスピナーベイト!というアングラーも多いくらいですので、ぜひ使いこなして頂ければ幸いです。
※ちなみにタックルセレクトについてはコチラ↓
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